ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

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トランプくん・パーソナリティ障害・敵か味方か-じーじの日記(2020.11.10)

2020年11月10日 | じいじ日記を書く

 トランプくんが往生際の悪いところを見せている。

 トランプくんにいわせれば、悪いのは民主党で、自分は悪くないのに…、というところだろう。

 そうやってトランプくんは周りを恨んで生きていくのだろう。

 自分に反対するものはみな敵、というのは、パーソナリティ障害、なかんずく、境界性パーソナリティー障害の心性だろうと思う。

 敵か味方か、白か黒か。

 昨日の味方も、今日には敵に変転する。

 何人の閣僚が去っていったことか。家族も去っていきそうだ。

 残るのはイエスマンだけ。

 イエスマンによる全体主義だ。

 トランプくんの世界には、灰色の存在が許されない。

 これは、あいまいさに耐えられずに、あいまいさを排除する世界だろう。境界性パーソナリティ障害の世界だ。

 成熟した人格はあいまいさに耐えることができる。

 そして、灰色やあいまいさのバリエーションこそがそれぞれの個性なのだと思う。

 個性を尊重するということは、あいまいさを認めて生きていくことに他ならない。

 そしてそれが民主主義だ。

 人生とはあいまいさに耐え、あいまいさを味わい、あいまいさを楽しむことではないか。 (2020.11 記)

 

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