Renaissancejapan

哲学と宗教、財閥、国際政治、金融、科学技術、心霊現象など幅広いジャンルについて投稿しています

世界大戦の主原因は石油  英米 vs ソ連(ロシア)

2023-03-17 23:50:10 | 麻薬・阿片・石油

第一次世界大戦の主原因は石油 死の商人ザハロフ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6b5f8da6b280295600c593cd8ed50141
からの続き

 

ザハロフが、デターディングのために小アジアに於いて火中の栗を拾っている間に、デターディング自身はロシアで苦杯をン召させられていました。

ロシアの石油戦線にはスターリンがいました。 ボリシェヴィキスト(過激派共産主義者)はすべての重要産業を国家の手に収めてしまいました。 コーカサス出身のスターリンが、一早くその地方の石油地帯を抑えたのも当然でしょう。その結果、世界大戦勃発二年前、デターディングがフランスのロスチャイルド家から買収しておいた採掘権も、ロシア新政府のために没収されてしまったのです。

しかし、他の資本家が絶望している時、デターディングは一つの希望を抱いていました。 それはウランゲル将軍とかデ二キンとかユーデニッチとかコルチャック将軍というような反赤旗派の闘志達が、今にボルシェヴィキ政府政府を倒し、バクーにデリック(クレーンの一種)を林を立てることのできる日が来るだろうという希望でした。

ス言った予想から、彼は亡命ロシア人の財閥と盛んに取引を続けました。 パリのカフェに、失意の毎日を送ってイタアチャツーロフ兄弟は、その没収された土地を捨て値でデターディングに売却しました。その他の白系rシアは次々にこの例に倣います。 英国人の中にも厄介払いの気持ちで、シバエフ会社とかバクー・ルシャン会社とかを手離す者もでてきました。

デターディングは失意のどん底二あえぐ、すべてのバクーおよびコーカサスの石油資本家から利権を買収していき、グロズヌイやマイコープ地方の石油権益も、彼の手に落ちました。 更にまた、レーニン没落の日を夢見つつ。送油管工場も買収し、グロズヌイからノヴォローシスクに至る送油管(パイプライン)建設の紙上計算を立てました。

1920年になって、英国やデターディングの経済的援助を受けたデニキン及びウランゲル将軍閣下の白露軍が、ボリシェヴィキ(過激派共産主義者)に対して反旗を翻します。亡命ロシア人が捨て値で石油利権を手放したことを後悔しているとき、デターディングはロシア石油の支配者となる日が近づきつつあることに、満面の笑みを浮かべていました。

彼は、その獲得した全利権を統合して、アングロ・コカシアン(英・コーカサス)会社を設立しました。この会社は将来コーカサスにおけるアングロ・ペルシャン(英・イラン)ともなるべき使命を持っていました。 デターディングの計算によると、年々150万トンの石油をノボローシスク港から積み出せることになっていました。

skし、彼の予想は砂上の楼閣に終わってしまいました。とロッキーの軍隊は南部ロシアに殺到し、帝政派の将軍を撃破し、デターディングの握ていた石油利権は、紙屑ンも等しい不渡り手形となってしまったのです。 レーニンの偉業を継いだスターリンは、石油をソビエトの手で確保し、新プロレタリア帝国の財源とすべう決意していました。

sかし、飢饉や生産減少、財源不足に悩むソビエトにとって、外国の承認を得て外貨を獲得するためには、石油こそ重大な餌となってきました。ここに1920年4月、英仏間にサン・レモ協定が締結しされました。 この協定は世界の石油をめぐる英仏間の勢力分布を決定したものですが、ロシアの石油については両国ともロシア石油開発権獲得に努力し、各自その国民に援助を与えることを約束しています。

そして、ロシアに関する協定は、結局、ロシアを三角形の頂点としたデターディング(ロイヤルダッチシェル=ロスチャイルド)とスタンダード石油(ロックフェラー)の構想に過ぎないのです。 

石油業界のナポレオンと称されるデターディングは元々は、オランダのロイヤル・ダッチ石油会社の社長。 ロックフェラーにスタンダード石油に対抗するため、イギリスのマーカス・サミュエル社長率いるシェル輸送会社(石油事業もしている)と、ロスチャイルドの仲介で、合弁会社、ロイヤル・ダッチ・シェルを設立。 この時にロスチャイルドも株主となっています。 ロスチャイルドの参入により、スタンダード石油に、日本お含む東アジア市場で、勝利した歴史があります。

ロシアは、外国のクレジットと資本を望んでいました。デターディングとスタンダード石油は石油採掘権を欲しがっていました。ロシアは製油試掘権を売却して資金を得ようとしていましたが、デターディングの望むところはロシア石油の独占であり、スタンダード石油の締め出しでした。

そして、デターディングの希望が受け入れられそうになった時、須tンダード石油は、慌ててフランスとベルギーを抱きこんで横やりを入れました。

 

デターディングと英国は、もしロシアが石油採掘権を認めてくれるなら、従来の負債はもちろん没収された財産の損失も棒引きとするいう方針を取ります。 これに対して、フランスとベルギーを抱き込んだスタンダード石油は、この英国の方針に真っ向から反対。 

このスタンダード石油とデターディングの抗争は、とシアの承認と借款都の機会を失わさせました。 ロシアは自力で石油開発に乗り出し、バクーのデリック(クレーンの一種)は活動し始め.生産した石油を欧州市場に送り、大胆にもロイヤル・ダッチ・シェルとスタンダード石油に挑戦してきたのです。

このロシアの攻撃に対し、世界石油の支配者スタンダード石油とロイヤル・ダッチ・シェルは共同戦線を張って対抗しました。彼らは決してロシアの「盗品石油」を買わない約束をしました。

ロシアの石油は、ロシア革命で、革命共産政府が没収しただけだからです。

 

しかし、デターディングは依然としてソビエト没落の日を信じて、破産したロシア亡命事業家からバクーの石油を買い集めていました。これに対しスタンダード石油は密使をモスクワに送り、石油採掘権獲得のために暗躍していました。 

両社の足並みは乱れ始め、遂にデターディングはスタンダード石油との制約を破って、ひそかにバクーの「盗品石油」を安く買い、スタンダード石油との販売競争に一石を投じようとしました。

スタンダード石油はこの裏切り行為に対し、憤慨し、遂に両社の協定は敗れました。 またしても、モスクワは、採掘権と販売権を獲得しようとします。

 

後進国ソビエトは、石油こそ資本主義国家を惹きつける最善の餌であり、力であることに気づきます。 そしてこの石油がデターディングやロスチャイルド、そしてロックフェラーを敵としても戦える武器であることを知るようになり、

世界石油市場に英・米と並んで鼎立ていりつ(三つの勢力が対立)する力となってきたのです。

 

次の投稿に続く

 

 

(参考 本件、今までの投稿)

 

第一次世界大戦の主原因は石油 死の商人ザハロフ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6b5f8da6b280295600c593cd8ed50141
第一次世界大戦 本当の主原因は石油
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d703a4b6c6cf41438a0dd8907308e261
日本市場でのロイヤル・ダッチ・シェル vs スタンダード石油 販売戦争
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f9b0c8415ececd8eb83f86f3c2271c80
極東における血みどろの石油販売戦争
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f22623351b78925c3350ffb60ea56de9
ロックフェラーを倒したロイヤル・ダッチ・シェル(デターディング・サミュエル連合)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f8dee26c06fec6a31193a3eee46ad2c9
石油業界のナポレオン、デターディングと英国のユダヤ人、マーカス・サミュエル   https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7addcc3b4d7d47626e3ddf56898b30ec
独ガソリン・ディーゼルエンジンと仏プジョー、そしてロスチャイルドhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e16baece0ccf5acec5e58e26f8bdcd04
ロックフェラーより早かった日本の石油商用化
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7bf2a45203a4f71982dfdf7e53dd2c02
石油の発見と利用の人類史
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b555050c36935ad6e972408f0bae2c6b

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
哲学・宗教・思想 ここまでの投稿記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7da98797504886d8b9eaa2e5936655e6
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロスチャイルド財閥-163  ロスチャイルド財閥について今まで投稿してきた記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/fedeabe97fbe342e880f7195d00dabec
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界の財閥 ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/14d30c37bfae00d834c78d49da070029
日本の財閥 ここまでの投稿記事リスト 
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6958fc72746302160416dd6dad039f68
ゴールドマン・サックス ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0b4c5b8ba383a38e0af1df7b1a477ea3
Black Rock ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/93ef8de49c1ff9039ce7446f1f3fb0e8
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


小西vs高市に関する最新報道

2023-03-17 18:25:24 | 日本政治・外交

【高市大臣ますます逆切れ暴走…最大NGワード「質問するな!」を放ち、自民党内でも大ブーイング】日刊ゲンダイ2023.03.16 

https://news.yahoo.co.jp/articles/3c9b1e1e9dcdfe12f2992fe1b063726280a5ac28

総務省の行政文書に記録されている「大臣レク」が行われたのか否かで、15日も国会は大炎上だ。総務省が「レクは行われた可能性が高い」としているのに、当時の高市総務相(現・経済安保担当相)は、15日も「レクはなかった」と断言。野党議員に追及されると、とうとう「もう質問するな!」と逆切れする始末だ。

問題になっているのは〈高市大臣レク結果(政治的公平について)〉と題された行政文書。日付は2015年2月13日で、場所は総務大臣室。出席者は高市氏本人と参事官、秘書官の大臣室側の3人と、レクに上がった総務官僚3人の計6人と記されている。 15日の参院予算委員会では、レクの存在自体を否定する高市氏に対し、立憲民主党の杉尾秀哉議員が「高市大臣の発言には根拠がない。全く信用できない」と追及。すると高市氏は、怒りをにじませながらこう吐き捨てたのだ。「私の答弁が信用できないんだったら、もう質問なさらないで下さい」 大臣が野党議員に「質問するな」とは、前代未聞だ。

さらに、「なぜ答弁拒否するのか」と食い下がる杉尾氏に、「答弁をしても杉尾議員が私の発言を信用できないとおっしゃったからだ」と発言。まるで小学生の言い訳である。

 行政監視機能を持つ国会を否定するトンデモナイ暴言だが、高市氏はさらに事態をややこしくさせる答弁を展開した。大臣レクの存在を否定する自身の主張を補強するため、「(文書に記されている)大臣室側の2人は『絶対にない』と言ってくれています」と発言したのだ。

言ってはいけない「最大のNGワード」

「大臣レク」文書によれば、大臣室側の2人とは、当時の平川薫参事官と松井正幸秘書官のこと。現職の総務官僚である松井氏は総務省の聞き取り調査を受けているはずだが、高市氏が言うように「大臣レクは絶対になかった」と断言したのだろうか。

実際は、「よく覚えていない」程度のことしか言っていないのではないか。もう一人の平川氏は、現在、内閣法制局に所属している。 いずれにせよ、高市氏が「2人は『絶対にない』と言ってくれています」と“新しい証拠”を出してきたことで、今後、野党の追及がさらに激しさを増すのは間違いない。実際、杉尾氏は2人の参考人招致を求めていた。

火に油を注ぎ続ける高市氏に対し、さすがに、自民党内から大ブーイングが噴出している。

「『質問するな』は閣僚が言ってはいけない最大のNGワード。あり得ない態度だ。この調子では、批判報道に拍車をかけることになるに違いない。ただでさえ、自らの調整不足で高市さんの地元・奈良県知事選は保守分裂の様相となっている。これ以上“悪目立ち”すれば選挙に影響するのではないか。

普段はあそこまで感情的になるタイプではないはずだが、相当、精神的に追い込まれているのだろう」(閣僚経験者)

暴言を繰り返す高市氏の様子は連日、テレビで報じられている。このままだと、奈良県知事選だけでなく、4月の統一地方選全体を直撃しかねない。そうなれば、いよいよ党内から完全に見放されてもおかしくない。

 

 

 

【「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!】

 日刊ゲンダイ 2027.7.22

https://www.nikkan-gendai.com/articles/image/news/209897/72826

〈たくさん恋をした。人生の節目節目に男性と出会い、悲しい別れもあった〉ーー今から25年前、高市早苗総務相(56)が31歳の頃の告白だ。 19日に14年連れ添った山本拓衆院議員(65)との離婚を発表。結婚当初から「政界きっての“肉食女子”とみられていた彼女が10歳上の冴えない山本さんを選ぶとは」と政界関係者の間ではささやかれてきたが、高市大臣の“肉食伝説”がうかがえる「幻の本」がある。 

1992年の参院選に初出馬(落選)する1カ月前に刊行した自伝的エッセー、「30歳のバースディ その朝、おんなの何かが変わる」(大和出版)だ。

 プロローグで〈恋の話をいっぱい書くことにした〉〈「頭の中は恋のことでいっぱい」のプライベートライフには呆れられてしまうかも〉と宣言した通り、男性遍歴を赤裸々に記している。驚くのは〈お酒の思い出といえば、地中海で、海の見えるホテルの部屋で、飲みィのやりィのやりまくりだったときですね〉と、カンヌでの情事まで洗いざらいブチまけていること。

〈それでウフフフフ……。朝、寝起きに熱いシャワーを浴びながら、彼が選んでくれた極上の赤ワインをいきなり飲み始める。バスローブのまま〉〈ルームサービスを食べるときも当然、ベッドで裸の上にブランケットを巻いたまま〉〈彼がすばらしいテクニックを持っていることは言うまでもない。トコトン、快楽の境地におぼれられる相手じゃないと話にならないわけ>ーーやれやれ。

 

 

 

 

適菜収「それでもバカとは戦え」
【一連の“高市騒動”の前提 安倍晋三による言論弾圧は疑惑ではなく客観的事実だ】
日刊ゲンダイ 2023/03/11

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/319888

今回の高市早苗を巡る一連の騒動。前提として確認しておきたいのは、安倍晋三という異常な人物が、言論統制・言論弾圧を行っていたのは疑惑ではなく、客観的事実であるということだ。アメリカ国務省が発表した人権状況に関する2016年版の年次報告書には、放送局が政治的な公平性に欠ける放送を繰り返した場合、高市が電波停止を命じる可能性に言及したことを挙げ、「安倍政権によるメディアへの圧力強化に懸念が強まった」と指摘した。

2016年、国境なき記者団は「国境なき記者団は日本のメディアの自由の低下を懸念する」という文書を発表。「安倍政権によるメディアの独立性への脅し」「主要な放送局内で自主規制が進んでいること」などを挙げた。

3月2日、立憲民主党の小西洋之議員が安倍政権時代に作成された総務省の内部文書を公表。そこには礒崎陽輔首相補佐官(当時)が14年11月26日に、放送法の解釈や違反事例などの説明を総務省に問い合わせてから、翌15年5月に高市が従来の政府見解を事実上見直すまでのやりとりが時系列でまとめられている。

要するに政府にとって都合の悪いテレビ番組を潰すために悪党が動いたわけだ。内部文書には「現在の放送番組には明らかにおかしいものもあり、こうした現状は正すべき」という安倍の発言や「けしからん番組は取り締まるスタンスを示す必要がある」という礒崎の発言も記載されている。

当時、総務相だった高市は自身の言動に関する記述から「全くの捏造文書だ」と主張。捏造でなかった場合は閣僚や議員を辞職するかと問われると「結構だ」と答えた。その後、総務相の松本剛明が「すべて総務省の行政文書であることが確認できた」と述べ、礒崎が総務省に「問い合わせた」ことも認めた。内部文書によれば、礒崎は「この件は俺と総理が二人で決める話」「しかし、俺の顔をつぶすようなことになれば、ただじゃあ済まないぞ」と圧力をかけたという。

 結局、高市は議員辞職を否定、「私に関しての4枚については内容が不正確であると確信を持っている」とトーンダウン。アホくさ。ちなみに15年、礒崎は安保法案に関し「法的安定性は関係ない」と口を滑らせている。安倍政権がやったことは、自由と法に対する挑戦だった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
哲学・宗教・思想 ここまでの投稿記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7da98797504886d8b9eaa2e5936655e6
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロスチャイルド財閥-163  ロスチャイルド財閥について今まで投稿してきた記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/fedeabe97fbe342e880f7195d00dabec
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界の財閥 ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/14d30c37bfae00d834c78d49da070029
日本の財閥 ここまでの投稿記事リスト 
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6958fc72746302160416dd6dad039f68
ゴールドマン・サックス ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0b4c5b8ba383a38e0af1df7b1a477ea3
Black Rock ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/93ef8de49c1ff9039ce7446f1f3fb0e8
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

第一次世界大戦の主原因は石油 死の商人ザハロフ

2023-03-16 23:03:09 | 麻薬・阿片・石油

第一次世界大戦 本当の主原因は石油
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d703a4b6c6cf41438a0dd8907308e261
からの続き

 

ロックフェラーなど米国オイルマンが世界大戦後、石油戦に振るわなかったのは、恐らくバジル・ザハロフ卿のごとき策士を欠いていたためと言われています。


  バジル・ザハロフ

ザカリアス・バジレイオス・ザハリアス(Zacharias Basileios Zacharoff、1849年10月6日 - 1936年11月27日)、あるいはザハロフは、トルコ生まれの武器商人。ヴィッカース社など[1]数々の武器製造業者の代理人として武器取引に関わり、死の商人の代表格と看做されると共に神秘の男と渾名された。

 

プロフィール
オスマン帝国治下のムーラで、ギリシャ商人の家に生を享ける。少年時代にコンスタンティノープルへと出て貿易商の伯父の許で働くも、店の資金を横領してロンドンに逃亡。ザハロフは逮捕されて法廷に引き出されるも、横領した金は自分が正当に受け取る利益金の一部だと主張した。

事態にけりをつけると彼はアテネに行き、現地の政界の有力者エチエン・スクルヂスに天賦の外交的才能を見込まれてスウェーデンの武器製造業者・ソーステン=ノルデンフェルト社の代理店の主任に据えられた。

露土戦争終局後の当時のギリシアでは軍備拡張の機運が嵩じていた。しかしノルデンフェルト社は同業他社のクルップ、シュナイダー、ヴィッカースと比較すると分が悪く、そこでザハロフは視点を変えて当時では珍しかった潜水艇をギリシャ政府に売り込むことに成功した。さらに彼はそのギリシャと軍事的に対立していたオスマン帝国にも武器を売り込むなど同社の売り上げに貢献した。

その後、マキシム機関銃を発明したハイラム・マキシムと邂逅し、やがてマキシム社をノルデンフェルト社と合同させると共に機関銃の売り込みで力を振るった。そのマキシム=ノルデンフェルト社も1897年にヴィッカース社に買収され、その代理人としてまた大株主としてザハロフは武器取引で重きを成した。こと第一次世界大戦ではイギリスフランスなど連合国の武器調達に深く関わると共に、ギリシャの支援にも力を尽くした。だが希土戦争をめぐるザハロフの工作が議会で追及されるに至り引退を決意、モナコに隠棲しモンテカルロで没した。また、ザハロフの手引きでギリシャを援助していたロイド・ジョージは、損害を追及されて政界で孤立した。 wiki

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ロックフェラー他、米穀オイルマンが、第一次世界大戦後石油戦に振るわなかったのは恐らくバジル・ザハロフ卿の王な策士を欠いていたためであろうとされています。

この男は列国間を巧みに泳ぎ回り、世界大戦中敵味方の区別なく兵器を売りつけ、大儲けしました。 彼の兵器セールスマンとしての踏み出しは、自分の祖国のギリシャに潜水艦二隻を売りつけ、これを餌にしてギリシャの敵トルコに潜水艦2隻を買わせるという大芝居に始まっています。 彼はまた、ブーア人に機関銃を提供して巨万の利益を得ましたが、凍機関銃によって南アフリカ占領のための戦争に於いて、英国兵は多数の犠牲を出しました。

更に彼は、トルコ軍に大砲や機雷を売りつけ、その結果、ダーダネルスに於ける英国兵の死傷、英国軍艦撃沈の惨事を招くことになりました。彼がそのような行為を敢えてしたのは、その所属会社の英国兵器工業会のマンモス、ロスチャイルドGrのh利器会社ヴィッカース会社の利益のためでした。 ちなみに日露戦争の日本海海戦で大活躍した戦艦・三笠もヴィッカース社製です。

ザハロフが「欧州の神秘人」と呼ばれるのも不思議ではなく、彼の行動は実に奇々怪々な霧につつまれています。意中の恋人、ヴィラフランカ侯爵夫未亡人に求愛するためにマドリッドに急行したかと思えば、その帰途にはスペインからのっ兵器注文を取ってきていました。 そうかと思えば、今日はペテログラード(現・サンクトぺテルスベルグ)で大公と懇談し、明日はこれまで彼を寄せ付けなかった某国の大臣と密談しているという有様でした。

彼は英国海軍省(ホワイト・ホール)にも仏国外務省にも自由に出入りを許されていました。 新聞人や平和論者は彼の動きに注目し始めましたが、久しい間その正体を掴むことが出来ませんでした。 彼はポアンカレやクレマンソーと親交があり、特にクレマンソーとは工業および新聞関係の事業に於いて共同していました。

1880年代、英・仏を緊張させ、有名なターピン事件の背後には、ザハロフはコーネリュース・ヘルツの名で関係してしたと言われています。彼は共同事業者の一人であるジョン・マレー卿と通じて、英国に於けるマルコーニ事件の巻き沿えを食い、この事件によってロイド・ジョージは失脚する憂き目に突き落とされました。

兵器会社のラスプーチンであり、「ジキル博士とハイド」でありザハロフは、フランスの支店にニコラス・ピエトリを配していました。ピエトリはザハロフの金によって、代議士や閣僚の関係しているような会社には、しばらく取締役として名を連ねていました。かかる資本はザハロフの銀行から出ていました。

ザハロフと英国の密接な関係を考える時、この銀行がパリ銀行と犬猿の間柄であったことも不思議ではありません。戦火が治まるや、機を見るに敏感なザハロフは、従来のようには兵器の取引では距離を得ることは出来ないことを感じていました。 彼はもちろん、大戦中に於ける石油市場での需要の高まりを見逃す筈もなく、せきゅ業界へのサンユウを決心しました。

彼はフランスから与えられたレジオン・ドヌール勲章を胸に下げ、あたかもフランスの友であるかのように振舞っていました。 しかし、彼の真の友は海峡の彼方にあったのであって、このヴィッカースの重役は、その友であるデターディングとアングロ・ペルシャン(英・イラン)石油会社のスパイとなっていたのです。

彼は自ら主役となって、フランス石油市場を英国のために獲得しようとしました。デターディングは既に府フランスに於いては警戒されていました。 デターディングは、オランダのロイヤル・ダッチ社の社長で、米スタンダード石油に対抗するため、ロスチャイルドの仲介で、マーカス・サミュエル率いるシェル輸送会社(石油事業も行っている)と豪米会社を設立し、ロイヤル・ダッチ・シェル社が設立されました。 言うまでもなく、この時ロスチャイルドも株式を所有ししています。 そして、ロックフェラーのスタンダード石油との販売競争に勝利したことは既に紹介した通りです。

虎宰相と呼ばれるフランスのクレマンソー首相が、米ウィルソン大統領に切実な電報を打った時から、フランスは貧弱な自国の石油資源を苦にし始めていました。 折からイギリスはフランス領アルジェリアに於ける石油採掘権を要求してきました。フランス国会は激怒し、英国の帝国主義的要求に似たする非難の声が上がり、フランス政府は英国の要求を退けました。

こういった情勢の後だったので、ザハロフは極めて巧みな網を張りめぐらせて、フランスの石油業界にの中に食い入っていきました。 アルジェリアにおける英国の広範な石油採掘権は、フランス資本の新しい会社に譲渡されました。表面上、それはいかにもフランス資本であるかに見せかけ、会社名も「アルジェリア石油研究探査開発会社」と称しました。 重役の名は一人残らずフランス人のなめを連ねていましたが、5人のうち3人はザハロフの腹心であったので、経営上の全権はザハロフに握られていました。

こうしたカラクリは、フランス国内の石油機構には随所に見られます。各会社との秘密関係がザハロフとの間に結ばれていて、大なり小なり、彼の息がかかっていないものはありませんでした。 フランス海軍に石油を供給するために設立された西部海事会社ですすら、関係者はフランス人に限られる建前になっていtにもかかわらず、ザハロフ一派の勢力が入り込んでいたことが明らかとなりました。

英国人の図太さはいよいよ露骨になってきました。彼らはアルジェリアその他の植民地における石油採掘権の獲得のために活動を開始しました。 彼らは火急にこれを開発しようとするのではなく、ペルシャ及びこの他の地方に於けるのと同様、未開発のまま保有しておこうという肚(はら)です。 

更に彼らは、フランスおよび米国の会社の手から石油を奪い取ろうとしていました。アルジェリア地方には石油が豊富に埋蔵されていました。 試掘の結果、かなり広範囲にわたる石油埋蔵が証明されたのです。 それにもかかわらず、英国方面からフランス国内に放送されたプロパガンダによるとアルジェリアの石油は何ら見る米物はなく、例え開発しても失敗するのは明らかで、この際外国に採掘権を与えた方が賢明だとPRしました。 

デターディングとアングロ・ペルシャン(英・イラン)に代表された英国海軍のために打ったザハロフの芝居です。 しかし、このアルジェリアの石油問題をめぐる陰謀は、結局は紙上作戦に過ぎず、その実績は見るものがありませんでした。 ザハロフのミステリー・マンとしての真骨頂は、1920年の希土(ギリシャ・トルコ)戦争で発揮されました。自己の兵器工場を肥やすためには、戦雲を巻き起こすことも辞せなかった彼が、今や石油のために人命を犠牲にすることになんら躊躇するとは思われません。

 

 

 

希土(ギリシャ・トルコ)戦争
英国が、う。ギリシャの小アジア方面に対する野望を与えたのは、フランスが希望してやまない豊富な油田を英国のために保有するという下心があってのことでした。 英国の後ろ盾によってギリシャの国民主義者や熱血児ヴェニゼロスがトルコに対して挑戦したのも、アテネの背後にはザハロフ、ザハロフの背後には英国石油資本がいたからです。

ヴェニゼロスが、海峡をそそのかし、キリスト教徒を虐殺するトルコの陰謀を発表した時、列国はギリシャのスミルナ占領を承認しました。列強は戦後の諸問題について多忙を極めていたので、白紙委任状によって万事をヴェニゼロスに任せきりましたヴェニゼロスの陰には必ずザハロフがいて、連合国側の正規化との交渉については、常にあっせんの労を取り、かつロイド・ジョージに接近させました。こうして、ギリシャに対する財政援助を獲得することができました。

しかし、この間、フランスの了解は得ていませんでした。ヴェニゼロスのスルミナ進撃が開始されると、フランスは驚きました。
これによて、フランスの小アジアにおける石油利権が脅かされることになるかです。フランスはすぐに近東事情に通じた政治家フランクリン・ブイヨンをトルコに送りました。

間もなく、フランスの兵器会社シュナイダー製の大砲が、ザハロフの英国会社ヴィッカース製尾大砲とその威力を洗うことになりました。 国家的経済利害関係がこのように露骨に表面化した例はそうあるものではありません。 トルコの背後にはフランス製の大砲と石油があり、ギリシャの後ろ盾として英国製大砲と石油がありました。

 

しかし、陰謀論者達もマケドニアの一牧童(牧場で家畜の番をする子供)から身を起こした愛国者の出現までは計算外でした。 ケマル・パシャ、彼がトルコを支配することになるのです。 ケマル・パシャはドイツの「東方にしん出せよ!」政策の次にくるものを知っていたし、英国のメソポタミア攻勢が何を意味するかも知っていました。 そうです、トルコおよび小アジアには豊富な石油が眠っているのです。

彼は、ギリシャ、ザハロフ、石油資本も恐れませんでした。9ケ月にわたる穏忍自重の後、ケマル・パシャはもうzンと反撃に出て、
ギリシャ軍は引き潮のごとき勢いで退却し、辛くもする皆にたどり着きました。 スルミナもシュナイダー製大砲の威力の前に陥落し、ギリシャ軍は小アジアから駆逐されてしまいました。

石油戦争の水源地とも位yべき英国議会においても、ザハロフやロイド・ジョージには悲報が待っていました。 ザハロフの大芝居はいppンの議員には了解されず、英国は何故に遠隔の地で戦争をしなければならないのか、との非難が起こっていたのです。彼らには石油外交の意義が全く分かっていなかったのです。

フランスやアルジェリアに於いては超人的な成功を見せたザハロフは、今回は完ぺきなまでに敗れ、彼の存在は不必要にすらなりました。 彼は英国の石油利権を極めて不利な状況に追い込みました。 トルコにおける今後の採掘権を得るには、改めて第一歩から踏み出し、ケマル・パシャの機嫌を取り結ばなければなりませんでした。 一方のトルコのギリシャ撃退の輝かしい印を作ったフランスもまた、近東の石油地帯に委任統治区域を拡大することを控えなければ状態となりました。

そして、ザハロフは米国生まれの敏腕な石油外交家セレスト・グーベンキャンにバトンを渡して退陣せざるを得ませんでした。彼の政治協力者のロイド・ジョージもまた。この石油戦失敗の責任を取ることななりました。

 

 

英米 vs ソ連 石油戦争

ザハロフが出たディングのために、小アジアに於いて火中の栗を拾っている間に、デターディング自身はロシアで苦杯をなめさされていました。 ロシアの石油戦にはスターリンがいました。 ボリシェヴィスト(過激派共産主義者)はすべての重要産業を国家の手に収めてしまいました。

コーカサス出身のスターリンが一早くその地方の石油地帯を抑えたのも当然だttでしょう。 その結果、第一次世界大戦勃発二年前、デターディングがフランスのロスチャイルド家から買収しておいた採掘権も、ロシア新政府のために没収されてしまったのです。

次の投稿に続く

 

 

 

(参考 本件、今までの投稿)


第一次世界大戦 本当の主原因は石油

https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d703a4b6c6cf41438a0dd8907308e261
日本市場でのロイヤル・ダッチ・シェル vs スタンダード石油 販売戦争
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f9b0c8415ececd8eb83f86f3c2271c80
極東における血みどろの石油販売戦争
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f22623351b78925c3350ffb60ea56de9
ロックフェラーを倒したロイヤル・ダッチ・シェル(デターディング・サミュエル連合)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f8dee26c06fec6a31193a3eee46ad2c9
石油業界のナポレオン、デターディングと英国のユダヤ人、マーカス・サミュエル   https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7addcc3b4d7d47626e3ddf56898b30ec
独ガソリン・ディーゼルエンジンと仏プジョー、そしてロスチャイルドhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e16baece0ccf5acec5e58e26f8bdcd04
ロックフェラーより早かった日本の石油商用化
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7bf2a45203a4f71982dfdf7e53dd2c02
石油の発見と利用の人類史
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b555050c36935ad6e972408f0bae2c6b

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
哲学・宗教・思想 ここまでの投稿記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7da98797504886d8b9eaa2e5936655e6
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロスチャイルド財閥-163  ロスチャイルド財閥について今まで投稿してきた記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/fedeabe97fbe342e880f7195d00dabec
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界の財閥 ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/14d30c37bfae00d834c78d49da070029
日本の財閥 ここまでの投稿記事リスト 
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6958fc72746302160416dd6dad039f68
ゴールドマン・サックス ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0b4c5b8ba383a38e0af1df7b1a477ea3
Black Rock ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/93ef8de49c1ff9039ce7446f1f3fb0e8
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


第一次世界大戦 本当の主原因は石油

2023-03-16 04:16:31 | 麻薬・阿片・石油

歴史の教科書では、オーストリア皇太子がサラエボの青年に暗殺され、第一次世界大戦が勃発。 そして決着は、英米仏の勝利、独露の敗北、そしてドイツはベルサイユ条約で天文学的数字の賠償金を背負わされ、ハイパーインフレ。

英仏は勝利するも没落し、世界覇権は欧州からアメリカに移動。 なんのこっちゃ?と思った人も多いかと思いますが当然です。 

アメリカに覇権が移動したのは、ロスチャイルド・モルガン・ロックフェラーなど国際金融財閥が、アメリカ政府は一株たりとも持たない100%の私企業FRB(アメリカ中央銀行)を1913年に設立し、

ただの紙切れにドル札を印刷しまくって、イギリス(大英帝国)とフランスに巨額の戦争国債を買い、巨額の軍事物質を売りつけたのd簡単に説明でき、その通りでしょう。

 

ただ、サラエボの件とか、何でドイツがやられなあかんねん?という疑問には全く答えてくれていません。

実は、当時はドイツの興隆期で、科学技術・哲学・音楽・文化などが花開き、特にガソリン機関(エンジン)やディーゼル機関を開発し、軍事的にも、英米仏を上回り、大英帝国の覇権を脅かす存在になっていました。

そうです、石油です。 石油が第一次世界大戦の本当の原因です。 今まではロックフェラーのスタンダード石油 vs 英欄・ロスチャイルドのロイヤル・ダッチ・シェル の話を書いてきましたが、この宿敵の両雄は、ドイツをやっつけるために本音は別にして一時的に仲良くなるのです。 

 

『東方に進出せよ!』を合言葉に、ドイツの外交陣は条約の絆を締め、実業家もこの政策に沿って利権の獲得に血眼になってました。 軍部もまた、この目的の下に動いていました。 これがサラエボ事件の背景です。

ドイツの東方進出政策がバルカン半島の雲行きを怪しくし、サラエボの悲劇を生み、世界を戦禍に巻き込む一大動乱となったのです。 

ドイツの東方進出の目的は石油以外の何物でもありませんでした。 カイゼルの3B政策ーベルリン、ビザンチン(イスタンブール)、バクダッド(イラク)を地政学的に支配し、

大英帝国の3C政策ーカイロ(エジプト)、ケープタウン(南アフリカ)、カルカッタ(インド)を地政学的に支配し、植民地政策を、有利に進める政策に対抗するものでした。 実は、ドイツは大英帝国の世界覇権を狙っていたのです。

このドイツの3B政策は、先ずバクダッド鉄道によって実行の第一歩を踏み出しました。その鉄道が走った線路は、今までアラビアンナイトの主人公たちがラクダでゆっくりと移動していた道と同じところに敷かれ、鉄道のけたたましい音に、彼らはびっくりしたのです。

このバクダッド鉄道も、またシリアのアレッポからモスールに向けたアナトリア縦貫鉄道もすでに石油を運び、石油とは切っても切れない存在になっていました。 アナトリア縦貫鉄道会社は1904年早くもメソポタミアにおける石油採掘の許可をトルコ政府から得ていました。

鉄道によって代表されるドイツのメソポタミア進出は、実はフォン・ティルピッツ提督率いる潜水艦や巡洋艦に燃料を供給する使命を負わされていました。 そして、こうした目的を帯びた鉄道建設が、戦争への速度をはやめた事は否定できない事実です。

そして、1914年の第一次世界大戦の勃発となります。アナトリア縦貫鉄道はは最終区間のブルグルトゥ=アレッポ間が、トンネル一つを除いて完成していましたが、バクダッド鉄道はバクダッド東方約60kmのイスタラブッドという小さな駅まで完成していただけでした。

開戦後、2,3ケ月の間に、更に北へ北へ60km、サマラ市までは完成されましたが、まだメソポタミアの石油開発までは手が伸びていませんでした。 そこに早くも開戦です。ドイツはたちまちに石油の不足に悩ませられました。

 

戦前の、ドイツの石油輸入額は126万3千トンで、その内訳は、以下の通り。

米国から 719,000トン
ガリシア(スペイン北西部)から220,000トン
ロシアから 158,000トン
ルーマニアから 114,000トン
インドから 52,000トン

 

ドイツにとっては英国を敵として戦うことになった結果、宣戦布告の当初から、これらの石油補給路はほとんど封鎖されてしまいました。 ドイツ参謀本部が、先ずガリシアに対し、次にルーマニア、そして最後にコーカサスに対して猛烈な攻撃を加えたのは、この石油のためです。

英国の封鎖にあい、ドイツには一滴の石油も入ってきません。 潜水艦、飛行機、トラックも石油なしには動きません。 しかもドイツは作戦上の不自由をしのんでさえ、石油の使用に制限を加えなければなりませんでした。トラックは重大な作戦以外は使用を禁止されます。ドイツ農民はランプに灯りをともすことができず、 リヒトホーフェンをはじめとして、ドイツの戦闘機はガソリン不足のため、がそりんよりはるかに低能率なベンゾールを燃料として使っていました。

 

実は、英国側も石油に悩まされていました。 第一次大戦中、連合国がオスマン帝国のイスタンブールを占領するために、ダーダネルス海峡に対して実施した、あの悲惨を極めたダーダネルス作戦は、石油のための戦いでした。

コーカサスの豊富な石油は、トルコが門戸を抑えているにも関わらず、何とかして英仏艦隊のために獲得する必要がありました。 またドイツの盟友たるトルコの王が、ダーダネルス海峡に頑張っているとはいえ、黒海の石油はこれを開放する必要がありました。 だから、はるばる遠征してきた軍隊は、がリポリの丘の中腹に、屍を積み上げたのです。 豪州兵はロシア石油の犠牲になったともいえます。

いかに犠牲が大きくても、ダーダネルス海峡を封鎖することができれば、連合軍はバクダッド平野とドイツ軍を両断できるのです。 まさに石油のための戦争です。

石油獲得のために、フォン・マッケンゲン元帥率いるドイツ軍は、ルーマニアに殺到し、石油産地、精油所および送油管をことごとく占領。その所属会社のストゥア・ロマナのために、イギリス、オランダ、フランスおよびツーマニアの諸会社の財産を没収してしまいました。

この占領に当たって、ドイツ軍はバイコープ=コンスタンツァ間の送管を破壊し、これをプロエスチからジウルジウに至る軍用路に敷設しなおしました。 ついで、ドイツ軍の経済本部として石油工業設立会社を興し、他の石油会社をことごとく没収、整理かつ略奪し、採掘と販売によるすべての利益を一手に収めてしまいました。 この独占は、1918年8月、ドイツの東西両戦線が崩壊するまで続きました。

 

英国のタウンセンド将軍は孤立無援でクトの防衛にあたり、147日にわたり、死守しました。 メソポタミアおよびペルシャにおけるアングロ・ペルシャン(英・イラン)石油会社の権益確保のために死力を尽くしました。 しかし、間もなく英国軍はバクダッドを占領しました。

バクダッド陥落の報により、ベルリンの参謀本部は石油問題がいよいよ自国に不利となってきていることを知りました。 ここにカイザルはフォン・ファンケンハイン元帥に対し,如何なる犠牲を払っても、この石油首都を奪還すべき特別命令を下しました。

しかし、ファルケンハイン元帥は失敗。 英国軍はさらに北上し、遂にもスールのデリック(クレーンの一種)を占領しました。ベルリン参謀本部はいよいよ不安に包まれ、ドイツ国内における石油の使用はますます窮屈になりました。

メソポタミアの更に北においても、彼我の戦線が相対峙していた、それは実に石油戦線でした。 ロシアのニコラス大公がコーカサスの山岳地帯を死守していたのは、バクーの油田を防衛するために他なりませんでした。

ドイツとトルコの連合軍がこの山岳地帯に猛撃を加えたのは、ロイヤル・ダッチ石油会社(後に、ロスチャイルドの仲介で、ロスチャイルドも株主となるシェル輸送会社とロイヤルダッチ社の合弁、ロイヤル・ダッチ・シェル)のデターディングの石油権益の奪取を目的としていたのです。

この方面の戦況を有利に導くために、ドイツとトルコの連合軍がアレンビー軍と戦っているシリア戦線から、多数のドイツ兵を移動させました。 シリア方面の司令官はこの措置に対して抗議を申し込みました。

しかし、豊富に流れ出るバクー油田の方が、パレスチナの聖地よりはるかに重要である以上、司令官の抗議は当然でしょう。

 

 

ロシアの石油
こうしている間に、ニコラス大公の戦線の背後では、恐るべき陰謀が計画されていました。バクーにおいて、一人の陰険で狡猾な労働者が、ツァーもカイゼルもデターディングも喜ばないような新しい歴史をつくるべく準備をしていました。

ゾゴ・ジュガシェフはこの地方の靴屋に生まれましたが、ボリシェヴィキ(過激派共産主義者)の有力な先駆者でした。 彼は1905年(日露戦争中)の革命のとき、捕らえられてシベリアに流されましたが、世界大戦中に釈放されて帰国し、密に復讐の機会うかがっていたのです。

彼はバクーにおける石油労働者の状態をよく知り、マルクスに通じていて、かつコーカサスの山々にとどろく砲声が何を意味するのかも知っていました。 ストライキが各地に勃発しました。 

その背後には、名前も分からない一人の人物が、労働者を指導していました。 「バクーのプロレタリア」と題する左翼新聞が廃刊され、盛んに労働者を煽動します。 さらに、怪奇な陰謀が成功し、ボリシェヴィキ宣伝文は奇異にも政府発行の新聞に堂々と印刷されて、労働者の間に配布されました。

そして、ツァーの秘密機関オクラナの活動となり、この陰謀に糸を操っている指導者が明らかとなりました。ジュガシェフは遂に捕らえられて、牢屋に叩き込まれてしまいます。 しかし、1917年に決起したボリシェヴィキは、ケレンスキー(穏健派共産主義者)政府を葬り去り、天下に号令することとなり、ジュがシェフは獄中から救い出されました。

ゾゴ・ジュガシェフはモスクワに赴き、レーニン、トロッキー、およびクラーシンなどの巨頭に次ぐ最高委員の席に着きました。ジュガシェフという名はロシア語でも呼び難いので、彼は自ら「鋼鉄」という意味をとって、スターリンと改名しました。

彼はロシア再建にあたって、特に鋼鉄に興味を持っていました。 彼の同志達のなかには、彼の革命家としての踏み出しが石油であるところから、ロシア語の石油という意味をとって、「ナフタ」というべきだと主張した人もあったといいます。

ボリシェヴィキストの石油政策は極めて早くから着手されましたが、常にその要はスターリンでした。 そして彼は今や、ソヴィエト連邦の独裁者です。

こうした石油戦が展開している間に、西部戦線および北大西洋においては、重大な事件が少しも一般の注意をひかずに、頻発していました。 ルシタニア号の撃沈は新聞のトップ・ニュースとして大々的に取り扱われましたが、小さいタンカーの爆沈はあまりにも毎日のこととして、たいして話題ともなりませんでした。

ドイツ軍は欧州の一隅および近東で石油の略奪に熱中する一方、海上を唯一のタンカーとたのむ連合軍の石油と潤滑油を満載したタンカー征伐に躍起となってましたのです。

ヘリゴランドの基地を出動した全潜水艦は、フランスおよびイギリスに向かうタンカーに攻撃を集中すべく命令されていました。

その成果は恐るべきもので、連合軍は石油補給に一大支障をきたしていました。戦前まではアメリカにつぐ石油国ロシアは失われました。しかも、今やアメリカのスタンダード石油は危険な大西洋を航行して石油を運ぶより、もっと安全で儲かる国内および太平洋方面の市場開拓に全力をあげていました。

元来、連合軍の石油消費量は、陸上においては製油100万トン、海上においては重油800万トンでした。1917年には石油不足は切実な問題となり、英国大艦隊は練習航海も機動演習まで中心しなければならないところまで、追い込まれました。

連合国側の各首相は、石油需給予測が難しいのを見て、新たに石油大臣を閣僚に加え、この問題の解決に乗り出しました。さらに連合国各国から委員を選定して、連合国石油委員会を組織し、貴重な石油の公平な分配をするようになりました。

 

 

連合軍の危機
こうした努力にも関わらず、日に日に、石油不足は深刻になってきました。絵国海軍の大半は石油を燃料とする軍艦より成り立っていました。 陸上にはトラックがあり、戦車あり、飛行機ありで、驚くべき速さで石油を消費していました。後方の鉄道輸送系統の混乱のため、軍隊の輸送や移動はすべてトラックを使用していました。 もし石油の供給が停止されたら、トラックも動かなくなってしまいます。

対戦勃発当時、フランス軍はわずかに110台のトラック、60台の牽引車、132台の飛行機を持っているにすぎませんでした。大戦最終年には、フランスの保有するトラックの数は7万台におよび飛行機は1万2千に達していました。 

一方、英国及び米国の軍隊が使用していたトラックは、10万5千台、飛行機は4千に及んでいました。西部戦線における攻勢に当たり、連合軍側の使用数石油は1日に1万2千バレルに達していました。

1917年12月は連合軍にとって暗黒の月でした。 石油消費と石油補給との間にはい大きな開きがあり、フランスにおける石油のストックはわずかに2万8千バレルまでに低下していました。

従来、フランス軍に対する石油の供給にあたっていた石油精製所10社よりなるカルテルは力及ばず、国内の石油は最後の1滴となるのも認めざるを得ませんでした。

ウォッシュ将軍は大変驚き、もしこの状態が続くなら、ヴェルダン戦のような一大機動戦が展開した場合、全フランス内の石油を3日で使い果たすであろうといい、政府の善処法を要望したのです。 この時、クレマンソー仏首相からウィルソン米大統領いあてた切実な要求が送られました。

 

結果、ウィルソン米大統領はタンカーの獲得に成功。 スタンダード石油が彼の要求を充たしてくれたのです。 こうしてウォッシュ将軍はフランス軍のトラックに石油を充たすことができました。

しかし、ドイツのルーデンドフは、それができませんでした。 何故なら、連合軍がルーマニアおよびその油田をドイツから奪還したからです。1918年、ドイツ軍はこれを反撃して連合軍戦線の突破ン成功しましたが、トラック不測のために必要な援軍を得ることができなかったのです。

フランスのウォッシュ将軍は、その多数のトラックと豊富な石油によって反撃に移り、遂にドイツを破りました。 カーゾン卿に言わせば、『連合軍は石油の波に乗って勝利を得た』としていますが、正確には「米国の石油」と付け加えるべきです。

こうしたアメリカの貢献にも関わらず、戦後の米国石油権益は恵まれた地位に置かれたとは言い難く、世界石油の支配者、ロイヤル・ダッチ・シェルとスタンダード石油は、連合国側の勝利のために、従来の競争的立場を捨て、手を握らねばなりませんでした。

この協調は、ロイヤル・ダッチ・シェルにとっては王都合でしたが、スタンダード石油にとっては不利でした。何故なら宿命の敵、ロイヤル・ダッチ・シェルを倒すのに絶好の機会を、みすみす、見過ごさなければならなったからです。

1918年3月、独ルーデンドルフ将軍の死にもの狂いの攻撃に際しても、連合軍は石油があるがために支えることができました。 当時フランス石油委員会会長シャサンルゥ・ローバは、『フランスはその要求量4万4千トンに対して、作戦上の必要によっては、優に清製油17万526トン、その他の石油6万7千トンを自由に使える』と豪語していたほどです。

このような豪語は、何回も言いますがアメリカの石油のおかげで口にすることができたのです。近視眼のウッド・ロー・ウィルソンが欧州外交団の仕掛けた罠に落ちたように、米国人は駅油獲得の埒外(らちがい)に追いやられていました。

世界大戦の終息は、石油秘密戦に新たな数章を加えることとなり、っ世界石油支配と市場制覇を目指す覇権争いが展開することに名rました。そして、アメリカは世界大戦に参加して連合国勝利の直接の恩人とあがめられながらも、経的には苦杯をなめさせられたように、石油業界に於いても恩を忘れた英仏に熱い湯を飲まされることになりました。

次の投稿に続く。

 

 

(参考:本件、今までの投稿)


日本市場でのロイヤル・ダッチ・シェル vs スタンダード石油 販売戦争
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f9b0c8415ececd8eb83f86f3c2271c80
極東における血みどろの石油販売戦争
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f22623351b78925c3350ffb60ea56de9
ロックフェラーを倒したロイヤル・ダッチ・シェル(デターディング・サミュエル連合)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f8dee26c06fec6a31193a3eee46ad2c9
石油業界のナポレオン、デターディングと英国のユダヤ人、マーカス・サミュエル   https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7addcc3b4d7d47626e3ddf56898b30ec
独ガソリン・ディーゼルエンジンと仏プジョー、そしてロスチャイルドhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e16baece0ccf5acec5e58e26f8bdcd04
ロックフェラーより早かった日本の石油商用化
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7bf2a45203a4f71982dfdf7e53dd2c02
石油の発見と利用の人類史
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b555050c36935ad6e972408f0bae2c6b

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
哲学・宗教・思想 ここまでの投稿記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7da98797504886d8b9eaa2e5936655e6
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロスチャイルド財閥-163  ロスチャイルド財閥について今まで投稿してきた記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/fedeabe97fbe342e880f7195d00dabec
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界の財閥 ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/14d30c37bfae00d834c78d49da070029
日本の財閥 ここまでの投稿記事リスト 
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6958fc72746302160416dd6dad039f68
ゴールドマン・サックス ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0b4c5b8ba383a38e0af1df7b1a477ea3
Black Rock ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/93ef8de49c1ff9039ce7446f1f3fb0e8
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


安倍晋三(元首相)暗殺の真相

2023-03-16 03:35:30 | 日本政治・外交
2022年7月8日午前11時半頃、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で、自民党議員の参議院選挙のための応援演説の途中に、山上容疑者の手作りの銃で暗殺されました。
 
多くの人が言っているように、私も山上の単独犯ではないと思っています。 CIAか中国じゃないですかね。 私は、CIA(アメリカ)だと推測しています。
 
 
 
 
安部・高市の反日・親中政策
 
安倍晋三
米中覇権戦争の真っただ中、アメリカに尖閣防衛をお願いしておきながらトランプ(アメリカ)を裏入り習近平を国賓で招待した安倍首相。 
 
高市早苗
2016年の安部政権下で総務大臣に就任した高市早苗は演説とは真逆にHuawei基地局大量導入。
2017年のソフトバンクのメーカー別基地局のシェアは、Huawei 59.9%、エリクソン1.2%、ノキア15.5%、ZTE8.1%(総務省公表データ)とあるように高市は演説とは異なり、安倍同様になかなかの親中ぶりを発揮しています。
 
技術的にHuaweiでなければならなかったわけではありません。 その証拠に同時期の高市総務大臣下で、NTTdocomoやKDDIの基地局にHuaweiは全く採用されていません。
 
2017年のNTTdocomoとKDDIが採用した基地局のシェアは、
・NTTdocomoでは富士通38.5%、NEC38.5%、ノキア21.4%、エリクソン1.6% 。
・KDDIでは、サムソン66.3%、エリクソン37.4%、ノキア6.3%
とHuaweiはありません。Huaweiなど必要がないという論より証拠です。
 
というか、元々携帯電話の基地局は第一世代からエリクソン、ノキア、モトローラがシェアを牛耳っており、日本国内でもNECと富士通は十分すぎる実績があります。
 
 
高市早苗のプロフィール
高市早苗は松下政経塾を卒業後、反日・親中の小沢一郎率いる新進党に入党し、小沢と反日活動をしていたバリバリのリベラル左翼。 
 
小沢一郎は、大訪中団を率いて北京を訪問時「私は人民解放軍の野戦軍司令官だ」と発言し、世界を仰天させた反日・親中の政治家。
 
先日再婚でメディアを賑わせました相手の山本拓も小沢率いる新進党に入党し小沢と反日活動を行っていた左翼。そして高市早苗の実の弟は山本拓の秘書。 一族挙げての左翼。
 
高市・山本ともに国民からそっぽを向かれ自民党に鞍替え。山本は親中の二階派に所属。高市はヒトラー礼賛、ネオナチとの2shot写真を公開するなど、保守右翼のコスプレという現実。
 
Huawei大量導入により、中国はスパイ活動を行わなくても、政府・個人情報、および通信のやり取りは全てHuaweiのデーターセンターに蓄積され、中国政府、Huaweiに合法的に筒抜け。 これは小沢が韓国人女性を秘書につけ、政治情報を合法的に韓国に筒抜けにした手口と同じです。
 
 
松下政経塾
松下政経塾についても説明しておきましょう。 松下幸之助翁が晩年に放った言葉、「私はいろんなものをつくってきたが、一つだけ失敗がある。 松下政経塾を作った事だ」。
 
wikiで松下政経塾を検索してごらんなさい、旧民主党の反日・親中左翼だらけです。高市早苗は松下政経塾の5期生。
 
松下政経塾は、1993年の宮田義二塾長時代から代々、中国社会科学院の推薦でインターンを受け入れるようになり、1990年代後半から2000年代の前半にかけ、「政経塾全体の雰囲気が、次第に親中的になりました。 中国人の研修は約半年間で、過去19人の同院出身の中国人卒塾生が巣立っています。
 
2012年6月、警視庁が摘発したリアルスパイの李春光・中国大使館一等書記官事件。表向きの理由は「公正証書原本不実記載等」(戸籍偽り)の容疑ですが、「中国人スパイ事件の象徴」として注目を浴びました。
 
事件発覚直前に中国へ帰国した李容疑者は、政経塾20期の海外インターンとして1999年に入塾し、外相・玄葉光一郎(旧民主党)と政経塾の同期ですが、どうせ彼が逃がしたのでしょう。
 
 
 
安倍晋三(元首相)の親中政策と同盟国の米国を裏切り
安倍元首相はドル体制を崩そうとする中国・ロシア・インド(BRICS)に接近。安倍政権は、ドル体制を崩す中国版SWIFTのCIPSを導入し、三菱UFJとみずほ銀行の中国法人に採用させました(日経2019.7.2記事)。
 
親中になびく安倍政権を米シンクタンクCSIS(ジャパンハンドラー)が公然と安倍政権を非難した直後、安倍首相は電撃辞任。 菅政権の誕生となりました。
 
以後、菅・岸田政権はご存じのように親米反中政策。 再度首相に返り咲こうとしていた安倍元首相。せっかく辞任させたのに、アメリカにとっては、中国に機密情報をリークされ、邪魔されては困る。 よってCIAを使って暗殺。
 
 安部元首相は電撃辞任後、反中発言が多くなり、ちょうど台湾訪問も計画していた。 
 
軍事的戦争をしなくてもあと一息で日本侵略が完成していた中国は、裏切った安倍首相を許さなかった。 他の親中アジア諸国Topに対する見せしめ。
 
山上は、お金で雇われ、自分の人生は捨て、不憫な妹にお金を残してやろうとしたのではないですかね。 山上の父親は京大卒で建設会社役員のエリートでした。
 
山上も学業優秀で県内Topの進学校に入学していましたが、母親が統一教会に巨額の献金で、大学入学をあきらめ、海上自衛隊に入隊。
 
兄弟は食べるものもままならない状況で、山上は自殺未遂したことが報じられていますね。 弟と妹に自分の保険金を残してやるために。
 
 
CIA犯人説
不思議なのは、致命傷となったであろう弾丸が安倍元首相の体内から発見されていないことです。
身体の中で熔ける弾丸を使ったのではという話もありますが、普通に考えれば同盟国アメリカを裏切ったアメリカ製の弾丸であった事から、日本政府は驚き、公表を避けたのではと推測します。
 
もし、暗殺の犯人が中国の可能性が高いなら、反中性格を明確にする岸田政権は、その可能性を公表し、さらに詳しい調査を行う筈です。 CIA(アメリカ)が犯人ならば、今後も日本を露骨に侵略してくる中国に対し、厳しい態度を取るアメリカは同盟国として、また日本の安全保障上、沈黙する以外ありません。 以上の事実関係から、私はCIA(アメリカ)犯人説をとっています。
 
 
 
親中の安倍・高市 と 癒着するSBIホールディングス北尾社長
 
PS. 安部・高市はSBIホールディングスの北尾社長との癒着は有名です。SBIホールディングスの北尾 吉孝は、祖父が大阪朝日新聞の販売を一手に担う北尾新聞本舗を経営し、北尾社長は、中国戦略投資協会最高顧問(中国投資協会を構成する17の委員会において、民間企業経営者が戦略投資高級顧問に就任するのは初めてのこと。同職は民間企業経営者に与えられる最も位の高い役職)。
 
 
高市のHuawei大量導入、そしてCAFIS崩しのPaypay(中国アリババ、ソフトバンク推進)プロモート
 
高市は総務大臣として、Huawei大量導入だけでなく、VISAカードなどクレジットカード決済の日本のデファクトスタンダードであるCAFIS(キャフィス)崩しの中国アリババと日本のソフトバンクが推進するPayPayをプロモートしました。 
 
CAFISは電電公社(現NTT)が開発したシステムで、決済料金は3.15円/回と安価で、長期間一度も値上げしたこともなく、安心・安全の日本のデファクトスタンダードでした。 しかし、高市とソフトバンクは決済料金が無料とPayPayをプロモートし、今では知らぬ間にソフトバンクのPayPayが会員数う3000万人を超え、CAFISを駆逐し、PayPayがデファクトスタンダードになっています。 そしてソフトバンク値上げ(有料化)を発表しました。
 
これに対し、VISAカードも怒り、最近ではカードをかざすだけで決済できるシステムを導入し対抗しています。 思い出してほしいのは、Huawei基地局を大量導入した後に、中国から日本の一般家庭の個人あてに怪しげな種子や指輪が送られてくる事件が多発し、酷いケースとしては指輪の請求書まで送られてくる始末。 中国の業者が日本の一般家庭の住所など知る由もないでしょうから、どこから漏洩しているかと言えばHuawaeiの基地局のデータセンターに蓄えられた情報、およびHuaweiスマホを購入しサービスを受けるときに住所や電話番号を提出しますね。 PayPayも同じです。 漏洩のルートはそこしか考えられません。
 
 
親中・安倍の ユニクロとソフトバンク支援
また、2019年7~9月の3ケ月で7001億円の大赤字を出したソフトバンク。 安倍元首相は、倒産寸前に追い込まれたソフトバンク株を日銀に大量購入させ買い支えました。 当時アメリカの格付け会社は買ったら危険というジャンク債評価、しかし日本の格付け機関である日本格付け研究所にA評価をつけさせ日銀に大量購入させたのです。
 
そして、誰もが知る事実として、ソフトバンクの孫正義社長は一銭たりとも税金を支払っていないという事実。 会社が大きな借金を抱えると安倍元首相が税金で支えてくれます。
 
 
それだけではありません、欧米諸国からウィグル問題で不買運動が起きているユニクロ。 安部首相とユニクロの柳井社長はお友達。 なんと日銀(日本銀行)にユニクロ(ファーストりティリング)株を大量に買わせ、安売りで有名だったユニクロは、柳井社長の個人資産が数兆円(私が読んだ時の記事は記事は5兆円)と大企業の売り上げレベルの世界的大富豪に。 そしてユニクロの一番の大株で20%を超えており、再び欧米から非難されました。
 
 
 
安倍首相の親中政策
安部首相時代の親中政策は、上記に留まりません。
 
★中国に自衛隊近くの安全保障上重要な土地を売却しまくった安倍元首相。 
「基地周辺の土地買収、中国系など外資が700件 政府が確認」 出所 産経ニュース
 
★中国高校生友好交流大使500人訪日団第1陣による安倍総理大臣表敬  外務省HP
https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/c_m1/cn/page4_001520.html
 
★来日外国人犯罪の検挙状況  警視庁HP
https://www.npa.go.jp/hakusyo/r03/honbun/html/x3332000.html
 
そして中国人留学生やベトナムからの移民大量受け入れ。 1人受け入れるとパソナに5~20万円、安倍首相の懐には相場推定10%。だから犯罪者でも誰でも受け入れており、その利権は年間200億円以上と日経で報じられてます。 
 
警視庁のレポートでは在日ベトナム人と在日中国人が日本における犯罪件数N.0.1とNo.2。 まさに、安倍・二階の日本の売国破壊活動。おまけに2回も増税し長期デフレを招いた安倍政権。
 
「安倍晋三が担ぐ高市早苗」が安倍派でものすごく嫌われる理由
2021.11.23 週刊ダイヤモンド記事
 
まだまだありますが、今回はこのくらいにしておきます。
 
 
 
これだけの事実がありながら、まだ安倍・高市を愛国保守と信じる阿呆がいることが、日本の大きな問題です。 話を、安倍元首相の暗殺に戻しますが、これが犯人はCIA(アメリカ)である説を私が撮る理由です。
 
 
 
以上、すべて事実、反論あればどーぞ。 FACTベースに徹底的に議論しましょう。
 
 
 
(参考)
・薩長(岩倉具視・伊藤博文)に毒殺?された孝明天皇
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/23b130eafb6f149738362cc3645a7106

・ロスチャイルド財閥-153 (2/2) RAA(特殊慰安施設協会:実態は日本の婦女子を使った売春慰安所)と新憲法成立
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/fddd4a30968ea3102a3364b01e8788f5
・ロスチャイルド財閥-153 (1/2) RAA(特殊慰安施設協会:実態は日本の婦女子を使った売春慰安所)と新憲法成立
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/908e0d440f4b25304e3f51a68268af58
 
・ロスチャイルド財閥-155  東京裁判 暗躍する吉田茂
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/912bcc2127b21260fc917d18d50e6f30
・ロスチャイルド財閥-156  東京裁判 満州国の阿片ビジネス、そして台湾
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c4f9ebaa96dc1348f1967828d1f74b7f
・ロスチャイルド財閥-157 東京裁判 麻薬中毒者ヒトラー
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f7b428ef8a0aad0b5fa11907370c6364
・ロスチャイルド財閥-158 東京裁判 戦友と国を裏切ったA級戦犯犯罪者たちの釈放
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/213bdb58857e91bd26fa805028f6a3ea
・ロスチャイルド財閥-159 東京裁判 B・C級戦犯と賀屋興宣
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8f15378ca26721d0f653e1d43a3fbe61
・ロスチャイルド財閥ー160 東京裁判 真珠湾だまし討ちの責任と吉田茂
 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3d3744f6f8ac7ae0e684c96d390f3210
 

・【高市早苗氏いよいよ崖っぷち…放送法文書めぐり予算委員長も「(捏造は)まあ、あり得ない」】
  https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/319786?dicbo=v2-84540a0bbd0b9f2e305b7a9de2a1af92

・【「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!】
  https://www.nikkan-gendai.com/articles/image/news/209897/72826

 
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
哲学・宗教・思想 ここまでの投稿記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7da98797504886d8b9eaa2e5936655e6
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロスチャイルド財閥-163  ロスチャイルド財閥について今まで投稿してきた記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/fedeabe97fbe342e880f7195d00dabec
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界の財閥 ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/14d30c37bfae00d834c78d49da070029
日本の財閥 ここまでの投稿記事リスト 
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6958fc72746302160416dd6dad039f68
ゴールドマン・サックス ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0b4c5b8ba383a38e0af1df7b1a477ea3
Black Rock ここまでの投稿記事リスト
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/93ef8de49c1ff9039ce7446f1f3fb0e8
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー