大きな字で書くこと という字数の少ない本の 字面を追い終えた。
ラスト近くで紹介される鶴見俊輔 もうろく帖は市の図書館にない。
ひろい人とちいさい者の 生物としての死は同じとしても老いはか
なり違いそうな気がする にせよなんにせよすべからく人それぞれ。
考えようとすれば遥かに拡げられるらしい加藤典洋さん の言葉を、
思考が覚束ない者が引く のは笑えるが、最近のブログタイトルに
水色をいれているので、いや 水たまりが水色の空を反射するとか
いうんぢゃなくてただ、その 水という字だけで選んでコピーする。
もうものごとを、手で抱えられる、また、足でひょいと跳び越すことのできる、「水たまりの大きさで」考える態度を身につけたい、と思った。
昨年70歳で亡くなったという。正直な話、私は、著名らしいこのひとの名前の読み方すら知らない。逆に言えば、考えているひとがこの国には大勢いるらしいのに、こんなことになっているのはどういうことかとまた逆にわけがわからない訳なのだった。