映画のあと外へ出てすぐ「救いがないね」と爽やかな声の男が言い、短い返事は聞こえなかった。目の端を通り過ぎたイメージでは30代あたりのきれいな男女だった。その一言をネガティブのみと私が捉えなかったのは、象徴的な勾玉と円のマーク、そういう映画だと。
佐藤二朗から学び取ったか山田孝之のどもりの見事さ(ただし私には全編中の彼の科白は4分の1しか聞き取れていないと思う)など、見ながら雑念がとまらない。ATGちらり。生は性と死ではははははははh。昔、私の出身地をロケ地にした映画が救いがない系で住民的には微妙なものを覚えたことを、エンドクレジットに並ぶロケーションオフィスで思い出す。「島」が旅情を誘わないのは映画が人間以外にあまり思いを逸らさせないからか。監督が舞台挨拶で「嫌いな人もいると思うけど」と言ったという記事を見た気がしてさっき検索したけれど出てこなかった。
役者たちの芝居があった。
検索していたら、絶賛のコメントチラシが。あんまり読みたくない。私は絶賛する感受性はない。でも見られてよかった。
ブログカテゴリーにいまさら映画もなー。アメイジング・グレイスは音楽の中で。。。