2008年3月24日、2008年1月1日時点の公示地価が国土交通省から発表されました。2007年の公示地価(全国平均)は16年ぶりにプラスに転じたことが話題になりましたが、08年も前年比1.7%増と、引き続き上昇しました。しかし、国土交通省の調査結果によると、07年半ばまでは地価の上昇基調が続いていにもた関わらず、07年半ば以降は三大都市圏等を中心に、これまでの上昇基調に鈍化の様子が見られるとのこと。背景としては、改正建築基準法による建築時期の遅れや、米国で発生したサブプライム問題によって世界経済の悪化懸念などが影響しているのではないかと考えられるでしょう
公示地価とは、国土交通省が毎年3月下旬に公表する1月1日時点の全国の土地の価格です。地価公示法に基づき、不動産鑑定士が全国約3万箇所の商業地・住宅地・工業地などの価格を算定します。政府が公共事業用地を取得するときの費用計算の基準や、一般の土地取引の際の価格の目安にすることが目的です。