前回からの続き
千利休書状
十六日付、古田織部宛。内容は焼茶碗を娘婿の紹二に持たせ織部に贈る際に添えた手紙。
「焼茶碗」はおそらく利休が長次郎に作らせた樂茶碗の事だろう。
津田宗及書状
極月七日付、中坊法印宛。秀吉、足利義昭との茶の湯の交流に関する内容。
本阿弥光悦書状
正十四日付、加藤明成宛。制作した茶碗を明成の父・嘉明に進上すると述べている。
古田織部書状
二月廿九日付。宰相様宛。「宰相様」よりの手紙の返信。「宰相様」は織部の茶の湯の弟子である毛利秀元であろう。文中には「安国寺」の名もあり恵瓊、「中納言様」も出てくるがこちらは毛利輝元か。
金森宗和書状
十四日付、宇治の茶師・上林氏に例年通り新茶進上を依頼している。
片桐石州書状
十一月二日付、茶杓と短冊を贈った際に添えた手紙。
真草千字文 近衛家煕筆
今回は茶人たちの手紙を中心に。
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