雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

松居一代が云うことにゃ

2006-12-24 | 雑記
 玄関をキレイにしておくと、幸せが入ってくるそうだ・・・。

 何かと幸せを呼び寄せたいお年頃。そうと聞いてはやらなくっちゃ!ってなカンジで・・・ってのは嘘で、実際は恐妻に命ぜられるまま嫌々、玄関掃除に・・・。

 んがっ、しかしっ、元来キッカケさえ掴めばのめり込んでしまう性格なので、やり始めると徹底的にやっちゃいます。いや、この場合テッテ的というのが正しい文法だ(byねじ式)
  
 もうね、下駄箱やら何やら全部外に出しちゃってね、愚妻の履かなくなった靴やら何やらバンバン捨てさせてね、歯ブラシで隅々までゴシゴシゴシゴシ・・・・とね、眩暈がするほど磨き上げましたよ!
 さすがの恐妻もこれには感心しておりましたよ。
 そんで尚且つ、電球もパルックとかに替えちゃってね、もう明るいのなんのって、思わず玄関に「女優かっ!」ってツッコんじゃいましたよ、ってそれは嘘ですけど、光り輝く玄関を見ながら、己の仕事の凄さを賞賛しておりました。

 おしっ!これで『幸せ』どっからでもかかってコイ!などと戯言を吐いておりましたら、妻がいつになく柔らかーい声で
「コーヒー淹れたよー」
 と、早速、幸せの足音が聴こえてまいりました。


 そうだ、今日はクリスマスイヴだったっけ。
 よし、サンタさん。
 家には煙突なんて気の利いたものはないから、オレが半日かけて磨き上げたピカピカの玄関から入ってきてください。
 不法侵入でとっ捕まえますから。 
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ラッシュライフ

2006-12-24 | 小説
『神様のレシピ』を突き詰めたストーリー。

 伊坂幸太郎氏の『ラッシュライフ』

 これは、物凄い!読めば読むほど物語に引きずり込まれていく。前作『オーデュボンの祈り』のときもそうだったのだが、今作はとてつもなく、夢中にならざるを得ないぞ。まぁ、登場人物が多いのでサクサク読まなきゃ忘れちゃうってのもあるのだが・・・。
 いや、それにしても、最後まで飽きさせず、しかも最後の最後で「あぁぁ、なるほどねぇ」と、笑顔がこぼれだす、なんとも素晴らしい作品です。

 これを読んだあと、神様なんて信じていない私もなんだか『神様のレシピ』が人生にうごめいている様な気がしてならなくなりました。

 きっと、ビリヤードの勝敗なんかも、すでに『神様のレシピ』によって決まっていたことなんだろうなぁ・・・なんて思えば、惨敗しちゃったのもアリだよな、って・・・・思えるわけねーだろっ!

 そんなこんなで、人それぞれのラッシュライフが流れているってことで、強引に締めさせて頂きます。
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