最初は上野。
東京国立博物館
本館 5室・6室 常設展「武士の装い」
数多くの武器・武具を収蔵しており、3ヶ月くらいで展示替えが行われる。しかしなかなか観たいものは展示されないw
榊原康政所用 南蛮胴具足
数多くの南蛮具足を所有していた徳川家康より拝領の品。ヤクの毛の引廻しが兜に付いている。
豊臣秀吉所用 一の谷馬蘭兜
秀吉の兜と言えばコレ!ってくらい有名な兜。1587年九州攻めの際に戦功のあった蒲生氏郷の家臣、西村重就に与えた。兜は小型の一の谷形、後立てに馬蘭の葉を模した29枚の薄板を放射状に立てている。
次は新宿。
新宿歴史博物館
特別展「酒井忠勝と小浜藩矢来屋敷」
新宿区矢来町には小浜藩の屋敷があり藩主・酒井忠勝は三代将軍・徳川家光の信任厚く「我が右手」と称された。
酒井忠勝所用 黒絲威桶側二枚胴具足
黒一色の具足。前立ては獅噛と鍬形。忠勝は徳川家光時代に老中・大老として活躍した為あまり戦のイメージは無いが1600年の第二次上田城攻めに従軍している。
次は八王子。だんだん山梨に近づいてきました。
名和美術館
八王子にある料亭「天山」の一角にある。戦国武具500点が展示されている。ちょうど昼時だったので懐石料理をいただいた。
入り口には「一文字に三ツ星」の大旗。
山県昌景所用 本小札色々威朱具足
前立てに金箔押の天衝。朱塗の具足で井伊家の重臣三浦家に伝わったもの。三浦安久はこの具足を着用して関ヶ原の戦いに臨んだ。
山県昌景は武田四天王のひとり。朱具足で統一された軍勢所謂「赤備え」を率い数多くの武功をあげるが最後は長篠の戦にて戦死した。山県の赤備えは余程インパクトがあったのか徳川家康の命により武田遺臣を引継いだ井伊直政や祖父・父が武田家臣であった真田幸村も赤備えを率いた。
さて次回はいよいよ山梨へ。
最近の「探訪」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事