京都
相国寺承天閣美術館
茶の湯-禅と数寄 Ⅰ期
期間:10月5日(土)~12月22日(日)
緑釉四足壺
箱書に「高麗行器丸水指」とあるが実際は平安時代に猿投窯で焼成されたもの。
織田有楽が所持し、相国寺94世の昕叔顕晫に贈られた。
尺八花入 金森宗和作
さび竹を用いた竹花入で節が2つある。
金森宗和が鳳林承章に宛てた手紙が添い、「預かった3本のうち2本で作った花入を進上し、竹1本をお返しします。」とあり追而書には「花入れの良し悪しは竹次第ですよ」と笑っている。
竹掛花入 銘 早舩・昔男 千利休作
平たい竹の花入で節が3つあり、雪割れが中央にある。
銘は「昔男」であったが松永耳庵が「早舩」と追銘を付けた。
柳鷺図 楚石梵琦賛 黙庵霊渕筆
黙庵霊渕が描いた五位鷺に、師の楚石梵琦が「水清魚見」と賛を記す。
越前松平家が所持し、遠州好みの表装をした後に伊達政宗から近衛家へ贈られた。
享保12年(1727)5月に近衞家熈が茶会で使用している。
この他にも牧谿の「柿栗図」宗旦の「柳に燕図」、茶碗では光悦の「加賀」長次郎の「喝食」など拝見出来ました。
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