大西清右衛門美術館
秋季企画展 「京釜の粋 -三条釜座、釜師の技と名品-」
期間:9月4日(火)~12月24日(祝・月)
「かつて京都・三条釜座(かまんざ)には、今日にも名をのこす錚々たる釜師が軒を連ね、時の茶人に添う茶の湯釜の制作に切磋琢磨していました。 その技と伝統を受け継ぐ大西家には数々の名品が伝わり、中世釜座の歴史を紐解く貴重な資料として、あるいは釜づくりの手本として大切に収蔵され、現代に活かされています。秋季企画展では、釜座で活躍した釜師の技と名品をご覧いただきます。」(公式より)
蓬莱山釜 西村道仁作
三つの峰をもつ蓬莱山を模したユニークな釜。
西村道仁は京釜を代表する釜師。織田信長より天下一の称号を与えられたとされ、武野紹鴎の釜師であったとも伝わります。
大阿弥陀堂釜/辻与次郎作
有馬の禅寺の名から付けられた釜のひとつ。
辻与次郎は西村道仁に師事し利休の釜師であった事が有名。豊臣秀吉から天下一の称号を与えられたとされます。
織部筋釜 大西浄清作
胴廻りに2本の筋がありこれを「織部筋」と云うそうです。
大西浄清は現在も続く京釜師の大西家2代目。その釜は織部や遠州に好まれたとされ、幕府御用釜師にまでなった。
唐銅琉球風炉
北向道陳が所持した琉球風炉。琉球風炉の琉球とは沖縄の旧名のそれとは関係なく、北向道陳の庵号「立休」がなまったものだそう。
これにて2012年は終了。
次回より2013年編に突入です。
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