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【図録録】1 真田幸村と大坂の陣

過去の展覧会を図録で振り返る企画の第一弾。
今回は
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特別展「真田幸村と大坂の陣」
大阪城天守閣
開催年:2006年

この特別展は大阪城と上田城(長野)の友好城郭終結記念として催されたもの、共に真田幸村ゆかりの城です。
個人的には私の本格的な特別展デビューであり、初めて図録の存在を知り購入した展覧会でもあります。
またこれを機に上田を中心に長野県を旅したのも懐かしい思い出。

さて展示では真田昌幸・信之・幸村の甲冑や肖像画を初めて拝見し「おおっ!」となりました。
特に甲冑は、これを着用してたのかもと思うと急に彼らがリアルに感じられました。
ここからは気になった展示品の紹介。
大坂夏の陣図屏風
御存じ合戦図屏風の傑作。福岡藩黒田家に伝来したこの屏風が評価されるのは戦う武士だけではなく、その背後で逃げ惑う民衆の姿を描写している所でしょうか。
ちなみに幸村は右隻中央の赤い集団の中で、鹿角の兜を被り采配を揮っている。千両役者である。
源家訓閲集
小笠原流軍学の秘伝書で、真田幸村所持と伝える。
六連銭文軍旗
真田幸村が慶長20年(1615)5月6日の道明寺合戦の後、大坂城へ撤退する途中、志紀長吉神社に立ち寄り奉納して戦勝祈願をしたと伝わる。

この後「真田丸」展など真田幸村関係の大規模な展覧会が行われているが、その先駆けと云えるのではないでしょうか。


 

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