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1305 野村美術館 「開館30周年記念 名品展Ⅰ」

京都


野村美術館

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春季特別展 「開館30周年記念 名品展Ⅰ」
期間: 4月16日(火)~6月2日(日)

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山水図 珠光筆
侘び茶の祖とされる珠光が描いたとされる水墨画。雨上がりの江山を描いたそれは珠光の精神性を表している。
上杉瓢箪茶入
大名物・天下六瓢箪随一とされる小振りな茶入。足利義政・珠光・武野紹鴎・大内義隆が所持したともされる。大内家中にあった事は確かなようで、1557年に毛利元就は長州の大内義長を攻めたが、その際に義長の兄である大友宗麟に義長の扱いを問うたところ、宗麟は弟の助命ではなくこの瓢箪茶入を求めただけであった。大友家に渡った茶入は以後、秀吉・上杉景勝・徳川将軍家・前田利常さらに将軍家に戻った後に徳川頼宣の隠居祝いに与えられ以降は紀州徳川家に伝来した。
共筒茶杓 銘 立徳老参 佐久間不干斎作
櫂先ゆるく二重撓め露は丸形だが一文字に近い。立徳老なる人物は不明であるが一説には立花宗茂ともその重臣立花鑑貞ともされる。
共筒茶杓 銘 もしほたれつゝ 蒲生氏郷作
細身の茶杓で蟻腰。東博の氏郷茶杓より洗練された印象をもつ。銘は古今集・在原行平の句よりとられている。
共筒茶杓 銘 五月雨 片桐石州作
剣先形で太めの樋が通る。節下の斑紋が景色になっている。松平不昧所持。
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