ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が新潟市で公園カウンセリングなどを相談、研究しています

お手紙・マスク・北海道-じーじのじいじ日記・セレクト

2024年06月30日 | じいじ日記を書く

 2020年6月、上の孫娘が小4、下の孫娘が小1の時の日記です

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 週末、久しぶりに孫娘たちが遊びに来てくれた。

 新潟もコロナ騒動で、孫娘たちの住む町は無事だったが、マスクは当たり前で、新潟市のアピタやイオンはしばらくお預けだったが、今回、やっとお出かけができたようだ。

 下の孫娘が今春、小学校に入ったので、お姉ちゃんと同じように宿題のドリルや日記帳を持参して、二人で頑張る。

 じーじもその間はブログを書くなどして、遊ぶのを待っていた。

 二人は宿題をすませると、ばーばに誕生日のお祝いのお手紙を渡し、ばーばを感激させる。

 つづいて、じーじが7月半ばから北海道に行くことを知っていて、じーじにもお手紙をくれる。

 上の孫娘は、「北海道気をつけて行ってきて!」と漢字まじりのお手紙。さすが4年生。

 じーじがふだんマスクをしていないことを心配してか、めがねのくもらないマスクというのをプレゼントしてくれた。ありがたことだ。

 下の孫娘のお手紙は、「ころなになんないようにきよつけていってきてね♡」と、ぜんぶひらかな。カタカナは読めるようになったが、書くのは苦手らしい。

 ばーばが、北海道のおみやげは何がいいのかな?と聞くと、下の孫娘が、シルバニアのおみせやさん!と大声でいう。

 じーじが、北海道にシルバニアは売っているかなあ?シルバニアのようなうさぎさんならいるけど?とふざけると、孫娘たちは、おにんぎょうのシルバニアがいい!という。

 子どもらしい、計算のない、素朴なお願いに、じーじは感動してしまい、旭川のイオンにシルバニアは売っていたかな?北海道限定のシルバニアなんてあったかな?と記憶をたどる。

 孫娘たちのおかげて、楽しい週末が過ごせて、幸せなじーじであった。       (2020.6 記)

 

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噴水と戯れるちびっ子たちを眺めながらの公園カウンセリングは、こころもきらきら元気になります

2024年06月29日 | カウンセリングをする

 こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で,じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや海岸カウンセリング,里山カウンセリングと訪問カウンセリングを新潟市で時々やっています。

 また,メールカウンセリングや面会交流の相談・援助もたまにやっています。

 公園カウンセリングや海岸カウンセリング,里山カウンセリングは,屋外で行なう個人カウンセリングや親子・夫婦の家族カウンセリング,子どもさんの遊戯療法などで,お近くの公園や自然の中で,ゆっくりとご自分やご家族のことなどを考えてみます。

 料金・時間は1回,50分,3,000円で,隔週1回,あるいは,月1回などで行ないます。

 訪問カウンセリングは,屋内で行なう個人カウンセリングや家族カウンセリング,子どもさんの遊戯療法などで,ご自宅やお近くの屋内施設で,じっくりとご自分やご家族のことなどを考えてみます。

 料金・時間・間隔は,公園カウンセリングと同じです。

 メールカウンセリングは,メールによるカウンセリングや心理相談で,2週間に1往信で行ない,1往信700円です。

 面会交流の相談・援助は,相談はご自宅などで行ない,1回,50分,3,000円,援助はお近くの公園や遊戯施設,あるいはご自宅などで行ない,1回,60分,6,000円です。

 カウンセリング,相談・援助とも土日祝日をのぞく平日の午前10時~午後3時にやっています(すみません、年寄りなもので、夕方や週末のお仕事が難しくなってきました)。

 じーじのカウンセリングは,赤ちゃんや子どもさんがご一緒でもだいじょうぶなカウンセリングですので,お気軽にご利用ください。

 そういう意味では,深くはないけれども,現実の生活を大切にしたカウンセリングになるのではないかと考えています。

 料金は,低めに設定させていただいていますが,月収15万円未満のかたや特別なご事情のあるかたは,さらに相談をさせていただきますので,ご遠慮なくお問い合せください。

 ちなみに,消費税には反対なのと,計算がややこしいので,いただきません。

 お問い合わせ,ご予約は,メール yuwa0421family@gmail.com までご連絡ください。

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 駅の近くに部屋を借りるなどして,本格的にカウンセリングルームを運営するような臨床心理士さんとは違って、じーじは貧乏なので,近くの公園や広場,河川敷,海岸,里山などの自然の中やさらには,ご自宅や近くの児童公園,屋内施設,遊戯施設などでカウンセリングをしています。 

 子どもさんや赤ちゃんを遊ばせながら、ちょっとだけ悩みごとを聞いてもらえればいいんですー、というお母さんや悩み多き若者(?)などがじーじのクライエントさんには多いです(じいじいやばあばあのみなさんもお断りはしませんが(?)、尊敬すべき先輩たちのみなさんですから、できるだけご自分で解決しましょうね)。

 そういうことですので、お気軽にご利用ください。

 どちらかというと,こころのストレッチ(!)をするような感じではないかな、と思ったりしています。

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 噴水と戯れるちびっ子たちを眺めながらの公園カウンセリングは、こころもきらきら元気になりますよ 

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 ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人・個人開業)のご紹介

 経歴 1954年、北海道函館市に生まれ、旭川市で育つ  

    1977年、ある四流私立大学文学部社会学科を卒業、浦和、新潟家庭裁判所などで家庭裁判所調査官として司法臨床に従事する  

    2014年、定年退職間際に放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士)を修了 

    2017年、臨床心理士になる

 仕事 個人開業で、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メールカウンセリング、面会交流の援助などを研究しています

 学会 精神分析学会、遊戯療法学会会員

 論文「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)ほか 

 住所 新潟市西区

 mail  yuwa0421family@gmail.com    

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中沢新一『虎山に入る』2017・角川書店-じーじの読書日記・セレクト

2024年06月29日 | 随筆を読む

 2018年のブログです

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 中沢新一さんの『虎山に入る』(2017・角川書店)を読みました。

 中沢さんの本を読むのは久しぶり。

 「縄文と現代とを結ぶ思考の稜線」というキャッチフレーズになんとなく魅かれて読み始めたのですが、最後の文章などは、縄文どころか、ホモサピエンスの誕生にまで話が遡るという、中沢さんらしく壮大なものでした。

 主な内容は、河合隼雄さん(臨床心理学)や山口昌男さん(文化人類学)への追悼の文章や折口信夫さん(民俗学)や井筒俊彦さん(宗教哲学)などの仕事についての論文などで、河合隼雄さんへの追悼文を読むと、お二人の絆の深さがうかがわれて、涙が出そうになって困りました(お二人の本については、2015年6月のブログに少しだけ書いています)。

 また、山口昌男さんとのことでは、中沢さんの若き日の学者姿が垣間見られて、とても楽しく読ませていただきました。

 じーじの大好きな井筒俊彦さんとのご関係は、じーじは初めて知ったことで、いろいろな人がいろいろなところでつながってくるな、とその不思議さと楽しさを感じることができて、幸せでした。

 他にも興味深い文章が並んでいて、マルクス主義の限界に論及したり、西洋文明の一面性に論及したりと、ちょっと驚くような、しかし、読んでみれば、納得もできるような刺激的で、真の意味で教養になるような文章が並んでいます。

 いずれまた、読み返して、さらに思索を深めたいと思いました。      (2018.6 記)

 

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沢木耕太郎『勉強はそれからだ-象が空をⅢ』2000・文春文庫-知らないということを知っていること

2024年06月28日 | 随筆を読む

 2019年のブログです

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 このところ、沢木耕太郎さんにはまっていて、本棚を眺めていたら、『勉強はそれからだ-象が空をⅢ』(2000・文春文庫)が目につきましたので、再読しました。

 最近は、作家さんの執筆の順番などは無視して、見つけた順に読んでしまうことが多いのですが、一応、再読なので(といっても、記憶がなくなっているのですが)、それで勘弁してもらっています。

 しかし、それはそれで、また面白味があって、今の興味と年齢と経験が混然一体となって(?)、なかなかスリリングな読書ができる気もしています。

 さて、本書、例によって、今回、印象に残ったことを一つ、二つ。

 一つめは、知らないことを知っていることの大切さ。

 なんだか、ソクラテスの言葉みたいですが、沢木さんはこのことを何度も強調しています。

 へんに知っているつもりになると、知ることへの意欲が減じてしまい、仕事や生きることが中途半端になることを心配されます。

 そして、知らないということを知っていると、語ることに慎重になる、といいます。

 テレビなどで、薄っぺらな言葉が氾濫している現状を見ると、貴重な意見だと思います。

 さらに、知ることで、驚き、喜び、打ちのめされ、感動する、というこころの柔らかさを持っていることが大事、といいます。

 知ることが生きる喜びや生きる充実感になることが理想なのだろうと思います。

 二つめは、ガルシア・マルケスの言葉を引用しているところ。

 「たとえば、象が空を飛んでいるといっても、ひとは信じてくれないだろう。しかし、4257頭の象が空を飛んでいるといえば、信じてもらえるかもしれない」

 言葉の重みをこう述べます。

 意味深長ですが、我流の解釈では、文章は漠然としたものではなく、ていねいでこまやかな文章が人を動かす、ということかな、と思ったりします。

 いい本を再読できたと思います。     (2019.9 記)

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 2023年秋の追記です

 知らないことを知っていることの大切さ、という言葉は、わからないことに耐えることの大切さ、に通じるような気がしますね。

 そのあとの、知らないということを知っていると、語ることに慎重になる、という言葉もすごいです。

 白か黒か、右か左か、と、短絡的、ヒステリー的に決めつけないで、ずっと考え続けることの重要性を教えてくれるようです。     (2023.9 記)

 

 

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村上春樹 『ねじまき鳥クロニクル』(第1部~第3部)1998・新潮文庫-邪悪なるものとの戦いの物語

2024年06月27日 | 村上春樹さんを読む

 2019年のブログです

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 村上春樹 さんの『ねじまき鳥クロニクル』(第1部~第3部)(1998・新潮文庫)を再読しました。

 これもかなりの久しぶり。ところどころ記憶がありましたが、じっくりと味わいながら読んでみました。

 少し暗いですが、重厚な小説です。

 これまでは何となく暗いというイメージが残っていて、再読が遅くなってしまいました(村上さん、ごめんなさい)。

 しかし、いい小説です。

 あらすじはあえて書きませんが、邪悪なるものの存在とそれとの戦い、そして、こころ休まるもの、ということになるでしょうか。

 邪悪なるものは世の中に確かに存在するようです。

 しかも、人々のこころの中にも確かに存在します。

 それゆえに、それとの戦いはとても困難になります。

 外部の他者との戦いはなんとかできても、自己のこころの中の邪悪なるものとの戦いは非常にたいへんでしょう。

 つい妥協しがちになるかもしれません。

 それとの関連で、ここでも戦争の残酷さや悲惨さが出てきます。

 そして、外部状況としての戦争の残酷さだけでなく、普通の庶民が、戦場でいかに残酷な行為をしてしまうものか、村上さんはおそらく怒りもこめて描きます。

 村上さんの戦争への強い抗議と、それにもかかわらずに人々が意外と容易に戦争に賛成してしまう危うさをも描きます。

 そんな中で、笠原メイという少女の存在がこころ休まります。

 決して、いい子、ではないのですが、ものごとの本質を考え、見つめようとする存在で、いわゆるトリックスターの役割でしょうか。

 硬直したものをうち破り、遊びと創造に通じていきます。

 素直な考えがいかに大切かが描かれます。

 いい小説が読めて、幸せなひとときでした。      (2019.7 記)

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 2022年春の追記です

 ロシアのウクライナ侵略の残忍さを見ていると、この小説の奥深さをつくづく感じさせられます。      (2022.4 記)

 

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川上弘美『東京日記5 赤いゾンビ、青いゾンビ。』2017・平凡社-電車で読むのは危険な本です

2024年06月26日 | 随筆を読む

 2017年のブログです

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 川上弘美さんの『東京日記5 赤いゾンビ、青いゾンビ。』(2017・平凡社)を読みました。

 すごーくおもしろかったです。

 おもしろすぎて、何度か大笑いしてしまい、この本は電車の中で読むのは危険(!)だな、と思いました。

 シリーズ5作目で、実は去年に出ていたのにチェックし忘れで、今頃読んでしまいました(川上さん、ごめんなさい。でも、文庫本になる前に買ったので許してください。ちなみに、じーじが文庫本や古本以外の新しい本を買うのはきわめてまれなことなのです)。

 さて、本書、今回も本当に面白いです。

 川上さんが読者を笑わせようと構えて書いているわけではなく、ふだんの日常生活を淡々と書いているだけなのに、結構、奇想天外なことが出てきて、すごくおかしいです。

 あるいは、川上さんの周りでは、笑いの神さまがさまざまないたずらをしているのかもしれません。

 それを常人とは違う感性でキャッチして文章にすることも、すぐれた小説家の仕事なのかもしれません。

 内容はあまり書けませんが、じーじが一番おもしろかったのは、川上さんが新潟の小さな本屋さんで自分の本があるかどうかをチェックしたところ、一冊だけあったのですが、周りの本がベストセラーすぎて、かえって心苦しくなった、というエピソード。

 川上さんらしく、控えめな(?)エピソードで、ますます川上ファンになってしまいました(!)。

 他にも、真面目なのに、すごくおもしろいお話が満載です。

 そういえば、真面目な話が多いわりに、なぜか、下着のお話が多いのが、川上さんらしい(?)のかもしれません。

 色っぽい小説をお書きになる売れっ子小説家ゆえのことなのでしょう(?)。

 冗談はさておき、とてもいい日記シリーズです。

 哀しいとき、つらいとき、死にたくなったとき(?)にお読みになれば、また元気が出ること、うけあいです。

 よろしかったら、ご一読ください。      (2017 記)

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 2019年1月の追記です

 「じーじの日記」のお手本(?)になったすてきな日記です。     (2019.1 記)

 

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国家と国旗・国歌の関係、そして戦争-じーじのひとりごと

2024年06月25日 | ひとりごとを書く

 2017年のブログです

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 アメリカで国旗・国歌に対する姿勢が問題になっています。

 トランプ大統領が、彼独自の愛国観を国民全体に押し付けようとしたことが発端です。

 もちろん、国旗と国歌が国を象徴するものとして大切なのは理解できますが、力づくで従わせるようなものなのでしょうか。

 国家だって、時には間違った政策を行なうことがあります。

 いろいろ理屈をつけて他国を侵略することもあります。

 そんな時に、そういう政府に反対し、他国を侵略する軍隊への徴兵拒否や他国民を殺すことを拒否する自由は認められるべきでしょう。

 そうでないと、他国を侵略する政府が倒れるまで、国民は他国の人々の殺人を続けなければならなくなるのですから…。

 そういう意味で、国民には、今の政府や国家に反対し、異議を示す権利と自由が保障されることが、民主主義の基本となります。

 政府や国家の政策を力づくで押し付けてはならないですし、国民が反対したり、異議を唱える自由を保障しなければなりません。

 そういう民主主義の基本を理解していない政治家が偉そうにしている国はたいへんなことになります。

 日本の政治家も憲法改悪を唱える前に、民主主義の基本をもう一度勉強する必要がありそうです。

 そして、日の丸や君が代をアジアの人たちがどう感じているのか、どう思っているのかを考える必要もありそうです。     (2017.10 記)

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 2021年春の追記です

 香港やミャンマーの様子を見ていると、国家権力の横暴ということが人ごとではないな、と思い知らされます。     (2021.4 記)

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 2022年春の追記です

 ロシアがウクライナに侵攻し、悲惨な戦いが続いています。

 ロシアの若い兵隊さんの心境はどうなのでしょうか。     (2022.4 記)

 

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村上春樹 『遠い太鼓』1993・講談社文庫-村上さんのギリシャ・イタリア滞在記です

2024年06月24日 | 村上春樹さんを読む

 2019年のブログです

     *

 村上春樹さんの『遠い太鼓』(1993・講談社文庫)を再読しました。

 村上さんの1986年から1989年にかけてのギリシャとイタリア滞在記です(村上さんはこの間に『ノルウェイの森』と『ダンス・ダンス・ダンス』を書いています)。

 この本はかなり前から再読をしたかったのですが、やはり本棚の脇の文庫本の山の中に埋もれていて、背表紙は見えているのになかなか出せず、今回ようやくなんとか引っ張り出して読めました。 

 面白かったです。

 30歳後半の若い村上さんと奥さんの姿を見ることができて、とても楽しいです。

 先日、ご紹介をした村上さんのアメリカ・プリンストンの滞在記である『やがて哀しき外国語』の少し前の外国滞在記になりますが、村上さんの行動や考え方がやはりかなり若い感じがして、これはこれで好ましいです。

 ギリシャやイタリアでのできごともとてもおもしろいのですが、じーじが印象に残ったのは、むしろその間の日本のできごととの落差の大きさで、日本の特殊性やある種の危なさを村上さんは鋭く感じています。

 一種の時代評論、社会評論としても読めるかもしれません。

 一つ発見をしたのは、村上さんも人混みが嫌いということ。

 ここの共通点でじーじは村上さんの書くものが好きなんだなと今回、わかりました。

 人混みが嫌いで、人の少ないところでのんびりすること、そして、ゆったりとビールを呑むこと、ここに幸せを感じるようです(?)。

 小さな幸せを大切にすること、その幸せを守ること、そこに村上さんの小説の大切なことがあるような気がします。     (2019.3 記)

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 2021年夏の追記です

 2年半ぶりに再読をしました。

 堀田善衛さんの『オリーブの樹の蔭に-スペイン430日』(1084・集英社文庫)を読んでいたら、村上さんの『遠い太鼓』も読みたくなって、読みました。

 スペイン、ギリシャ、イタリア。

 どちらの本もヨーロッパでの作家さんの生活を描きますが、思うのはやはり日本の異常さ。

 日本にいるとわかりにくいですが、日本の社会もマスコミもかなり異常なように感じられます(その無責任さ、集団性、金権傾向、などなど)。

 その歪みの一部が、いじめや虐待などとして現われてしまっているのでしょう。

 いじめや虐待などの渦中にいると絶望しかないかもしれませんが、日本が特殊なだけで、世界は違うようですよ。

 もう少し多様性があるようです。

 世界の多様性を知ることはやはり大切なことのようです。      (2021.8 記)

 

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かたつむりくんを眺めながらの公園カウンセリングは、こころもゆるゆるのんびりします

2024年06月22日 | カウンセリングをする

 こころの困りごと・悩みごと相談で,じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや海岸カウンセリング,里山カウンセリングと訪問カウンセリングを新潟市で時々やっています。

 また,メールカウンセリングや面会交流の相談・援助もたまにやっています。

 公園カウンセリングや海岸カウンセリング,里山カウンセリングは,屋外で行なう個人カウンセリングや親子・夫婦の家族カウンセリング,子どもさんの遊戯療法などで,お近くの公園や自然の中で,ゆっくりとご自分やご家族のことなどを考えてみます。

 料金・時間は1回,50分,3,000円で,隔週1回,あるいは,月1回などで行ないます。

 訪問カウンセリングは,屋内で行なう個人カウンセリングや家族カウンセリング,子どもさんの遊戯療法などで,ご自宅やお近くの屋内施設で,じっくりとご自分やご家族のことなどを考えてみます。

 料金・時間・間隔は,公園カウンセリングと同じです。

 メールカウンセリングは,メールによるカウンセリングや心理相談で,2週間に1往信で行ない,1往信700円です。

 面会交流の相談・援助は,相談はご自宅などで行ない,1回,50分,3,000円,援助はお近くの公園や遊戯施設,あるいはご自宅などで行ない,1回,60分,6,000円です。

 カウンセリング,相談・援助とも土日祝日をのぞく平日の午前10時~午後3時に行なっています(すみません、年寄りなもので、夕方や週末のお仕事が難しくなってきました)。

 じーじのカウンセリングは,赤ちゃんや子どもさんがご一緒でもだいじょうぶなカウンセリングですので,お気軽にご利用ください。

 そういう意味では,深くはないけれども,現実の生活を大切にしたカウンセリングになるのではないかと考えています。

 料金は,低めに設定させていただいていますが,月収15万円未満のかたや特別なご事情のあるかたは,さらに相談をさせていただきますので,ご遠慮なくお問い合せください。

 ちなみに,消費税には反対なのと,計算がややこしいので,いただきません。

 お問い合わせ,ご予約は,メール yuwa0421family@gmail.com までご連絡ください。

     *

 駅の近くに部屋を借りるなどして,本格的にカウンセリングルームを運営するような臨床心理士さんとは違って、じーじは貧乏なので,近くの公園や広場,河川敷,海岸,里山などの自然の中やさらには,ご自宅や近くの児童公園,屋内施設,遊戯施設などでカウンセリングをしています。 

 子どもさんや赤ちゃんを遊ばせながら、ちょっとだけ悩みごとを聞いてもらえればいいんですー、というお母さんや悩み多き若者(?)などがじーじのクライエントさんには多いです(じいじいやばあばあのみなさんもお断りはしませんが(?)、尊敬すべき先輩たちのみなさんですから、できるだけご自分で解決しましょうね)。

 そういうことですので、お気軽にご利用ください。

 どちらかというと,こころのストレッチ(!)をするような感じではないかな、と思ったりしています。

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 かたつむりくんを眺めながらの公園カウンセリングは、こころもゆるゆるのんびりしますよ 

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 ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人・個人開業)のご紹介

 経歴 1954年、北海道函館市に生まれ、旭川市で育つ  

    1977年、ある四流私立大学文学部社会学科を卒業、浦和、新潟家庭裁判所などで家庭裁判所調査官として司法臨床に従事する  

    2014年、定年退職間際に放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士)を修了 

    2017年、臨床心理士になる

 仕事 個人開業で、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メールカウンセリング、面会交流の援助などを研究しています

 学会 精神分析学会、遊戯療法学会会員

 論文「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)ほか 

 住所 新潟市西区

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新潟のじーじのお部屋は孫娘たちも大好きなトレーニングルーム(?)-遊ぶことのちから

2024年06月22日 | 遊ぶことのちからを考える

 たぶん2017年ころ、下の孫娘が3歳、上の孫娘が6歳のころのブログです

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 週末で孫娘たちが新潟に遊びに来ました。

 さっそくじーじのお部屋でお遊びや音楽鑑賞かと思っていたら、なんと今日は運動をするようです。

 あっという間に、じーじのお部屋はトレーニングルーム(?)になってしまいました。

 下の孫娘はなわ跳びを持って、やる気まんまん。

 なぜか、なわ跳びのなわはほとんど動かないのですが(?)、それにはかまわず、孫娘は足だけぴょんぴょんと跳んで、いち、にい、さん、しい、ごお、と大きな声でかけ声をして、息をハアハアとさせています。

 それでも、じーじが、すごいね!、とこころから感心をすると、下の孫娘はとっても得意気な様子です。

 このぶんだと、将来は新体操の選手になれるかもしれません(?)。

 いっぽう、上の孫娘はバドミントン。

 上手に羽根を返すようになりました。

 時には新潟のじーじとラリーもできます。

 こちらは、将来はオリンピックに出られるかもしれません(?)。 

 さらに、上の孫娘はバレーボールにも挑戦。

 どこで覚えたのか上手にレシーブの構えをして、ボールを返してきます。

 じーじもレシーブで返すと大喜び。

 孫娘たちはますます張り切っています。

 二人とも私の孫ですから、運動神経にはあまり期待できませんが(?)、ひょっとするとひょっとするかもしれません。

 新潟のじーじの夢はどんどん広がります。      (2017?記)

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 2021年5月の追記です

 この時、エア・なわとび(?)をしていた下の孫娘もめでたく普通のなわとびができるようになりました。

 今は二重跳びに挑戦中です。      (2021.5 記)

  

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NHK・Eテレの「いないいないばあっ!」がおもしろいです!-じーじのひとりごと

2024年06月21日 | ひとりごとを書く

 2018年のブログです

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 テレビでおもしろい番組がない時や暗いニュースが続く時、じーじはNHKEテレにチャンネルを回して、「おかあさんといっしょ」や「いないいないばあっ!」を見ることが多いです。

 「おかさんといっしょ」もなかなかおもしろいのですが、さらにおもしろいのが「いないいないばあっ!」。

 思わず、引き込まれます。

 「おかあさんといっしょ」よりさらに小さい子どもたちが対象の番組ですが、子どもたちが本当にかわいい!

 恐竜のぬいぐるみのコスチュームで出てくる1~2歳の子どもたちが、おぼつかない足取りで、しかし、元気いっぱいに走り回ります。

 あっちでもこっちでも、ころんだり、ぶつかりそうになったりして、たいへん。

 体操が始まっても、みんなてんでバラバラで、1~2歳らしいです。

 なかでもびっくりするのが、ぬいぐるみのワンワン。

 ぬいぐるみなのに、動きがすごい!です。

 いろんな子ども番組にいろんなぬいぐるみが出ていますが、じーじの見るところ、ワンワンの動きの激しさが一番!

 中に入っている人が倒れないかと心配になるほどです。

 空を飛んだり、水上スキーが得意なガチャピンも、ワンワンの動きのすごさにはかなわない感じです。

 そして、ワンワンのいいところは、激しい動きの中に優しさが込められているところ。

 そうなのです。ワンワンはとっても優しいのです。

 転んで泣きそうな子どもをフォローしたり、その優しさは一級品です。

 そういうワンワンやかわいい子どもたちを見ていると、それだけで、生きているのはいいな、と思ってしまいます。

 明日もきっと、「いないいないばあっ!」を見てしまいそうなじーじです。      (2018.10 記)

     *

 2020年11月の追記です

 じつは今も毎朝、「いないいないばあっ!」を見ています(?)。

 いいですよねぇ。癒されます。嫌なことがあっても、元気が出てきます。

 じーじにとっても、とてもいい番組です。     (2020. 11 記)

 

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さーちゃんはあしたからしゅうがくりょこうですか?-じいじからのおてがみ・セレクト

2024年06月20日 | じいじの手紙を書く

2022年6月、小6と小3の孫娘たちへのお手紙です

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さーちゃん・あーちゃん、げんきですか。

じいじはげんきです。

ばあばはすごくげんきです。

さーちゃんはあしたからしゅうがくりょこうですか?

さどですよね?

たのしみですね。

よるはまくらなげたいかいになるかもしれませんね。

きをつけてたのしんできてね。

あーちゃんは、となりにさーちゃんがいなくても、ねむれるかな?

いつもけっぽっているさーちゃんがいなくてもだいじょうぶかな?

かわりにぽちゃっこくんをけるのかな?

たのしいおもいでができたら、こんどきたときにおしえてね。

にいがたのじいじより

(2022.6 記)

 

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沢木耕太郎『バーボン・ストリート』1989・新潮文庫-今も色あせない素敵なエッセイたち

2024年06月19日 | 随筆を読む

 2019年のブログです

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 本棚を眺めていたら、懐かしい本を見つけました。

 沢木耕太郎『バーボン・ストリート』(1989・新潮文庫)。

 じーじが30代の頃、沢木さんも若い時の本です。

 講談社エッセイ賞受賞とあります。

 どのエッセイも面白いのですが、今回、特に印象に残ったエッセイを一つ、二つ。

 一つは、北海道日高のコテージで高倉健さんらと語らうエッセイ。

 モハメド・アリさんの貴重な試合のチケットを健さんが沢木さんに譲ったというエピソードなど、健さんの男気のある行動が明かされます。

 健さんがアイヌの人から教えてもらったという、木を見て、方角を知る方法も興味深いです。

 もう一つは、沢木さんが若い時にお世話になっていたという古本屋さんのお話。

 お金のない沢木さんが欲しい本を取りのけておいてもらったというエピソードは、人のよい古本屋さんの人柄を表します。

 もっともっとご主人とお話をしていればよかった、という沢木さんのお気持ちが伝わってきます。

 なお、解説は山口瞳さん。

 じーじは学生時代から山口さんの小説が大好きでしたが、山口さんの描く沢木さんのエピソードは面白くて、かつ、温かくて、後輩想いの山口さんの面目躍如です。

 いい本を久しぶりに読めて幸せでした。      (2019.9 記)

 

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池内紀編『ちいさな桃源郷-山の雑誌アルプ傑作選』2018・中公文庫-素敵な山の雑誌を楽しむ

2024年06月18日 | 随筆を読む

 2018年のブログです

     *

 池内紀さんが編集した『ちいさな桃源郷-山の雑誌アルプ傑作選』(2018・中公文庫)を読みました。

 本の帯に、山河と人と生きものを小声で語りつづけた伝説の山の雑誌「アルプ」、とあります。

 雑誌「アルプ」は登山家でエッセイストの串田孫一さんが中心となって出されていたちょっとおしゃれな山の雑誌で、解説によれば、1958年(昭和33年)から1983年(昭和58年)までの25年間に300号が発刊されています。

 じーじがまだ子どもの頃から若い頃のことで、じーじにはめずらしく勉強一筋の時期であり(?)、ライブで読んだことはなかったのですが、なぜかその後、古書店や文学資料館、郷土資料館などで何回か見た記憶があります。

 本書にも、深田久弥さんや上田哲農さん、更科源蔵さん、宮本常一さん、畦地梅太郎さん、尾崎喜八さんなど、すばらしい登山家、歴史家、詩人さんなどの文章が選ばれています。

 編者の池内さんは、優秀なドイツ文学者で、すばらしい翻訳が数多くありますが、東大の先生らしからぬ、軽妙なエッセイや紀行文で知られ、最近はご存じのように、おしゃれなじーじの本の著者として有名な人です。

 ということで、とても気持ちよく、楽しく、読むことができました。

 じーじが特に気に入ったのは、やはりどさんこの更科源蔵さんや文章が美しく、大好きな深田久弥さん、そして、今回、初めて読んだのですが、北海道東部のヤウシュベツ川のことを書いている吉田元さんという作家さんでした。

 吉田さんの文章はとても美しくて興味深いもので、こういう出会いがあるので読書はやめられません。

 久しぶりに山や川に行ってみたくなりました。     (2018.10 記)

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 2023年夏の追記です

 今日のあるブログでご紹介がありましたが、北海道知床に北のアルプ美術館があります。雑誌アルプがたくさん展示されているという、小とても贅沢な美術館です。

 じーじはこの美術館の前を車で通ったことはあるのですが、いずれも時間がなくて立ち寄れませんでした。

 来年こそは、雑誌アルプの世界にゆうたりと浸りたいなあ、と思います。      (2023.8 記)

 

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村上春樹・柴田元幸『本当の翻訳の話をしよう』2019・スイッチパブリッシング-翻訳について語り合う

2024年06月17日 | 村上春樹さんを読む

 2019年のブログです

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 村上春樹さんと柴田元幸さんの『本当の翻訳の話をしよう』(2019・スイッチパブリッシング)を読みました。

 柴田さんは東大の英文学の教授を長くされて(その割にラフなかたです)、村上さんの翻訳を手助けされてきたという関係にあって、このお二人の肩のこらない、しかし、結構、研究っぽいところもある真摯な本です。

 英文学のお話だけでなく、明治時代の翻訳、二葉亭四迷などから今の翻訳に至るまでが語られたりしていて、興味深いです。

 また、二葉亭四迷が明治時代に文語体でなく口語体の小説を書こうとしてうまく書けずに、まずはロシア語で書いてみたというお話と、村上さんがデビュー作を書こうとしたもののうまく書けずに、まずは英語で書いてみたというお話が紹介されていて、新しい日本語の小説を書くことのたいへんさが少しだけわかったような気がしました。

 村上さんの、一見ポップだけれども、しかし、骨格のしっかりとした日本語が、じつは英語経由だったと知って、なんとなくうなづけました。

 さらに、本書の圧巻は、英文学の有名なところを、村上さんと柴田さんが訳し、それをお二人で詳細に比較、検討している箇所。

 取り上げられた英文学の作者は、チャンドラー、フィッツジェラルド、カポーティ、などなど。

 英語が大の苦手なじーじでも、お二人の訳の違いやそこの込められた考え、思想、などがわかります。

 お二人がご自分の訳にこだわらずに、自由に検討をされる様子は、まるで極上のケース研究を見ているようで、とても魅了されました。

 やはり一流の人たちというのは、本当に自由にデスカッションができるのだな、と思いました。

 じーじもお二人を少しでも見習って、こころと頭を自由に保って、人間や社会を深く、冷静に視ていきたい、と思います。    (2019.7 記)

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 2021年夏の追記です

 増補版が文庫で出ましたので(2021・新潮文庫)、読んでみました。

 元の本の8本の対話などに、新しく8本の対話などが加えられて、倍の分量、それが文庫本で読めるのですから、お得です。

 しかも、分量が増えたことで、中身がさらに充実をして、深まった感じがあって、さらにいい本となりました。

 翻訳家の柴田さんと、小説家で翻訳家の村上さんの違いも少し出てきて、参考になりました。

 一番のびっくりは、村上さんが文章がうまい小説家として藤沢周平さんを挙げていらっしゃるところ。

 じーじはどちらも大好きな小説家さんですが、こんなところにつながりがあるとは思いませんでした。

 もっともっと読み込んでいきたいと思いました。      (2021.7 記)

 

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