2008年1月9日、新年早々にビッグな俳優の来日記者会見が六本木の「グランドハイアット」であった。
その人は、あの人です。「スウィーニー・トッド」で来日したジョニー・デップです。監督のティム・バートン、製作者のリチャード・D・ザナックと一緒でした。
実を言うと、「スウィーニー・トッド」作品そのものは、あんまり好きじゃないんです。これはマリリンの感想ですから、これから見る方は無視して、是非ご覧になってくださいね。見てこそ映画、感想は十人十色です。
とはいいつつ、何よりもジョニー・デップは見たい。矛盾していますが、彼は本当に花のあるスターです。どんな役にも挑戦し、どんな役も見事にこなしますね。ブラッド・ピッド、レオナルド・ディカプリオ、ジュード・ロウのようなビッグスターがどうがんばっても、淘汰できない、胸にジーンとくる「負の魅力」が一杯あるんですよね。
これは、一言で言ったら、「男の哀愁」でしょうか?「チャーリーとチョコレート工場」でジョニーを見てから、何年たつのかしら。あの時の記者会見から、ほぼ2年かな。今回のジョニー・デップはあの時のギラギラとしたダイヤモンドの輝きから、いぶし銀のような渋さを放っていました。渋い男の色気がムンムンでした。
本来、俳優はいぶし銀からギラギラのダイヤモンドに化身していくのがスターなのに…。ジョニーはその反対でした。ますます渋みが増して、シャイで寡黙なのに、喋れば、ウィットに富んでいて。時代に逆行するジョニーの魅力に、世界の女性ファンは夢中になるんでしょうね。年をとるにつれて、益々少年のように純になっていく。
ま、私もそんなジョニーの魅力に獲りつかれた一人かもしれません。
「自分を動物の肉に例えたら、何の肉?」という妙な質問にも「僕は蛙の肉、それも、から揚げにした蛙の肉」と答えてくれました。大爆笑です。
ま 、新年早々から、世界中の女性に愛されるイケメンを拝むことができて、映画ライターやっていて本当に良かったと思いました。やっぱ、ジョニデプはかっちょいい。満足でした。
ところで、この会見に登壇してくれたティム・バートンの情報はたくさんありますが、マリリンは製作者のリチャード・D・ザナックにも、特に興味がありました。
リチャード・D・ザナックは製作者としては有能な人物ですが、そのお父様のダリル・フランシス・ザナックはもっと凄い人だったんです。20世紀フォックスの
副代表までやった生粋の映画人で、アメリカの映画界では彼を知らない人はいないんです。
往年の映画ファンなら誰もが知っていることですが、「わが谷は緑なりき」「紳士協定」「イヴの総て」の3本でアカデミー作品賞を受賞しているんです。この中で「イヴの総て」は私の大好きな作品で、ベティ・デイヴィスが主演しています。何よりもあのマリリン・モンローのメジャーデビュー作でもあります。監督はジョーゼフ・L・マンキーウィッツ。この傑作を製作したのが、ダリル・フランシス・ザナックでした。
1976年、エリア・カザン監督の「ラスト・タイクーン」はこのダリル・フランシス・ザナックの生涯を描いています。ザナック役はロバート・デ・ニーロでした。この映画も良かったなぁ。エリア・カザン。懐かしい監督ですね。「エデンの東」。ジェームス・ディーンですね。夭折したあの最高に綺麗な男優を発掘したのがエリア・カザンですね。
その血がご子息のリチャード・D・ザナックも流れているのも事実です。凄い人です。ジョニー、ティムの話も聞くことができたのですが、ちょっとおじいちゃまになったザナックの話を聞くことができたのも収穫でした。感激でした!
その後、新年の一発目の試写、「地上5センチの恋心」(フランス・ベルギー映画)を見ました。これは大人の男女の恋のメルヘン。とても心が暖まりました。
次は、なんと、角川映画の「カンフーくん」。あまりにもアンバランスなチョイスですが、カンフー映画が好きな私はなんとしても見たかったのです。
主役の7歳のチャン・チャワン君はマルコメ君みたいな、くりくり頭で可愛くて、スリスリしたくなりました。泉ピン子もカンフーに挑戦。楽しい映画でした。しかし、横溢する試写状の中から、「カンフーくん」をなぜ選んだのか、未だに自分自身が理解できないのです。
というわけで、2008年は、ジョニー・デップ、大人の恋愛メルヘン、くりくり頭のカンフーくんでスタートしました。
今年は昨年以上にたくさんの試写を見たいと思っております。拙いブログですが、マリリンの映画感想をご参考にしていただけたら、うれしいです。
今年もよろしくお願いいたします!
その人は、あの人です。「スウィーニー・トッド」で来日したジョニー・デップです。監督のティム・バートン、製作者のリチャード・D・ザナックと一緒でした。
実を言うと、「スウィーニー・トッド」作品そのものは、あんまり好きじゃないんです。これはマリリンの感想ですから、これから見る方は無視して、是非ご覧になってくださいね。見てこそ映画、感想は十人十色です。
とはいいつつ、何よりもジョニー・デップは見たい。矛盾していますが、彼は本当に花のあるスターです。どんな役にも挑戦し、どんな役も見事にこなしますね。ブラッド・ピッド、レオナルド・ディカプリオ、ジュード・ロウのようなビッグスターがどうがんばっても、淘汰できない、胸にジーンとくる「負の魅力」が一杯あるんですよね。
これは、一言で言ったら、「男の哀愁」でしょうか?「チャーリーとチョコレート工場」でジョニーを見てから、何年たつのかしら。あの時の記者会見から、ほぼ2年かな。今回のジョニー・デップはあの時のギラギラとしたダイヤモンドの輝きから、いぶし銀のような渋さを放っていました。渋い男の色気がムンムンでした。
本来、俳優はいぶし銀からギラギラのダイヤモンドに化身していくのがスターなのに…。ジョニーはその反対でした。ますます渋みが増して、シャイで寡黙なのに、喋れば、ウィットに富んでいて。時代に逆行するジョニーの魅力に、世界の女性ファンは夢中になるんでしょうね。年をとるにつれて、益々少年のように純になっていく。
ま、私もそんなジョニーの魅力に獲りつかれた一人かもしれません。
「自分を動物の肉に例えたら、何の肉?」という妙な質問にも「僕は蛙の肉、それも、から揚げにした蛙の肉」と答えてくれました。大爆笑です。
ま 、新年早々から、世界中の女性に愛されるイケメンを拝むことができて、映画ライターやっていて本当に良かったと思いました。やっぱ、ジョニデプはかっちょいい。満足でした。
ところで、この会見に登壇してくれたティム・バートンの情報はたくさんありますが、マリリンは製作者のリチャード・D・ザナックにも、特に興味がありました。
リチャード・D・ザナックは製作者としては有能な人物ですが、そのお父様のダリル・フランシス・ザナックはもっと凄い人だったんです。20世紀フォックスの
副代表までやった生粋の映画人で、アメリカの映画界では彼を知らない人はいないんです。
往年の映画ファンなら誰もが知っていることですが、「わが谷は緑なりき」「紳士協定」「イヴの総て」の3本でアカデミー作品賞を受賞しているんです。この中で「イヴの総て」は私の大好きな作品で、ベティ・デイヴィスが主演しています。何よりもあのマリリン・モンローのメジャーデビュー作でもあります。監督はジョーゼフ・L・マンキーウィッツ。この傑作を製作したのが、ダリル・フランシス・ザナックでした。
1976年、エリア・カザン監督の「ラスト・タイクーン」はこのダリル・フランシス・ザナックの生涯を描いています。ザナック役はロバート・デ・ニーロでした。この映画も良かったなぁ。エリア・カザン。懐かしい監督ですね。「エデンの東」。ジェームス・ディーンですね。夭折したあの最高に綺麗な男優を発掘したのがエリア・カザンですね。
その血がご子息のリチャード・D・ザナックも流れているのも事実です。凄い人です。ジョニー、ティムの話も聞くことができたのですが、ちょっとおじいちゃまになったザナックの話を聞くことができたのも収穫でした。感激でした!
その後、新年の一発目の試写、「地上5センチの恋心」(フランス・ベルギー映画)を見ました。これは大人の男女の恋のメルヘン。とても心が暖まりました。
次は、なんと、角川映画の「カンフーくん」。あまりにもアンバランスなチョイスですが、カンフー映画が好きな私はなんとしても見たかったのです。
主役の7歳のチャン・チャワン君はマルコメ君みたいな、くりくり頭で可愛くて、スリスリしたくなりました。泉ピン子もカンフーに挑戦。楽しい映画でした。しかし、横溢する試写状の中から、「カンフーくん」をなぜ選んだのか、未だに自分自身が理解できないのです。
というわけで、2008年は、ジョニー・デップ、大人の恋愛メルヘン、くりくり頭のカンフーくんでスタートしました。
今年は昨年以上にたくさんの試写を見たいと思っております。拙いブログですが、マリリンの映画感想をご参考にしていただけたら、うれしいです。
今年もよろしくお願いいたします!