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1203 板橋区立郷土資料館 特別展「当世具足 ~大名とその家臣団の備え~」

関東シリーズ第一弾。

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板橋区立郷土資料館

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特別展「当世具足 ~大名とその家臣団の備え~」
期間:2月4日(土)~3月25日(日)

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徳川家宣所用 白絲威具足
六代将軍家宣の童具足。鍬形の脇立。胴には銀で「八幡宮」の文字。随所に葵紋描かれている。
一時期は七代家継所用とされていた。
真田幸貫所用 緋糸威大鎧
頭立の唐獅子、大型の吹返の牡丹金物。彫金と金蒔絵の豪華な具足で「集古十種」に描かれた源義経の鎧を参考に作られたとされる復古調の大鎧。
第八代松代藩主真田幸貫は、寛政の改革で有名な松平定信の次男として生まれ後に七代幸専の養子となる。
集古十種
松平定信が編纂した古い宝物の図録集。幸貫所用の緋糸威大鎧はこれに収録されている「伝源義経甲冑図」を参考にして作成されており、実父定信の影響を窺わせる。
真田信之 肖像画
真田幸貫筆とされる肖像画。もちろん元となる絵は存在する。今回の展示には信之所用の萌黄絲毛引威二枚胴具も展示されており、松代藩新旧2人の名君の具足を見ることができました。
猪山成之所用 鉄錆地梵字紋二枚胴具足
前立に加賀藩の合印とされる猪の目、胴に梵字を打ち出す。
「武士の家計簿」で有名な加賀藩御算用者の猪山成之の具足。
映画にもなった「武士の家計簿」は読んでいたのですが、まさか猪山家の甲冑を観れるとは思いませんでした。

その他、上田藩松平家・壬生藩鳥居家・黒羽藩大関家・米沢藩上杉家・一橋家等の甲冑が展示されていました。特に上田の松平家からは、かなり多くの展示があり興味深かったです。
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