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長浜城歴史博物館
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特別展「秀吉に備えよ!!~羽柴秀吉の中国攻め~」
期間:7月20日(土)~9月1日(日)
「天正5年(1577)10月23日、秀吉は実質的な中国経略の最高指揮官として播磨国に侵攻しました。信長から毛利氏攻略を命じられたのです。(中略)この展覧会は、1)播磨侵攻、2)上月城攻防戦、3)三木の城攻め、4)鳥取の城攻め、5)高松の水攻め、で構成され、肖像画や古文書・絵図、考古資料などを駆使してその全貌を紹介します。また本展のねらいは、攻めた秀吉だけではなく、迎え討った摂津・播磨・備中などの武将の視点からもこの戦いを描きだす点にあります。」(公式より)
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豊臣秀吉所用 富士御神火文黒黄羅紗陣羽織
黄羅紗の富士山からユニークな形状の白い噴煙が上がり麓には黒の水玉模様が踊る。首と袖にはフリルが付く非常に斬新なデザインの陣羽織。
脇坂安治所用 縹糸下散紅威胴丸
胸板や裾板に菊や桐紋の蒔絵。胴を縹糸、草摺を紅糸で威ている。秀吉より脇坂安治が拝領した。
羽柴於次秀勝木像
織田信長の4男で羽柴秀吉の養子となった羽柴秀勝の木像。秀勝の菩提を弔う為、姉で蒲生氏郷の正室となった冬姫が創建したとされる瑞林院に伝来した。
山名豊国 肖像画
法体でありながら右手に軍配、左側に太刀を置く武将像。上部に山名家旧臣の子である沢庵宗彭の賛がある。
豊国は秀吉による鳥取城攻めではいち早く降伏し、同城攻めに参加している。