SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

18GW 畠山記念館 大名茶人 松平不昧と天下の名物

三井の不昧展の不足を補いに来たのは
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畠山記念館
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没後200年 大名茶人 松平不昧と天下の名物―「雲州蔵帳」の世界
期間:4月7日(土)~6月17日(日)
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唐物肩衝茶入 銘 油屋
「雲州蔵帳」宝物之部の筆頭に記載される唐物肩衝茶入を代表する逸品。
不昧は参勤交代の際に笈櫃にこの茶入と「流れ圜悟」を納め常に道中を共にしたとされる。
伝来は、堺の商人で茶人であった油屋常言・常祐、豊臣秀吉、福島正則、徳川秀忠、土井利勝、河村瑞軒、冬木喜平次、松平不昧、以降は雲州松平家に伝わった。
古瀬戸肩衝茶入 銘 円乗坊
「雲州蔵帳」大名物之部に記される。円筒形で轆轤目が十数段くっきりと見える。
大和の武将茶人・古市播磨が所持、その後織田信長が所持していたが本能寺の変で罹災する。その焼け跡から利休の女婿である円乗坊宗円が拾い上げ肌身離さず携行したとされる。
安永元年(1772)500両で松平不昧が買い求めた。
井戸茶碗 銘 細川
「雲州蔵帳」大名物之部に記される。「喜左衛門」「加賀」とともに天下三井戸と称された大井戸茶碗のひとつ。
伝来は細川三斎、仙台伊達家、冬木喜平次、松平不昧。

前回に続いて松平不昧の展示。畠山記念館は不昧所持の道具が多くあり見所も多いです。
不昧は茶道具を体系的に整理を進め、道具に関する著述をいくつも残している。茶道具を収集するだけでなく研究を行っており、不昧の時代は創造から纏めの時期に入っていたのでしょう。

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