EF24-105mmF4L
五日目は、朝焼けの空でもそうであったが、雲一つなく素晴らしい天気に恵まれたので、再びゴルナーグラート鉄道に乗って頂上を目指すことにした。ツェルマットに到着の初日にも、ゴルナーグラート頂上へ行ったが、あの日は午後にのぼり、しかも途中から曇ってしまった。しかし、今回は快晴でしかも午前中から登る。ゆっくりとハイキングができ、じっくりと写真を撮ることができるワケである。
この日は、珍しくリュックを背負って頂上まで行った。普段は上着のポケットに2本くらいのレンズを入れて、軽装でハイキングをするのが常であったが、なにせ絶好の天気である。全てのレンズを持っていくにはリュックを背負わないとムリである。
実はこの選択が、この後にとんでもない結果をもたらすことになるのだが、この時はまだ知る由もなかった・・・。
ツェルマットからゴルナーグラート鉄道に乗る時、電車の右側の窓際と左側の窓際のどちらに座るべきだろうか?正解は右側である。右側の方が圧倒的に景色が良い。マッターホルンが見えるのも右側。モンテ・ローザ~ブライトホルンが見えるのも、やはり右側の窓際である。
この日、私が乗った電車には、台湾人の団体が乗り込んでいた。彼らはキャノンやニコンのロゴが入った一眼レフやコンデジを持っていて、日本の観光ツアーのように、窓から美しい風景が見える度に忙しくシャッターを切っていた。・・・と、言っている私自身も、彼らと同じ事をしていた。
「あぁ、カメラをぶら下げて撮影旅行しているのは、日本人だけではなく、台湾人もまた同じか・・・」などと思っていると、なんと西洋人も同じように忙しくシャッターを切っていたのである。かつて西洋人は、日本人が一様にカメラを首からぶら下げて、外国の観光ツアーなどで写真を沢山撮っている光景を見て、それを馬鹿にしたものである。だが、この旅行中でみた外国人の多くもまた、今やほとんど我々と同じ行動をとっている。今やわかった。あれはヒガミだったのではないか?これだけ海外でもカメラが安く買える時代である。実は彼らも欲しかったのだが、カメラが高すぎて手に入らなかったのだろう。だが、日本製の安く性能のいいカメラが、デジタルになって世界中に爆発的に普及した。そうしたら、西洋人も同じように写真を撮りまくるではないか。彼らの使っているカメラのメーカーは、ほとんどがキャノンかニコンである。
さて、今日のハイキングコースは、赤線のルートである。
ゴルナーグラート駅から、ツェルマット方面に駅二つ分を歩くというものである。
この日は、早朝から朝焼けを撮る為に歩き回っているので、このコースを制覇するのは結構ツライものがある。だが同じ10キロであっても、ビル街の市内を歩くより、美しい山道を歩く方が疲れないものである。
この日の天気は恐ろしく良くて、どこまでも雲がない。空も青い。午前中の日光はガスがかかっておらず美しい。まさに撮影、ハイキング日和である。
ツェルマット到着初日に撮ったのと同じアングルの写真だが、空気のクリアーさが明らかに違っている。
五日目は、朝焼けの空でもそうであったが、雲一つなく素晴らしい天気に恵まれたので、再びゴルナーグラート鉄道に乗って頂上を目指すことにした。ツェルマットに到着の初日にも、ゴルナーグラート頂上へ行ったが、あの日は午後にのぼり、しかも途中から曇ってしまった。しかし、今回は快晴でしかも午前中から登る。ゆっくりとハイキングができ、じっくりと写真を撮ることができるワケである。
この日は、珍しくリュックを背負って頂上まで行った。普段は上着のポケットに2本くらいのレンズを入れて、軽装でハイキングをするのが常であったが、なにせ絶好の天気である。全てのレンズを持っていくにはリュックを背負わないとムリである。
実はこの選択が、この後にとんでもない結果をもたらすことになるのだが、この時はまだ知る由もなかった・・・。
ツェルマットからゴルナーグラート鉄道に乗る時、電車の右側の窓際と左側の窓際のどちらに座るべきだろうか?正解は右側である。右側の方が圧倒的に景色が良い。マッターホルンが見えるのも右側。モンテ・ローザ~ブライトホルンが見えるのも、やはり右側の窓際である。
この日、私が乗った電車には、台湾人の団体が乗り込んでいた。彼らはキャノンやニコンのロゴが入った一眼レフやコンデジを持っていて、日本の観光ツアーのように、窓から美しい風景が見える度に忙しくシャッターを切っていた。・・・と、言っている私自身も、彼らと同じ事をしていた。
「あぁ、カメラをぶら下げて撮影旅行しているのは、日本人だけではなく、台湾人もまた同じか・・・」などと思っていると、なんと西洋人も同じように忙しくシャッターを切っていたのである。かつて西洋人は、日本人が一様にカメラを首からぶら下げて、外国の観光ツアーなどで写真を沢山撮っている光景を見て、それを馬鹿にしたものである。だが、この旅行中でみた外国人の多くもまた、今やほとんど我々と同じ行動をとっている。今やわかった。あれはヒガミだったのではないか?これだけ海外でもカメラが安く買える時代である。実は彼らも欲しかったのだが、カメラが高すぎて手に入らなかったのだろう。だが、日本製の安く性能のいいカメラが、デジタルになって世界中に爆発的に普及した。そうしたら、西洋人も同じように写真を撮りまくるではないか。彼らの使っているカメラのメーカーは、ほとんどがキャノンかニコンである。
さて、今日のハイキングコースは、赤線のルートである。
ゴルナーグラート駅から、ツェルマット方面に駅二つ分を歩くというものである。
この日は、早朝から朝焼けを撮る為に歩き回っているので、このコースを制覇するのは結構ツライものがある。だが同じ10キロであっても、ビル街の市内を歩くより、美しい山道を歩く方が疲れないものである。
この日の天気は恐ろしく良くて、どこまでも雲がない。空も青い。午前中の日光はガスがかかっておらず美しい。まさに撮影、ハイキング日和である。
ツェルマット到着初日に撮ったのと同じアングルの写真だが、空気のクリアーさが明らかに違っている。