長浜城歴史博物館 企画展「石田三成と西軍の関ケ原合戦」
7月から12月にかけて6つのテーマに分けて行われる企画展示。前回第二弾の「石田三成と安国寺恵瓊・小西行長」を紹介しましたが、今回は第四弾「石田三成の刀剣と甲冑」第五弾「真田家と関ケ原合戦」です。
「石田三成の刀剣と甲冑」
石田三成所用 紅糸素掛威伊予札二枚胴具足
現行品をみるとやや地味に感じる。脇立が現在はなく角元のみなことも残念。
紀州浅野家家臣宇治田家に伝わったものだそうで、その初代が浅野幸長より与えられたものだそう。
刀 石田切込正宗
三成の愛刀。前田利家死後の七将襲撃事件から逃れた三成だったが徳川家康に佐和山城への隠居を命じられ、その護衛を行った結城秀康にお礼としてこの刀を贈ったそうです。
脇差 石田貞宗
関ヶ原の敗戦後潜伏していた三成だったが田中吉政に捕縛されてしまう。この脇差はその吉政に形見として与えたとされている。つまりこの脇差は三成が最後まで肌身離さず持っていた事になる。
「真田家と関ケ原合戦」
真田昌幸所用 昇梯子皺韋包二枚胴具足
胴に四段梯子が描かれており「昇梯子の具足」と呼ばれている。明和八年に一度焼失しているが、文政八年に修復されている。元は朱漆塗だったとか。9・2キロと軽量な具足だそうで肖像画でみる昌幸は小柄そうなのであまり重いと大変だったのだろうか。
2006年の大阪城天守閣の特別展以来久々に拝見することができました。
さてこの企画展示は第六弾まであります。最後のものを見に行くかどうか現在決めてませんが、できれば一斉に展示してくれていれば良かったのにと思えてしまいます。
最近の「探訪」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事