Eos5D写真三昧 格安の海外旅行記と国内旅行のすすめ

海外旅行の情報を旅行記として綴った記録。EOS5Dとiphoneで撮った写真をあげております。

まだ初日(8月19日)

2009年09月06日 01時27分48秒 | スイス旅行記2009年8月
EF24-105mmF4L
飛行機内で一夜明けているので、18日が初日で19日は二日目にあたるのだが、スイス着からを一日と数えるというルールに勝手に変えることにする。

写真はクライネシャイディック駅から撮影したもの。時刻は既に午後2時。時系列が前後するが、グリンデルワルトに到着したのが正午頃。それからホテルを確保した後にここへやってきた。ではまずホテルの確保から。
グリンデルワルドのツアリストインフォメーションは日本人が対応していて、日本語OKの場所である。必然日本人が多く来訪するわけだが(本来は逆。日本人が多いから日本人対応のインフォメーションがある、が正しい)、12時半で昼休みに入りクローズする(2時か3時まで)。私がこのインフォメーションに入ったのが12時をかなり回ってからである。8月19日のグリンデルワルトはなにやらお祭りがあるらしく、ホテルは殆ど一杯で、140スイスフラン以下のシングルルームはないとの事。ちなみに1スイスフランは91円。(2009年8月現在) よってこのシングルは約12700円もするのである。さすがにこんな高いところは泊まれないが、それ以下のホテルはないとの事。
だが、ここでその言葉を信用してはいけない。インフォメーションはあくまでインフォメーションのリストにあるホテルだけである。全部が網羅されているわけではない。日本人オペレーターがやっている所であればなおさらである。それに私は事前に日本でインターネットで調べてきているので、シングルであれば90スイスフラン(以下CHF)(8200円)くらいのシングルのあるホテルを知っている。そこで、自分で直接ホテルに足を運び、決めることにした。
実はスイスは、一人旅でホテルを使うのは高くつく。それは行く前から分かっていたことである。二人以上なら、もっと安い宿の手配が可能なのだ。それは「賃貸ペンション」を借りることである。ただそれを予約するには最低二人からという制約があり、したがって今回はそれを利用できない。ちなみにペンションの契約は一週間単位になるので、スイスを転々と移動する方にはお勧めできないが、なによりも一泊の代金が安い。一人65CHF(約6000円)が相場である。そしてキッチンがついているのが大きい。これは後にも書くことになるが、スイスではレストランが馬鹿げたほど高く、自炊しないと金がすぐ飛んでいく。ホテルよりもペンションを薦める理由はそこにある。スーパーで材料を買って、自炊すれば滞在費は格段に抑えられるというワケだ。これは日本からインターネットでも予約ができるので、行かれる方は挑戦されると良いだろう。

さて、その選択肢を選ぶことができない私は、安ホテルを探すことになる。ドミトリー、いわゆる相部屋がグリンデルワルドにも存在し、そしてそれが安いことは私も知っていたが(約3500円前後)、そういうところは部屋に貴重品はおけないし、なにしろ5人も6人もつめこまれる部屋なので、寝るだけにしてもシンドイ。結局、駅から5分くらいあるたところにある「ホテル、ユングフラウロッジ」という所に決めた。ここは朝食つき、シャワーつきの部屋で、一泊85CHF。(約7800円)
部屋の大きさはビジネスホテル並だが、前述の通り寝るだけの宿なのでヨシである。

こうして宿を確保し終わったのが、午後1時頃である。それから昼食もとらずに速攻で登山電車に乗って、クライネシディックに到着したのが2時である。

写真の山はユングフラウ。ベルナーオーバーラントで一番高い山である。



クライネシャイディックから、登山電車を乗り換えて、いよいよヨーロッパ最高峰の駅であるユングフラウヨッホ駅に出発することになる。驚くべきはその登山電車のキップの高さである。グリンデルワルト~クライネシャイディックまでの往復の切符は53CHF(約4800円)だが、グリンデルワルト~ユングフラウヨッホまでの往復キップは162CHF(約14700円)もするのだ。宿代なんてナンボのもんじゃい!、と、言わんばかりである。実際こういう事がモロモロあるので、スイスの旅行は高くつくことになるわけである。スイスパスという割引パスもあることにはあるが、これがまた高く、4日で3万、8日で5万といったようにシャレにならない。しかもスイスパスは、一般の電車についてはフリーになるが、登山電車の場合は50%オフとか、25%オフとかにしかならず、万能ではない。私みたいにレンタカーを借りた者にとっては、ほとんど恩恵のないパスである。
実は、4日以上ここに滞在する人にとっては非常に魅力的なパスがあるのだが、それの存在については、また後にブログで書くことになるのでひとまずはパスの話はここで終わる。
とにかく、クライネシャイディック~ユングフラウヨッホまでのキップが高い。1万円もするからには何十回も登れない。故に天気が良い日でなければ払えぬが、1日目はご覧の通りの晴れである。1時半にグリンデルワルトから電車に乗ると、最高峰のユングフラウヨッホに到着するのは3時。所要時間が1時間半かかり、現地で過ごす時間も少なくなるが、いつまた晴れるか分からないのが山の天気である。
「ちょっとスイスに行って来る」と国内旅行と同じような事にはいかないので、キップが高かろうと、条件がよければ登るしかないのである。重要なのはケチるところはケチり、ケチってはいけないところは大胆に・・・である。



EF135mmF2L
ついにスイスで初135mmの撮影です。写真はベルナーオーバラント3山の一つであるメンヒ。ブログの画質ではわからないが、このレンズの解像力は明らかに高い。これを見ると、もうズームレンズはカス過ぎて使えない、と思ってしまう程のすばらしい一品である。

さすがに8月後半の真夏だけあって、雪の量が少ない。私は10年程前と、20年ほど前にこの同じ地に来たことがあるのだが、氷河の雪の残り具合が明らかに少ないように見えた。まぁその時は6月だったという事もあるが、温暖化の影響は無視できないだろう。
この地には是非冬にも来たいものである。山は雪を湛えているからこそ美しいと言われるのも最もである。

次回はいよいよ、ユングフラウヨッホの写真をUPします。