2012年のブログです
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河合隼雄さんの本ですが、なぜかしばらく読みそびれていて(単行本は1996年発行とのことで、実に16年前のことです)、ようやく読みました。
とてもおもしろかったです。
特に3人によるシンポジウムが秀逸です(谷川さんの司会ですが、大江さんを少しおちょくりながら、河合さんを尊敬している感じがとてもおもしろく思いました)。
話題は日本語の翻訳のこと、小説のこと、心理療法のこと、それを含めた創造性のこと、無意識と意識のことなど、多岐にわたります。
村上春樹さんも話題にのぼっています。
3人の真摯な思考と幅広い興味、鋭い探究心がすばらしいなと思いました。 (2012.1 記)