大阪城天守閣
大坂の陣400年記念特別展 浪人たちの大坂の陣
期間:10月11日(土)~平成26年11月24日(月)
鵜図 宮本武蔵筆
鋭い眼光、長いくちばしを開け鳴く姿。剣豪武蔵の気合を感じさせる画。
展示資料「大坂御陣御人数付覚」によると武蔵は大坂夏の陣では徳川方の水野勝成に属して参戦。騎馬武者のひとりに名を列ねている。
伊達政宗自筆書状
慶長6年(1601)4月18日付。
今井宗薫宛であるが内容から徳川家康が見ることを前提としている。披露状の一種。
当時の宗薫は家康の側近的立場であり、家康との関係上から政宗も宗薫を頼みにしていた。
内容は非常に予知的で「今回(関ヶ原合戦)家康様に逆らった牢人たちが謀反を起こすかもしれないので、秀頼様を伏見か江戸(の家康の許)に置く方がいいでしょう。今後世の中が乱れるとすれば大坂城に入って謀反を起こすしかありえない」と記している。関ヶ原の戦いの7ヵ月後であり大坂の陣の10年以上も前に、これだけ的確に予言しているのは見事といえる。
塙団右衛門所用 十文字槍 銘 家真
片枝がやや短い十文字形の槍。団右衛門が大坂冬の陣の前に立ち寄った和泉国長滝村の郷士の家に伝来した。
今回は大坂の陣400年の特別展でかなり期待していたのですが、ちょっとインパクトに欠ける印象。
来年も大坂の陣400年(夏の陣)ですので、今回以上の展覧会を期待します。
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