館長の本八幡で行こう!です。
さて2月18日の広報いちかわの特別号にて、
市役所本庁舎の建て替えに関するトピックがありました。
生まれも育ちも、そして本八幡在住の館長として、
オピニオンリーダーとして今回の広報誌の内容を精査した上で、
意見を述べさせて頂きたいと思います。
まず本庁舎は、3つあり、第一庁舎が昭和34年、第2庁舎、第3庁舎、とあり、第3庁舎以外は、防災拠点としての安全性に欠けるそうです。
で、バリアフリー化も遅れているんだそうです。
分散する庁舎の状況。
今の八幡分庁舎は元々、図書館だったところですね。
今は市役所の倉庫がわりになってますよね。
耐震基準を満たして、御殿みたいな立派な総合庁舎が理想とあります。
プランとしては2通り。
1)現在の本庁舎の建て替え+分庁舎の整備
2)大規模用地への一括移転
試算されているフロア面積は、最大で34,000㎡
1)、2)とも事業費が200億円(=大変アバウトな試算)。
しかし建て替えにかかる費用は今までに全く積み立ててこなかった。
そしてこれがアンケート内容。
掲載アンケートの他に、
無作為で選んだ5000人(市川市の人口の約1%)に対してもアンケートを郵送しているそうです。
で、あれ??と思ったのが、リリースが18日で、締め切りが29日。11日間で締め切りな点。
すごい速い締め切りですね。
以上の点を踏まえて、意見させて頂くと、
まず、
市川市の歴史を紐解くと、
市川町と八幡町などが合併して市川市が誕生しましたが、
その時に何市にするかで議論した際に、
市川市にする代わりに、八幡に市役所本庁舎を置くというのが、元々の合議だったはずです。
その過去の歴史からすると、市庁舎の八幡以外への移転はそもそもナンセンスなのでは?
もう少し大局的なお話をさせて頂くと、
日本は世界に例のない
「少子高齢化」大国となります。
人口が、
今の1億2千万人から、
50年後には、
8千万人に減少すると言われています。
2/3になってしまうのですから、
50年後、税収は今の約半分ぐらいまで落ち込み、
それとは逆に、
社会保障費は、
年1兆円づつ増えていきます。
豪華な総合庁舎を作るのは良いけど、
あとの借金は、私たち、子供、孫が税金で支払っていかないといけません。
社会保障費+数百億円の新庁舎代。
この広報を読んでいると、既に建設にGOサインがどこかで出ていて、あとは既成事実を積み上げて、市民にコンセンサスを得ようとしているように私は読めます。
建設関係の皆さんは大歓迎でしょうけど、
私は、
身分相応な建て替えや耐震補強を願って止みません。
政令都市千葉県千葉市の多大なる財政赤字の例もありますし、
市役所の機能の分散化は、高齢化という中では、近くに手続き出来るところがあるのは、不便ではなくて、むしろ便利ではないですか!
大柏や南行徳に総合庁舎が出来たら、真逆に住んでいる市民は行き帰りの往復で大変ではないですか?
もう一度言います、
大阪市役所みたいな豪華絢爛な総合市庁舎を造って、そのつけは私たち市川市民が何十年に渡り払わなければいけません。
そんな重要な案件をたった11日間のアンケートで決めていいのでしょうか?