2011年のブログです
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このところ、河合俊雄さんや岩宮恵子さんの村上春樹論を読んで深く感ずるところがあったので、再度、村上春樹さんを読み返しています。
今のところ、『国境の南、太陽の西』のほか、『ダンス・ダンス・ダンス』(1991・講談社)、『雨天炎天』(1991・新潮文庫)、『遠い太鼓』(1993・講談社文庫)、『スプートニクの恋人』(2001・講談社文庫)、『アフターダーク』(2004・講談社)などです。
エッセイもとても面白いのですが、小説は河合さんや岩宮さんの本を読んだ後でさらに注意深く、しかし、自由に感じながら読んでみると、より深いものが感じられる気がします。
以前読んだ時より年を取ったせいもあるでしょうし(何しろ20年ぶりに読んだ本もありました)、いろんな経験をしたせいもあるのでしょうが、河合さんや岩宮さんの切り口のすごさによるところも大きいと思いました。
もうしばらくは村上ワールドに浸りながら、いろいろと考えていきたいと思っています。 (2011.11 記)