雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

ロト6必勝法

2008-07-03 | 雑記
 ロト6、ことごとく自分の選ぶ数字がハズレる、ロト6。

 こう毎回毎回ハズレると、何者かの陰謀なども疑ってしまう。しかし、もちろん、そんなことはなく、単に己の数字の選び方に問題があるのだろうと気持ちをニュートラルにさせ、しばし熟考してみた。

 そして「ハタ!」と思い至ったのだ!そう、これぞまさしく、ことごとくハズレを選んでしまうオレ流の必勝法だ!と。オレ、天才!と。


 そう、それは逆転の発想から生まれた画期的な数字選びなのである。

 まずは42個の数字からいつもの調子で6つの数字を選びます。そしてその6つの数字を『削除』します。そして次に、残った36個の数字から、また6つの数字を選び『削除』。で、また残った30個の数字から6つ選んで『削除』、24個から6つ選んで『削除』・・・と、この作業を繰り返し、最終的に残った6つの数字が、そう、アタリの数字になるというワケ。

 どうよ!オレ、天才?

 ここで注目すべき点は、オレが選ぶ数字がことごとくハズレるという事実に基づいたうえで、最終的にオレが選ばなかった数字がことごとく当たるという論理的な根拠に基づいて築き上げられたという「間違いなし!」な必勝法という点だ。

 も、これ、完・壁。

 すまんがオレ、来週、億万長者だわ!だははははは!
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修羅の終わり/貫井 徳郎

2008-07-03 | 小説
 警察に爆弾テロを仕掛けてくる秘密結社≪夜叉の爪≫を追う公安刑事・久我、謎の売春組織を追いつつ、自らもその裡なる暴力の思うがままに行動する不良警官・鷲尾、そしてある事件をきっかけに記憶喪失となった『僕』。
 この三人の独立したストーリーが交互に語られてゆく。そして、その先にある三人の修羅の終わり・・・驚愕のクライマックスは最後の最後、その一行で締めくくられる。

 の、だが、とにかく、長い。。。驚愕に達するまでが、本当に、長い。そして、これだけ長いわりには、なんだか煮え切らない終わり方だったりする。全てが気持ちよく解決するミステリとは違って、かなり異質な感じのミステリ作品。不完全燃焼なラストという感は否めないけれど、この陰湿な雰囲気の作品には、このラストが妥当かな?とも思ったりする。
 じゃあ『驚愕』したか?と訊かれると、さほど、してなかったりする。なんとなく、こうなるだろうなぁという予測は出来る。出来るけれど、それでは不可解な点が残るよなぁ?とも思ったりする。(その不可解な点は文庫版の解説で笠井潔氏が解決してくれた。けど、「え~っ・・・」ってカンジ)

 結論として、この作品は読み応え充分だし、これぞ『慟哭』の貫井徳郎ならでは!な逸品なんだけど、なんだか読後は徒労感を抱いてしまう。

 まぁ、気持ちのいい騙され方ではなかったんだな。


 それでも、これだけの長さ(800枚)を全く飽きさせず読ませてくれる技量は、やっぱ凄いんです。貫井徳郎!
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