風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

神奈中バスGW10日間フリーパスの旅 8-1(辻堂海岸)

2019-07-03 | 神奈川
7日目からの続きです。

● 今日の行き先

5月4日、みどりの日。今日行く予定だった津久井湖に、昨日行きました。
さて、今日はどこに行こうかな。

連休8日目ともなると、家に帰る人々で道路は混んできており、遠出は避けたいところ。
でもGW前半は天気が不安定で、4/29に訪れた二宮の海も、どんよりした色をしていました。
期間中一度くらいは、湘南らしい明るい海を見ておきたいもの。
そこで、今回訪れていない藤沢、辻堂を目指すことにしました。

● [1本目] 「新横浜駅前」⇒「保土ケ谷駅東口」

1本目は、いつもの7:37「新横浜駅前」発「保土ケ谷駅西口」行きの[121]系統。
急きょ決めた行き先なので、今日のタイムテーブルも、予定ルートも用意していません。
新横からのバスに揺られながら、どうやって行こうかと考えます。

● [2本目] 「保土ケ谷駅東口」⇒「戸塚駅東口」

終点の保土ヶ谷まで行き、次のバスを待ちます。
すぐに東戸塚行きが来ましたが、これに乗っても東戸塚から乗るバスがありません。
見送って、戸塚行きを待ちます。
2本目は、8:33「保土ケ谷駅東口」発「戸塚駅東口」行きの [戸38] 系統。
戸塚駅に着いたのは9:12でした。

次は大船行きか、藤沢行きに乗り換えて、大船経由か直行便で、藤沢に向かいます。
もちろん、直行便の方が楽なので、藤沢行きをまず確認。
9分に出ており、次の便は29分。
乗り場にはすでに、10名ほどが待っています。
1時間に3本来るので、乗車率の高いルートなんでしょう。
これに乗ることにして列に並ぶと、バスが来る頃には、30名近くの列に伸びていました。

● [3本目] 9:25「戸塚バスセンター」⇒「藤沢駅」

3本目は、9:25「戸塚バスセンター」発「藤沢駅」行きの[戸81]系統。

「吹上(ふきあげ)」バス停の辺りで混みます。
前に座ったお母さんが隣の息子に「ここは渋滞のメッカよ」と教えています。
原宿を通りました。おお、ここが戸塚の原宿ね。
高校で戸塚から越境してきた生徒に、みんな原宿ネタを振っていたなあ。

今日はいい天気。窓からすがすがしい風が入ってきます。
それでも午後になると突然崩れるかもしれないという予報。
この連休、毎日何かしら天候の不安要素があります。



時宗の総本山、遊行寺の前を通りました。
前に藤沢から歩いて行き、参拝したことがありますが、今回はパス。

● 藤沢駅前は改修中

藤沢駅のバスセンターは大がかりな改修工事中。
仮設の乗り場だらけで、わかりづらくなっていました。

次に向かうのは辻堂ですが、辻堂行きのバス停は、なぜか2番と7番に分かれています。
乗り場が離れているので、番号が若い方にしようと(適当)、仮設の2番を探します。
「辻堂」行きと「辻堂団地」行きが来る乗り場に、「辻堂団地」行きが止まっていました。
ルート表示に「南海岸」とあったので、遠からずだろうと飛び乗ると、そのまま発車しました。

● [江ノ電バス] 「藤沢駅」⇒「三富士町」(ノーカウント)

10:17「藤沢駅」発「辻堂団地」行きの [辻04]系統。

運ちゃんの「本日は江ノ電バスをご利用いただき、ありがとうございます」というアナウンスを聞いて、ハッとします。
えっ、私江ノ電に乗っちゃったの・・・?

すぐに運転手に「神奈中バスかと、間違って乗ってしまいました」と話して、一つ目の「神台公園前」バス停で降ろしてもらいました。
「お代はいいよ」と言ってもらいました。
ありがとうございます。ああ、ソコツモノ!

一旦駅まで戻らなくてはなりません。
駅は見える場所にありますが、少し遠そう。
工事中のバス乗り場への道はわかりづらそうなので、一つだけでもバスに乗ることにしました。
いろいろな路線のバスが停まる駅チカのバス停なので、駅行きのバスがすぐ来るだろうと思った通り、道の反対側に渡ったら、もうバスが接近中でした。

● [4本目] 「三富士町」⇒「藤沢駅」

4本目は、10:19「三富士町」発「藤沢駅」行きの [辻04]系統。

再び2番乗り場に戻り、今度は間違えないよう、時刻表をじっくりとチェックします。
「辻堂駅」行きは、朝1本くらいの使えないライン。
「辻堂団地」行きは、どうも神奈中と江ノ電がかわるがわるに共同運行しているようです。
さっき間違えて乗った江ノ電バスの次にやってきた便は、神奈中バスでした。

こういうとき、江ノ電バスに乗ったら、やっぱり私の神奈中パスは使えないんでしょうか。
共同運行だと、大丈夫なもの?
うーん、よくわかりません。
まあでも目の前に停まっているのは神奈中バスなので、先ほどと同じルートのものに乗り直します。
辻堂駅は通らず、海岸の方へ行く便。
駅を経由すると、乗り換えが必要になるので、少し歩くことになってもこれがいいでしょう。

● [5本目] 「藤沢駅」⇒「高砂小学校前」

5本目は、10:30「藤沢駅」発「辻堂団地」行きの [辻04]系統。

今日の目的地は、辻堂海浜公園。
東海道線は、あまり湘南の海岸沿いではありません。
さらに湘南エリアのJR駅から海岸に向かうバスもあまり走っていないのです。
そこで、海岸方面への循環バスがある辻堂を選びました。
車で来たことしかありませんが、好きな公園です。

● 運ちゃんGJ

と、バスの中でタブレットを打っていると、バスが停まるブレーキ音がして、運転手さんが「たか・・・です」と言いました。
夢中で打っていて気付かなかったけれど、もしや、私が降りようと思っていた場所では?
ええと、なんてところだっけ、そうそう「高砂小学校前」!

あわててリュックをつかみ、降りる時に上の電光板をちらっと見ると、英語に切り替わったタイミングでした。
「TAKASUNA」と見えます。
(あれ、ここじゃない?間違えた?)とあせって、運ちゃんに「タカサゴ小学校じゃないんですか?」と聞きました。
運ちゃんは一瞬黙ったあと、「タカサゴです」と言ってくれたので、とりあえず彼を信じて降りました。

すると降りたところのバス停に「高砂(たかすな)」と書いてありました。
私の間違えた読み方に、とっさに合わせてくれた運ちゃん、グッドジョブ!
プロですね~。

● サーファーとビーチクルーザー

降りると、そこはもうビーチの雰囲気。
ボードをひっかけた自転車に乗るサーファーを見ると(辻堂だなあ)と思います。



● 辻堂海浜公園

海浜公園を抜けたところに海があるので、そこに向かいます。
車で来ると、駐車場からの道に沿って行くので、大胆に公園を突っ切るのは初めて。



約20ヘクタールもの面積を誇る大きな公園で、入り口からまずは「芝生広場」ゾーンに入ります。
大勢の人たちがフリスビーで遊んだり、テントを張ったり、めいめいに休日を楽しんでいます。



そこから樹々の生える「しょうなんの森」ゾーンに入り、松林の山を二つ超えて、国道134号線の上を通ると、ようやくその先に、海が広がっていました。
草原、森、山、林、そして海なんて、ちょっとした冒険の旅です。



● 辻堂海岸

とうとう湘南の海にやってきましたー!


大勢のサーファーが波に乗っています



浜辺で遊ぶ人たちもたくさん


江ノ島と茅ヶ崎に挟まれた辻堂は、ちょっと地味ではありますが、(対外的に走られてるのかな?)右に烏帽子岩、左に江ノ島を見られる絶景ビューで私は好き。そんなに観光地化されていないところもぎらぎらしていなくて落ち着きます。



見事な白髪のサーファーがひとり、海に入っていくところでした。
サーフィンは、若者のスポーツのようですが、波に乗れれば年齢は関係ありません。
ウェットスーツ姿で波に向かう白髪紳士、かっこいいなと思います。


左側には江ノ島



右側には烏帽子岩


江ノ島と茅ヶ崎の間にある辻堂は、双方と比べるとちょっと影が薄いですが、ビーチから両方を眺められる穴場です。


サーファーに歓声を上げるこどもたち



波乗りジョニーになった白髪紳士



砂浜がずっと続きます



あしあと




何の花か、きれいに咲いていました。
もうすっかり夏空です。

● [6本目] 「高砂小学校前」⇒「藤沢駅」

6本目は、11:31「高砂小学校前」発「藤沢駅」行きの [船20]系統。

海と戯れて、満足してから、来た時と同じ系統のバスで藤沢駅に戻りました。
11:50着。この駅のコンコースにも東海道の絵がありましたが、行きかう人が多すぎて撮れずじまい。

全面工事中のバス乗り場では、誰もがウロウロしています。
すれ違いざまに「4番乗り場はどこ?」というような声が聞こえてきます。



● 観光案内所

駅に併設した、オサレなツーリストインフォメーション。
茅ヶ崎にもありますが、その何倍も大きいです。



同じ湘南の都市ながら、藤沢と茅ヶ崎では、面積や人口が、倍くらい差があります。
観光客の数も、そのくらい違うものかしら?

● [7本目] 「藤沢駅」⇒「大船駅西口」

7本目は、12:05「藤沢駅」発「大船駅西口」行きの [船20]系統。

今度は大船に出ます。
バスの中は結構混んでおり、乗る人と降りる人がひっきりなしにいて、乗客の入れ替わりが頻繁です。
この区間に住む人にとって、藤沢と大船はどっちが便利なんだろうと考えますが、どちらもそれほど詳しく知らないので、私の中での答えは出ませんでした。

● 白衣観音



大船着。観音様に迎えてもらいます。
この穏やかなお顔を見ると、いつもほっとします。

● 高久パン

駅の西口に降りて、次の乗り場がある東口に移動。
駅の連絡通路を通っていたその時、「高久パン」の名前を見て、足を止めました。



数日前に平塚駅そばで、このパン屋の工場と直売所に行こうとしましたが、道路渋滞により予定が変わって、行けずじまいだったのでした。
このお店ではカレーパンが有名とのこと。
食べてみたいと思いながら、いったん潔くあきらめたそのパンが、ここで買えるではないですか!

● バス乗り場にウロウロ

ただ、次に乗るバスの便を確認しないと、ここにどのくらい滞在できるかわかりません。
ということで、まずは素通りして、バス乗り場を目指します。

次に目指すのは、京浜急行の金沢八景駅。
バスターミナルに行って、乗り場を探しますが、停まっているのは江ノ島バスと京急バスばかりで神奈中バスの乗り場がありません。
(あれ、おかしいな?)と思って、ルートマップを確認。
すると、どうやら反対側の少し離れた場所にもう一つあると判明。
駅と隣接していないため、大船でのバス乗り換えは少し大変だと気がつきました。

笠間口というのが、神奈中専用のバスターミナルでした。
時計は12:10を指しています。
時刻表を見ると、15分にバスが来るようなので、カレーパンをあきらめて待っていると、やって来たのは「ひばりヶ丘」行きでした、
運ちゃんに聞くと「このバスは八景までは行かないので、この乗り場で待っててください」と言われます。

● ひばりヶ丘

「ひばりヶ丘」行きと「金沢八景」行きが15分ごとに交互に来るようですが、時刻表には12:15の便は「金沢八景」行きと書いてあります。
どういうことでしょう?金沢八景行きの別のバスが来るのかしら?
考えている私に、運ちゃんが運転席から「1時15分にやってきますよ」と親切に教えてくれました。
(あれ、いま12:10では?)とびっくりして「1時間後ですか?」と訪ねると、「いえ、18分後です」と言われます。

え???
もしやと思ったら、腕時計が止まっていました!ぎゃふん。
スマホは12:58を指しています。
そういえば、藤沢を出たのが12:05だったっけ。

ということで、少しできた待ち時間を使って駅に戻り、高久パンのブースへ向かいました。
たしか“弦斎(げんさい)カレーパン”が有名で、前にTV番組で紹介された時には、直売所でチーズカレーパンが売られてたっけ”と思いだします。
店員さんに聞くと「チーズではありませんが、たまごカレーパンならあります」と言われたので、それをお願いしました。


どんどん売れていく弦斎カレーパン



弦斎たまごカレーパン


● [8本目] 「大船駅東口〔笠間口〕」⇒「金沢八景駅」

8本目は、13:15「大船駅東口〔笠間口〕」発「金沢八景駅」行きの [船08]系統。



15分の金沢八景行きに乗り、私の母校を目指します。
途中で鎌倉女子大の前を通ったので、それをパチリ。
こちらはいとこの母校です。



その2に続きます。




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