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燻り

黒川博行 講談社文庫

いかん..また2冊も読んでしまった..(汗)未読の在庫が..
午前中の「センセイの鞄」の後に読んだこのギャップが
かえって良かったかも知れません..短編集は同じ頁数でも読む時間が早くなります..
関西(特に阪神間)が舞台、知ってる地名を活字で追うだけで
イメージが膨らみます..楽しい..
アングラ世界の話なのですが、登場人物がどこか間抜けで笑えます..
ただタイトルの「燻り」の作品が短すぎて..
終わってないと言うか始まる前に終わってしまったというか..
黒川サンの長編読みたいですね..

★★☆
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センセイの鞄

川上弘美 文春文庫

色々な目線からの感想があると思います..。
他の本を読みながら少しずつ読んだ方がよかったかも知れません..
4時間くらいでサクッと読む物ではなかったかも..
ツキコさんの日記の様な物語に付き合って、ゆっくり読むべきかな..
一口食べては一口飲む..酒の肴のような味わい方が正しいのだと思います。
牛丼の様にかっ込んでは良さが半減したかな?と反省..

残念なのは..stoicな風味を最後まで通してほしかった気がしました..

★★☆
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0.001%の物語


本を片手に「ツボツボ」と押すのでして..
押す部分に配合された純度99.999%のゲルマニウムが
どれほど凄いのかわかりませんけれど...W
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暗色コメディ

連城三紀彦 文春文庫

難しい小説でした..気力がいります..
「序章」「第一部」は精神科の病棟が舞台でもあって
非現実な登場人物の妄想に..負けそうになります..
「さあこのパスタ美味しいんですよ..この専用のスプーンでお召し上がりください」と
凄く笑顔ですすめられてるような気になり..
自分の常識を盾に怪しみながら読んでいるので、いまいちのめり込めなかったです..
怪しい勧誘に疑いながら聞いている感じでしょうか?
やがて「精神分析」になり「トリックの謎解き」になって行きます..
最後まで読んでも「消化不良」の感があります。

★☆☆
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