マリリンの映画日記

エッセイスト瀧澤陽子の映画ブログです!新作映画からオールドムービーまで幅広く綴っております。

マルタのやさしい刺繍

2008年09月07日 | 映画
「夢は見るもの、見せるもの」を座右の銘にしている私に、それを確信させる作品がスイスからやって来た。

『マルタのやさしい刺繍』である。

 夫に先立たれ、生きる希望を失っていた80歳になるマルタは、閉鎖的なスイスの田舎町の因習と闘いながら、親友たちと一緒に念願のランジェリーショップを開店させてしまった。

 スイスの古風な村に、封印されていた女性たちの個性が爆発する。そんな内容のコラムを「GRACE」10月号の映画欄に書きました。

 物語が淡々と優しく流れ、見終えた後に必ず心の隙間を埋めてくれる暖かい映画です。お金やCGを駆使しなくても、いい作品は出来る!!!この作品は全世界の女性たちに感動を与えること間違いなし!です。どうか、ご覧ください。

 また、「今月のご招待」では、北野武監督の新作『アキレスと亀』を扱っております。主演している北野武さんと樋口可南子さんのインタビュー記事の執筆をなさったフリー編集者兼ライターの清水千佳子さんの奥行きのある取材と優しい視点で描かれた文章も圧巻です!

 合わせてお楽しみいただけると幸いです!


マルタのやさしい刺繍公式サイト

監督: ベティナ・オベルリ
出演: シュテファニー・グラーザー
   ハイジ・マリア・グリョスナー
   アンネマリー・デュリンガー
   モニカ・グブザー

10月シネスィッチ銀座ほか、全国順次ロードーショー