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てのひらの闇



藤原 伊織 文春文庫

ハードボイルドは苦手です。
日本には似合わないからだと思います。
人も街も.. 松田優作以外.. ハードボイルドは似合わない国です。
ただ史上初めて江戸川乱歩賞・直木賞を同時に受賞した
藤原伊織さんの『テロリストのパラソル』は面白かったので 今回も読んでみました。
でもやっぱ無理かな..

設定が強引で構想に厚みが無いです。
展開にリズム感が無く..だらだらと.. 高熱だからフラフラか..w

電通時代に、仕事をしながら浮かんだ妄想を 小説にまとめたって感じる作品
なのでサラリーマンの現実とハードボイルドな非現実の
混ざり合わない混ざり毛糸な印象

★☆☆
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