Eos5D写真三昧 格安の海外旅行記と国内旅行のすすめ

海外旅行の情報を旅行記として綴った記録。EOS5Dとiphoneで撮った写真をあげております。

クラインマッターホルン頂上2

2009年09月20日 04時05分43秒 | スイス旅行記2009年8月
EF24-105mmF4L

先日、ある友人からメールを貰った。なんでも、山の写真はどれも似たようなものに見えてしまうのでつまらない・・・と。確かにそれは分かる。いま、ブログにUPした写真をみてみると、たしかに同じような山の写真ではないけれども、変化に富んでいない。今、見返してみるとそう思わないでもない。これはある意味仕方のないことかもしれない。というのは、行っている最中は、そんな事はまったく思いもしないからである。というのは、同じ山に登っても、その日その日の発見と驚きと綺麗さがあるのだが、残念ながら写真ではそこまで伝わらない。撮影力の無さもあるだろうが、同時に写真の限界ということもある。

ただ、去年のクロアチア旅行のような超強行軍では、今度はまともな写真が撮れない。旅行記としては面白くなるのだろうが、ああいう旅はしばらくはもういらないのである。写真はブライトホルンの裏側。この写真の右側はもうイタリア領である。



雪と岩の風景である。本来であれば人が生きていける環境ではないハズだが、文明の利器を使えばものの1時間もかからずにここへ来られる。雪だけの大地。死の世界といっても良いかもしれぬが、しかし景色は美しい。
遠くの雪渓に黒い点が複数見える。あれは人である。登山者である。



EF135mmF2L

よくよく見てみると、それらの登山者の集団は、アリの行進のように、ブライトホルン頂上まで続いていた。なんという恐ろしい所を登るのだろうか。彼らには見えないだろうが、下からみると、雪は岩山の上に不安定に被っているだけで、いつ崩れてもおかしくない。崖のほうの雪がえぐれて崩落すれば一巻の終わりである。



等倍の写真。さすがは135mmF2L単焦点レンズ。恐ろしい程の解像力である。人間の四肢までが見事に見える。彼らがプロの登山家なのか、それともここのロープーウェイの駅から歩いて頂上を目指す中級ハイキングの人なのかは分からない。
あそこからの眺めはさぞかし絶景なのだろうが、私は恐くて・寒くて、とても行けない。第一滑ったりでもしたら谷底へまっさかさまである。