http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000020-spn-socc
日本代表が6月1、7日に予定している国際親善試合のキリン杯が開催危機に陥っていることが14日、分かった。
日本サッカー協会関係者によると、東日本大震災、福島第1原発事故の影響で予定していた対戦国が来日に難色を示し、交渉が難航しているという。
ザックジャパンの強化プランが新たな危機に直面した。6月1、7日に予定している国際親善試合、キリン杯の開催まで既に2カ月を切ったが、対戦国すら発表できない状況に陥っている。日本サッカー協会関係者は東日本大震災、福島第1原発事故の影響で、当初予定していた南米や欧州の各国が来日に難色を示し、交渉が難航していることを明かした。
特に原子力安全・保安院が12日に発表した原発事故の深刻度が国際評価尺度で最悪の「レベル7」とされたことが影響している。海外では日本国内以上に深刻な状況であるとの報道がされており、危機感が高まっている。3月にはニュージーランド代表、U―22ウズベキスタン代表が来日を取りやめたが、現在の深刻度はその3月当時よりも上。諸外国が来日に二の足を踏むのも無理はない。
この日、日本協会理事会で正式に7月の南米選手権参加が決定。23日のJ再開に合わせ来週には日本代表のザッケローニ監督も来日する予定だが、今度は目先の強化試合のメドが立たない状況だ。3月にはU―22代表が急きょ、ウズベキスタン遠征に切り替えたように会場を海外に求める可能性もある。ザックジャパンの強化プランは、大幅な見直しを余儀なくされそうだ。