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1308 出光美術館 文字の力・書のチカラII

東京です

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出光美術館

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文字の力・書のチカラII ―書と絵画の対話
期間:7月6日(土)~8月18日(日)

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月に萩・蔦下絵古今集和歌巻 本阿弥光悦筆
花卉摺絵古今集和歌巻 本阿弥光悦筆
花卉摺絵新古今集和歌巻 本阿弥光悦筆
花月帖 (春・秋) 本阿弥光悦筆

宗達が描く金銀泥下絵に光悦の書。この日本最強のコラボ作品が数多く並ぶ。光悦の文字はそのデザイン性に特徴があり下絵とのマッチングにこそ本領が認められる。
水草下絵三十六歌仙和歌色紙 松花堂昭乗筆
こちらは金銀泥下絵に昭乗の書。光悦と並び称される松花堂昭乗の書は光悦ほどデザイン性はありませんが、それぞれの用途に応じた的確な書体を選び書き分ける、柔軟性に優れた書だと感じます。
色紙短冊散屏風 小野通女筆
草花図の描かれた六曲一双の屏風に小野通女の短冊と色紙が貼られたもの。ただし屏風に仕立てられたのは江戸後期のよう。小野通女は小野お通で通りのいい人物。ほぼ光悦と同じ時代の人で、書画に優れ現在に作品が残っていますが謎も多いようです。
私がこの女性を知ったのは池波の真田太平記で、幸村の兄信之とただならぬ関係の人物として、ただしあれはお通宛の信之書状やお通の娘が信之の子信政の側室となったところからの創作なようです。
七佛通戒偈 一休宗純筆
「諸悪莫作 衆善奉行」と書かれた一行書。同じ題のものは永青文庫にもあるが、あちらは「善」の文字を落としてしまい後で書き足しているがこちらは完璧。一休さんは2度ヘマはしないようだw
松花堂昭乗図 富岡鉄斎筆
昭乗自画像を模して描かれたものだが面白いのは、昭乗所用の残墨で描かれているところ。そんなの何処で入手したんだか気になる。
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