2024年4月の日記です
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朝ドラ「虎に翼」を観る。
じーじは朝ドラはあまり観ないほうだが、今回は裁判所が舞台なので、観ている。
主人公の寅子さんが元気いっぱいでいい。
寅子さんのモデルは三淵嘉子さん。
女性初の弁護士で、後に裁判官になり、さらには、女性初の裁判所長になったという方だ。
じつは、じーじが50年くらい前に浦和の家庭裁判所(今のさいたま家裁ですね)に採用になった時の所長さんが三淵さん。
びっくり、ぽん!だ(古いなあ)。
三淵さんから採用辞令をいただいたはずなのだが、全然記憶がない(三淵さん、ごめんなさい)。
じーじが緊張していて、記憶がないのかもしれない(じーじにもそういう時代があったんだなあー)。
当時は、そんなにすごい経歴の方とはまったく知らずに、おばさんの裁判官が所長さんなんだ、と思っていた(三淵さん、再びごめんなさい)。
三淵さんとはあまりお話をする機会はなかったが(なにせ所長さんですからね)、一回だけ、仕事をご一緒させていただいたことがあった。
窃盗(たぶん)をして鑑別所に収容された少年の審判事件。
当時、新米調査官補だったじーじが、少年自身や保護者から話を聞いて書いた拙い報告書をもとに、三淵さんが審判をされた。
豊かな経験を活かされての、テンポのいい、厳しくも、優しい審判だったことを覚えている。
少年が鑑別所に収容されて反省が深まっていたこともあって、少年院送致にはならずに、保護観察という在宅処遇となり、じーじもほっとした。
少年非行はなかなか難しい問題で、単なる同情や叱責では解決できず、専門的な訓練が必要だが、裁判官もたいへんだと思う。
三淵さんの経験はすばらしいものがあったし、じーじももう少しだけがんばりたい。
毎朝のドラマから元気をいただいて、いい一日を過ごしたいと思う。 (2024.4 記)
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ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人・個人開業)のご紹介
経歴
1954年、北海道函館市に生まれ、旭川市で育つ。
1970年、旭川東高校に進学するも、1年で落ちこぼれる。
1973年、某四流私立大学文学部社会学科に入学。新聞配達をしながら、時々、大学に通うが、落ちこぼれる。
1977年、家庭裁判所調査官補採用試験に合格。浦和家庭裁判所、新潟家庭裁判所、同長岡支部、同新発田支部で司法臨床に従事するが、落ちこぼれる。
1995年頃、家族療法学会や日本語臨床研究会、精神分析学会、遊戯療法学会などで学ぶ。
2014年、定年間近に放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士課程)を修了。
2017年、臨床心理士になり、個人開業をする。
仕事 個人開業で、心理相談、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メールカウンセリング、面会交流の援助などを相談、研究しています。
所属学会 精神分析学会、遊戯療法学会
論文「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)ほか
住所 新潟市西区
mail yuwa0421family@gmail.com