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【ロッキーの徹底解説】千葉県佐倉市から鹿児島県霧島市に移転リニューアルした「鶏そば 凜(りん)」の3つの進化とは?

2018-05-21 | ラーメンレポ(その他エリア)

【ロッキーの徹底解説】千葉県佐倉市から鹿児島県霧島市に移転リニューアルした「鶏そば 凜(りん)」の3つの進化とは?

千葉県佐倉市にオープンした「鶏そば 凜(りん)」

凛の創業は、2014年5月3日。

元千葉県の中学校の校長先生が、ご家庭の事情で早期退職して、ラーメン店開業を決意。

それまで自宅で「自作ラーメン」を長年やっておられて、その経験を生かしての独立開業。

ただプロのラーメンを作ったことがないので、千葉県八千代市の「食の道場」で3日間ほど研修。

「泥より出でて 泥に染まらぬ 蓮の花のように」

ラーメン店での修行経験がないことから、いろんな意味で、ユニークなラーメン店が佐倉にオープンしました。

「他店を真似ず、流行に迎合せず」

最初の頃は、ユニークすぎて、あまり地元佐倉の住民からは受け入れられないラーメンでした。

また価格も限定は1000円を超えるラーメンで、佐倉で当時は破格のラーメン。

でもロッキーにはどこかポテンシャルを感じさせる新しいラーメン店で、好印象でした。

最初はラーメンとしての完成度は、ダイヤモンドの原石。キラリと光るものが見えませんでした。

でも輝きだしたのが、店主が週2日の定休日を、仕込みの日として、朝から晩まで仕込みに明け暮れた辺りから。

研究熱心な店主は、営業中はお客さんと対話しながら、自分のラーメンを磨き、定休日は仕込みで厨房で寸胴と格闘。

「子供から大人まで安心して食べられるラーメン」作り。

「しつこいぐらいの丁寧な仕込み」

そうかつて店主が故郷、鹿児島県霧島市で、幼い頃から食べ親しんだ、鹿児島ラーメン、そんなラーメンを自分も作りたいと思い、

お客さんが来ても、来なくても、日々鍛錬の毎日。

「佐倉に美味しいラーメンがある」

今までラーメンとは無縁だった人々が、今までのラーメンに拒絶感を感じていた人々が、口コミを頼りに、凛を訪問するようになりました。佐倉の凜が非ラーメン層の人々をラーメンの世界に取り込んだ功績は大きいと思います。

実はロッキーは店主から、「佐倉のお店は近いうちに畳んで、故郷、鹿児島県霧島市に移転します」

そんな決意を早々に聴いていました。

それはまた「ラーメン愛」、「家族愛」、「故郷愛」のことでしたので、ロッキーは頷くしかありませんでした。

その後、凛は度々メディアに、テレビに登場。

佐倉で人気のラーメン店へと、階段を着実に登って行きました。

もしかしたら気が変わるかな?そんな変な期待をした時期もありましたが、最後の最後まで店主の移転の決意は変わりませんでした。

人間欲が出てきて迷うものですが、全く迷わなかった、それが凄い!と感じました。

2016年12月11日、多くの常連さんの大行列とともに、惜しまれつつ佐倉での営業を終了。

明けて、2017年3月30日、

鹿児島県霧島市国分に「ラーメン専門店 凛」を移転リニューアルオープン。

本当はロッキーは2017年中に鹿児島を訪問したかったのですが、なかなかタイミングが合わなくて、行けませんでした。

鹿児島は遠いのか?

そんな意識もあったかもしれません、未開の地でしたので。

今年に入って、ロッキーの背中を押したのが、先月の福島県白河市へのラーメン遠征。

久々の単独遠征でしたが、それがとっても楽しくて、しかもとってもラーメンの勉強にもなって、これは今年はラーメン遠征の年にしようと心に決めました。

千葉のロッキーから、日本のロッキーへ、出る杭は打たれる。

だったら、突き抜けてやろう!との決意が鹿児島へと心を動かしました。

それでFB「千葉ラーメンミュージアム」の公式イベントにして、参加者も募集。

ミッフィー松戸さんが名乗りを上げてくれまして、一緒に行くことになりました。彼も凛の後半に良く訪問。

移転前の最後の日は、ラーメン5杯を完食、凛を心から愛するフリークさんですね。

とまあ、前置きが長くなりましたが、

鹿児島県霧島市に移転した凜。

その3つの進化は、

まず「鶏そば 凛@佐倉」から、「鶏」が消えて、「ラーメン専門店 凛」となったこと。

これはジャンルにとらわれずに、豚骨も含めて、いろんなラーメンをだして行く、そんな決意の現れ。

2つ目の進化は、

西郷隆盛も足繁く通った、霧島市の日当山温泉、その中の、千石温泉の源泉水「霧島」をラーメンのスープや仕込みに使用。

この温泉水は超軟水で、硬度は15ml。

通常の水道水が硬度50ml前後なので、かなりの軟水で、素材の出汁の出方が格段に良くなります。

千葉県の水道水は基本的に硬水で、出汁を取るには工夫しないと、なかなか良い出汁が出ません。

そして最後の進化は、「代替わり」したこと。

初代から、義理の息子さんの蔵元銀河さんへ、代替わりをしています。

なので初代は店主から、代表に格上げとなっています。

それだけパワーアップした新生の凛、早くもテレビを始め、メディアにも出まくりで、これから鹿児島県でも人気が急上昇することは間違いなし。

ただロッキー目線で課題も、いくつかあると思います。

駐車場の台数が鹿児島県では少なめ、8台しか止められないので、1人1台だと、8人しか食べに来れない、しかも並んでまで食べない土地柄。

あと、麺が今でも東京の「三河屋製麺」を使っていますが、輸送のコストなどを考えると、ここは九州の麺屋さんを探すか、もしくは思い切って、無添加の自家製麺にシフトするのも、数年後の話になると思いますが、それもアリではないかと思います。

銀河店主になって、どう変化して行くのか、これからの凜に要注目です。

羽田から飛行機で1時間半、鹿児島空港からは車で25分ぐらいで凜に着きます、割と近いのが良く分かりました。

凛ファンの皆さんも是非GO!

二日酔いの大将w

さすがポーズ、決まっています。

ここはオープンキッチンではないので、カウンター席は壁や、窓沿い。

すっきりした店内。テーブル席も2卓。

シリカたっぷり、天然ミネラルたっぷりの温泉水。お冷もセルフで、この温泉水。

メニューは佐倉時代を彷彿。

店主、蔵元銀河。

お冷のコップなどは、こちらのテーブルにあります。

日本全国スーパーウォーターのひとつ、日向山の温泉水。

厨房がかなり広くなりました。

冷蔵庫も多いですね。以前の5倍ぐらいかな?!

佐倉時代を偲んで。

鹿児島テレビのゴールデンタイムに、凜が登場。

放映後はしばらくお客さんが集中するかも。

ツーショット。

淡麗(塩・醤油)・・・昆布・するめ・煮干しなどにシイタケ、野菜、柑橘を合わせた魚介出汁の澄んだスープ。 850円~

彩り豊かなラーメンは健在。

ずいぶん、どんぶりがユニークな形状になりました。

三河屋製麺の特注麺。

澄んだスープ、塩味がまた旨いですね!

霧島の半熟味玉がまた美味しい、つけそばのトッピング。

鶏白湯、お口の中ですっと溶ける感じの不思議なスープ。

豊潤(塩・醤油)・・・鶏ガラを温泉水で炊き上げた白湯スープ。 900円~

こちらは「つけ麺」バージョン。1000円。提供は午後1時半からとの事です。

「まぜそば」各種900円から。

写真はえび塩まぜそば。

生の野菜が彩、奇麗に盛り付けられています。

つけ麺のスープ割が、まぜそばのスープ代わりに。

ご馳走様!

【住所】 鹿児島県霧島市国分新町1557−1
【営業時間】 11:30~14:00(スープなくなり次第終了)、不定期で夜営業もあり。
【定休日】 水曜

 

 

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