樂美術館
樂歴代 用の美 −作陶の広がり−
期間:3月14日(土) 〜 9月6日(日)
黒樂茶碗 銘 勾当 長次郎作
千宗旦より寿軒なる人物に贈られた。
「勾当」蓋裏 千宗旦筆
「勾當寿軒公進之 咄々 旦(花押)」とあり
向獅子香炉 長次郎作
箱書きに「利休所持」とあることから長次郎作と推定されている。確かに宗慶・常慶の獅子香炉に比べて原始的に思える。
仙台伊達家伝来。
織部釉樂茶碗 銘 光陰 道入作
織部焼写。ノンコウの研究心の表れた作品。
北村美術館で同じ様式の茶碗を拝見した事がありますが、現在5椀が確認されているそうです。
「光陰」蓋
金森宗和・鷹司輔信書付
ノンコウと宗和は同時代の人物だが、接点が見当たらない。宗和と言えばやはり御室焼・仁清な訳で、楽焼を使っている様子は見られない。
赤樂兎香合 道入作
私はノンコウの才能に微塵も疑問を持ったことがないのですが、この顔を見るとちょっぴりその自信が揺らぎますw
蓮下絵百人一首和歌巻断簡 本阿弥光悦筆
もとは巻物であったが関東大震災で被災し、残ったものものは断簡として各所に残されている。
こちらは後鳥羽院の歌の部分。
今回は茶碗以外の焼物、水指・花入・懐石道具とかなり多種多彩な展示。その中でもノンコウの人面兎がインパクト大でしたw
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