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1811 ⑦可部屋集成館 大名茶人・松平不昧が名付けた名勝 櫻井家庭園”岩浪”

JR木次線でやって来たのは
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出雲三成駅
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さらにバスで移動して目的地へ
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可部屋集成館
「可部屋集成館は隣接する櫻井家に江戸期から伝わる美術工芸品、歴史資料を展示した歴史資料館です。櫻井家は松江松平藩の鉄師頭取を勤め、そこで使われていた“たたら製鉄”の道具や有形民俗資料、藩主お成りの際に使用された掛け軸、床飾り等の調度品などがあります。」(公式より)
そして更には
「櫻井家は島根県奥出雲町にある戦国の武将塙団右衛門の末裔家です。大坂夏の陣で始祖討死の後、嫡男直胤は母方の姓「櫻井」を名乗り広島の福島正則に仕えましたが、同家改易の時広島の郊外「可部郷」に住み鉄山業を営みました。」(公式より)
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大名茶人・松平不昧が名付けた名勝 櫻井家庭園”岩浪”
期間:3月20日(火)~12月7日(金)
kabeya
塙団右衛門直之所用 具足
兜は変わり兜、胴は現在鉄錆地で紺糸威。ちなみにもう一頭団右衛門所用の兜がありこちらも変わり兜(帽子形)。
塙団右衛門直之は大坂の陣で豊臣方として奮戦した武将。功名心が強かったようで何度も独断で動いた為、関ケ原の戦いでは主君・加藤嘉明の勘気を蒙り主家を出たり、大坂夏の陣の緒戦・樫井の戦いではとうとう討ち死にを遂げている。
竹茶杓 銘 時雨 松平不昧作
直腰で櫂先丸形の茶杓、筒には「時雨 紅のちしほの~」と和歌を書き付けて下部に宗納(不昧の別号)を記している。
「若松」扇面 伊川院画
扇面に松を描き、不昧が賛を書したもので、正月にふさわしい作品となっている。
伊川院こと狩野栄信は木挽町家狩野派8代目の絵師。不昧との親交は厚く、伊川院が画を不昧が賛と合作も多く、また工芸品の意匠も手掛けている。

他にも井戸脇茶碗・古萩塩筒茶碗・有沢明々庵(松江藩家老)作の竹花入・酒井抱一筆「日月の図」など拝見出来ました。
塙団右衛門の甲冑は以前から拝見したかったもので、ようやく見れたと感慨深かったです。

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