【ザ・鹿児島ラーメン】天降少年も愛した「鹿児島ラーメン みよし家本店」豚骨、鶏ガラ、野菜の半濁スープに黒豚軟膏味噌煮トッピングを堪能!
1947年に久留米「三九」で白濁した豚骨スープが初めて誕生。それが現在の九州ラーメンの源流、博多、熊本をはじめ九州全域に影響を与えたと言われています。
そして1958年、世界初のインスタントラーメン「日清チキンラーメン」が誕生。それによりそれまで「支那そば」、「中華そば」と言われていたラーメンの呼称が、「チキンラーメン」の登場により、全国的に「ラーメン」という呼称が広まって行きました。
1960年鹿児島県霧島市に誕生した「鹿児島ラーメン みよし家」。
創業者の西清治さんは、「孫が食べても安心出来る美味しいラーメンを作りたい」との信念で、鹿児島ラーメンをオープンさせたそうです。
その後、牧之原ドライブイン店(1967年)、空港バイパス店、2017年12月に霧島市のアクロスプラザ内に「つむぎ」もオープン。
創業者の遺志は、今も脈々と生きています。
ロッキーも鹿児島ラーメンツアーをするに際して、いくつかの候補店をリストアップ。
その中にこの「みよし」も入っていました。
前日の凛の大将との飲み会で、「みよし本店には是非行って欲しい。」そんな熱い想いを聴いて、是非行ってみようと思いました。
一応当日臨時休業ではないか、電話で確認。
福山町まで行って、振られては元も子もないので。実際営業しているとの事。ホッとしました。
鹿児島県霧島市は、結構平地が少なくて、アップダウンの起伏の激しい土地柄。
エコ車でも燃費がそれほど良くはありません。
ドライブも海を見て、そこから山登り。
山道をしばらく行くと、開けてきまして、本店に到着。
なんとも味のある佇まい。
ラーメン仲間は皆さん、半ラーメン。
でもロッキーはフルサイズのラーメン、黒豚とんこつラーメン(1134円)を注文。
するとお茶と醤油のかかった漬物が出てきました。お冷はまた別のコーナーにセルフでありました。
お漬物に醤油を先にかける文化って、江戸っ子だけかと思ってきましたが、鹿児島でもそうするんですね。
ラーメンにお茶も面白い。興味深い文化。
厨房は創業当時から、女性のおばさんスタッフメイン。
これは千葉県・竹岡漁港の「梅乃家」にも似た感じ。
空いていたので店内を見せていただきました。
カウンター席、テーブル席があり、奥に広い座敷席、お饅頭などのお土産類も充実。なんとなく観光客向けの店舗かも。
厨房は羽釜、茹で麺機が全自動で面白い。テボがおそらくタイマーで上がる仕掛け。
ほどなくして、出てきた黒豚豚骨らーめんには感動。
スープは豚骨、鶏ガラ、野菜をミックスした半濁のスープ。
塩ダレはミネラルたっぷりな沖縄の天然塩(シママース)。
鹿児島で「とんこつ」というのが、いわゆる黒豚軟骨の豚肉。
それを麦味噌で味付けしていまして、トッピングされているので、はじめは塩味、だんだんと味噌が溶けてきて、味噌味にチェンジする、一杯で2度美味しいスープになっています。
麺は多加水、熟成、自家製麺(自社製麺)で、添加物は使用していないとの事、すると無かん水麺なのか?その疑問は、ここでは分かりませんでした。
それにしてもあっさり目の半濁スープに、麺との絡みも抜群。
50年以上鹿児島県民に愛されている理由が良く分かりました。
次回は他の支店も回って見たいですね。
ご馳走様!
向かいはロッキー2w
鹿児島は駐車場が広くないといけませんね。
座敷席が広い。
色々と回って見たいです。
漬物はお代わり自由。
黒豚とんこつラーメンが着どん。
八王子で食べた桜島ラーメンみたい!
こちらは松戸さんのネギあり半ラーメン。
豆もやしも良いアクセント。
スープはあっさり。
味噌煮の黒豚軟骨肉がまた美味い!
麦味噌がスープに溶けて行くのは山形の龍上海みたいで面白い。
美味しかった!ご馳走様!