2023年1月のブログです
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じーじのカウンセリングを少し再考したい。
公園カウンセリング、あるいは、海岸カウンセリング、里山カウンセリング。
公園や林や森、海辺などのベンチなどでカウンセリングをする。
ベンチの配置によっては90°対面で面接をするが、普通はベンチに横並びに座って、同じ景色を眺めながらクライエントさんのお話を聴く。
たまにベンチの後ろを散歩中の人が通ることもあるが、イメージとしては何か空気のカプセルの中でお話を聴いているような感じで、秘密も保持されている印象を受ける。
精神科医の神田橋條治さんが、ベンチに座ってのカウンセリングの有用性を述べておられるので、悪い方法ではないと思う。
赤ちゃんやちびっ子も一緒だと、彼らの様子を見ながらのカウンセリングになり、クライエントさんがあまりに急激な退行をせずに、現実感覚を保ってお話をすることが多いと思う。
訪問カウンセリング。
クライエントさんのお宅やお近くの施設などでカウンセリングをする。
クライエントさんのお宅では、お部屋の構造にもよるが、ちゃぶ台などをはさんで、可能な時は90°対面で、無理なら180°対面でお話を聴く。
お近くの施設などでは、90°対面、180°対面、あるいは、横並びに座って、お話を聴く。
カウンセリングの時間は公園カウンセリングも訪問カウンセリングも1回50分。
カウンセラーが面接に集中できる限界が45分から50分と言われており、それを守っている。
クライエントさんがいっぱいお話をしたいことがある時は、翌日、あるいは、翌週に面接を予約してもらう。
カウンセリングの頻度は、隔週1回か月1回。
心理療法の世界では、週1回の面接で効果があるかどうかが議論されているのが現状で、可能ならばじーじもそうしたいが、いろいろなご事情でそれが難しいかたも多く、困難な事例はベテランにおまかせし、じーじは軽めのクライエントさんのお話をお聴きしようと思っている。
月1回の面接でも元気になられるクライエントさんも少なくなく、それは心理療法ではない、といわれれば、それまでだが、じーじのしているのは心理的援助、あるいは、心理的支援という程度のものなのかもしれない、とも思う。
料金は1回3,000円。
悩むところだが、いろいろ考えて、現在はこの料金。
ただし、低所得のかたやいろいろなご事情があるかたには配慮を考えたいので、ご申し出をいただけばご相談に乗りたい。
以上が現時点でのじーじのカウンセリングについての再考である。 (2023.1 記)
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2023年夏の追記です
公園カウンセリングを場所によって、公園カウンセリング、海岸カウンセリング、里山カウンセリングに分けてみました。 (2023.8 記)
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ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人・個人開業)のご紹介
経歴
1954年、北海道函館市に生まれ、旭川市で育つ。
1970年、旭川東高校に進学するも、1年で落ちこぼれる。
1973年、某四流私立大学文学部社会学科に入学。新聞配達をしながら、時々、大学に通う。
1977年、家庭裁判所調査官補採用試験に合格。浦和家庭裁判所、新潟家庭裁判所、同長岡支部、同新発田支部で司法臨床に従事する。
1995年頃、調査官でも落ちこぼれ、家族療法学会や日本語臨床研究会、精神分析学会、遊戯療法学会などで学ぶ。
2014年、定年間際に放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士課程)を修了。
2017年、臨床心理士になり、個人開業をする。
仕事 個人開業で、心理相談、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メールカウンセリング、面会交流の援助などを相談、研究しています。
所属学会 精神分析学会、遊戯療法学会
論文「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)ほか
住所 新潟市西区
mail yuwa0421family@gmail.com