東京は早稲田
センチュリーミュージアム
中世の文化圏
期間:4月8日(月)~6月29日(土)
紹巴切(『後撰集』)藤原定家筆
定家自筆の『後撰和歌集』第二十巻頭の断簡。紹巴切の名は連歌師・里村紹巴が所持していた事にちなむ。
紹巴添状によれば近衛稙家・三条西公枝の極が附属していたといい、越後の樋口実頼に譲与すると記されている。樋口(大国)実頼は直江兼続の弟で、里村紹巴の連歌会に度々同席しており、その関係でこの断簡を譲られたのだろう。
宗祇書状
十一月九日付、進藤長泰宛。内容は前関白・近衛尚通より古今和歌集の奥義を聴聞すべく訪問をうながしたが、宗祇は忙しくまた腰痛のため行けないと詫びている。
進藤長泰は近衛家の諸大夫(家司)を務めていた人物。
三社託宣 山崎宗鑑筆
くねるような筆跡に特徴のある宗鑑流の書で、石清水八幡宮・伊勢神宮・春日大社の神託を書いたもので、礼拝用に床の間に掛けられた。
山崎宗鑑は戦国時代の連歌師・俳諧師。九代将軍・足利義尚に仕えていたが、その死後出家した。
その他にも一休宗純自画賛に雪舟山水画、短冊では連歌師宗長、足利義満・義教・義政など豊富でした。
最近の「探訪」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事