国境付近の陣地からレバノンへ向けて砲撃するイスラエル軍の自走砲部隊
(CNN)
イスラエル軍は現地時間の10月1日未明、レバノン南部で「限定的な地上作戦」を開始したと発表した。
国境付近にいるCNN取材班の拠点からも砲撃音が聞こえ、ドローン(無人機)やヘリコプターの飛行する音が空をつんざいた。
村落の方向からは爆発音が何度も聞こえ、立ち上る煙や閃光(せんこう)が見えている。
イスラエル軍はヘブライ語の声明の中で、「数時間前にレバノン南部でテロリストおよびテロ組織ヒズボラのインフラを標的として、標的を絞った限定的な地上作戦を開始した」と発表。
標的とする国境付近の複数の村落を「国境地帯のイスラエル人入植地を脅かす差し迫った現実的な脅威」と位置付けた。
イスラエル軍はこの日、レバノン地上侵攻開始に向けた動きを見せていた。
別の声明では「政治上層部の決定に従い、ヒズボラのテロリスト目標およびレバノン南部のインフラに対する正確な情報に基づいて、限定的、局地的かつ標的を絞った地上急襲を数時間前に開始した」と発表。
「標的は国境付近の村落にあり、イスラエル北部の集落に対する差し迫った現実的な脅威となる」とした。