静嘉堂文庫美術館
超・日本刀入門 revive ―鎌倉時代の名刀に学ぶ
期間:6月22日(土)~8月25日(日)
短刀 銘 安吉(名物 日置安吉)
『享保名物帳』所載。備前岡山城主・池田光政の家老、日置豊前守忠俊が所持した事から「日置安吉」の名がある。
後に加賀藩2代藩主・前田利常が所持した。
太刀 銘 安綱
上総飯野藩主保科家伝来。
太刀 銘 高綱(号 滝川高綱)
附 朱塗鞘打刀拵
滝川一益が主君・織田信長より拝領したと伝える。付帯の「朱塗鞘打刀拵」は桃山期の製作で、華麗な桃山の時代層を反映した名拵である。
太刀 銘 守利 (金象嵌)本多平八郎忠為所持之
本多忠為(後に忠刻)は本多忠勝の孫で、德川家康の孫・千姫を正室に迎えている。
忠為は刀剣コレクターであったのか金象嵌で所持銘が切られた刀剣が数点現存している。
刀 大磨上げ無銘(号 後家兼光)
附 芦雁蒔絵鞘打刀拵
太閤秀吉の遺物として直江兼続が拝領した。その兼続の没後、後家となった正室・お船の方より主家の上杉家に献上された事から「後家兼光」と呼ばれた。
明治期に上杉家から山内家に贈られている。
刀 大磨上げ無銘(号 渋江行光)
久保田藩・佐竹家の重臣・渋江政光が徳川家康より拝領した。
太刀 銘 了戒作
附 桐葵紋蒔絵鞘糸巻太刀拵
徳川家光の弟、駿河大納言忠長所持と伝わる。
鉄錆地十二間小星兜 勝虫前立・面頬付
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