雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

ささのは さらさら

2008-07-07 | 雑記
 短冊。
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僕たちのミシシッピ・リバー 季節風*夏/重松 清

2008-07-07 | 小説
 季節風*春に続き≪夏≫の巻です。

 夏の歳時記12編。なんだか≪春≫よりも『泣き』のレベルがアップされてます。それはたぶん、人の生死を扱った物語が多いから・・・。でも、もちろん、それらは悲しいだけでなく、そこには必ず人の優しさや温かさが見えるから、人の弱さや強さを教えられるから、雨上がりの虹のような読後感を味わえる。

 表題作の『僕たちのミシシッピ・リバー』が個人的にはすごい良かったんだけど、もちろん他の話も毎度の重松節全開でいちいち鼻の奥を「ツン」とさせられる。そこに至ってラスト一個前の『タカシ丸』では、鼻の奥「ツン」どころか、号泣。これは涙なしでは読めない。おまけに鼻水まで垂らしてしまう始末。

 こんなに泣かせてどうすんだ!とか思いながらも、それが優しくてあたたかい涙なんだ、って分かるから、これからもずっと、重松清という人に惹かれ続け、その作品を読み続けていくんだよなぁ。
 
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