【千葉新店】【煮干し中華そばのメッカ青森県出身の店主が手がけるセメント系の濃厚煮干しラーメンとそれを裏メニュー化したミステリー?@みのり台の麺屋弥栄】
今回、紹介する千葉県のラーメンは、2016年2月1日創業の松戸市みのり台の新店、「麺屋弥栄(いやさか)」です。
店主の成田さんは、東北は青森県黒石市の出身。
黒石市は、黒石温泉郷や、麺に和風だしをかけた「つゆ焼きそば」でも有名。私も黒石市の有名店で食べたことがあります。
黒石市の人口は、1985年の40、755人をピークに、2010年には36,111人にまで減少。少子高齢化、過疎化は、日本じゅうのどこの街でも大きな課題。
店主の成田さんにご挨拶すると、「待っていました」のお言葉をいただきました。私も実はこのお店、今年の2月26日の「味処むさし野」の創業記念のラーメンを頂いた時に、みのり台まで歩いて発見していました。
でもその時は御免なさい、腹パンで、更に「こはく」でも1麺しまして、もう無理、今度出直そうと思っていたら、半年が経過。本当にどうもすいません。そんなお詫びを言いながら、いろいろとお話を伺いました。
さてこのお店の売りは、「極濃にぼ」と言うセメント系のらーめん。
ただ9月に入って少し営業的に変化が。以前のMAXの極濃にぼを封印して、少し濃度を抑えた「新極濃にぼ」を表メニューにされたそうです。
なんでか?と思ったら、松戸エリアは極濃ニボは未体験の方が多くて、もっとライトな煮干しらーめんが好まれるエリア。まあというかフリークでなければ、極濃にぼはあまり食べないのかも?
そんな事情で、メニューを変更されたそうです。
ただフリーク向けに券売機で、「新極濃にぼ(900円)」プラス現金100円(追い煮干し)で、かつての「極濃にぼ」が裏メニューとして頂けるそうで、ニボラーな私は、そちらでお願いしました。
L字型のカウンター席に、店奥にいろんな銘柄の煮干しの箱が積まれています。なんかそれを見ただけでエキサイトな私。
ところで店名の「弥栄(いやさか)」について聞いてみました。
北海道北西部のニシン漁で歌われた民謡の「弥栄音頭」の一節に、「はあ、いやさかさっさ」とあるのと、ますます栄えるという意味が店名の由来だそうです。らーめんは独学で、故郷を思いながら作っているそうです。
麺はスタートから「菅野製麺所」。
現在は2種類の麺を使っていて、細麺には全粒粉を混ぜて、中太麺には100%国産の小麦を使用。こちらも菅野製麺所、恐るべし。
ゆくゆくは麺を1種類に統一したいそうです。
そして裏「極濃にぼ」がちゃく丼。
ベースのスープは鶏白湯スープで、その中に、これでもかと煮干しを投入。
すっごいセメント色の煮干しで、ニボラーの私もエキサイト。
固めに茹でられた全粒粉入りの細麺も良く濃厚スープを持ち上げて美味いです。エグミと塩味が結構ありますね。でもこのインパクトは強烈。
ただ煮干し初心者は、にぼしそば(750円)がオススメです。中級者には中濃にぼ(800円)もございます。大盛り不可で「和え玉(200円)」もありますよ。小ライス(50円)もあり良心的。
SNS限定で「赤味噌煮干(800円)」というメニューもあるそうです。
いろいろと千葉県内のらーめん店主さんとも繋がりが出来たそうで、これからの「千葉県煮干し連合(仮称)」の展開も楽しみですね。要定点観測です。
「麺屋弥栄」
住所:松戸市松戸新田573
●営業時間
平日 12:00-14:00 18:00-23:00
土日祝 11:30-15:00 18:00-21:00
定休日 毎週月曜 第三木曜 ※月曜定休日が5回ある時は木曜の休みはありません。 食材切れ等で早仕舞いがありますのでSNSでご確認の上お越し下さい。