泉屋博古館
伝世の茶道具 ー珠玉の住友コレクションー
期間:11月6日(土)~ 12月12日(日)
黄天目 銘 鷰
口縁より黄釉が掛かり、腰にいたって厚い黒釉に変わる。朱塗りの輪花形天目台が附属する。
小堀遠州遺愛の茶碗で、遠州が徳川頼房・光圀父子を自らの江戸屋敷に招いた茶会では鎖之間の室礼として使われた。
竹茶杓 細川三斎作
蓮弁形の櫂先を丸く撓め、直腰・上がり節の茶杓。
大河内松平家2代で玉縄藩主・松平正信が所持しその後は田安家に伝来した。
竹筒掛花入 銘 浮雲 松平不昧作
花窓を開けない尺八形式の花入で、中央の節を挟んで黒色の上下にじんわりと広がる景色が見所となる。
箱表に「浮雲」裏に「浮雲の一むら過る山おろしに 雪ふきまぜてあられ 降る也」と不昧が記す。
泉屋博古館では何度か茶道具を拝見していますが、今回は集大成的内容で充実していました。
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