水槽を覗くと、マメスナギンチャクを取り出した隙間に、コレクターの蟹が見えた。
何か珍しい物を入れてやらねば。
台風が逸れたのでヨットは全く無事だった。ひとつ挟んだ隣の艇のオーナーも来ていた。昨年彼はジブを風で裂かれたりしたので、準備が無駄になったと言いながら笑っていた。まだまだ来ますぞ。
帰る足でスーパーに寄り、コーヒーと牛肉を買ったら、イベント期間中とかでチャレンジ券を3枚くれた。面倒くさいので帰ろうとしたが、コーヒー店のおばさんが世話を焼いてくれるのを無視できず、チャレンジした。
10秒間風で舞い上がる買い物券をつかむゲームだった。3回やって750円分ゲットした。(500円券はちょっと鼻タカ気分)
いずれコーヒー豆に変わる。
葉っぱは吹かれて萎れたが実は健在だった。1個収獲。まだ9個残っている。
どうやってか度々移動するので、たこ糸で石にくくりつけてあったマメスナギンチャクが、ついに行方不明になった。
石を持ち上げたり珊瑚砂を掘り返したが見つからなかった。諦めかけたとき、置物の珊瑚の隙間に何かが収まっているのが見えた。
入れるのも難しい隙間に誰が入れたのだろう。取り出すのに小一時間かかった。
今度はマメスナが付いている小石を巻き結びでしっかり括り付けた。
前回はたこ糸を上から掛けただけだったが、あれでも持って行かれるとは思えなかった。
同じ隙間に濾過材と貝殻が入っていたので、
どうやら犯人は珍しい物を集める習性があるようだ。これらを持ち運べるのは置物珊瑚を住み家にしている蟹以外に思いつかない。
夜の水槽はちょっと恐い気もする。
枯れ葉などが風で余所へ飛んでいかないように、集めて埋めた。
まだまだある。
昼からヨットを見に港へ。メンハリが遊んでいたので引っ張って留めようとしたら、マタというかマダというか、前回しっかり駆除したつもりだったのに蜂が10匹ほど飛び出てきて、危うくコケるところだった。
蜂はもうたくさん。
氾濫する情報にも疲れてしまい、久しぶりに台風のような閃輝暗点が出た。
母を連れて病院へ。お盆も何も、普段と変わらず満車、満員。人口減少と言いながら集まる所には集まる。
夕方、甥がその友人(帰郷したときのアッシー君)と訪ねて来た。新婚旅行のハワイ土産をもらったが、嫁さんと別行動なのがチト気になる。
甥が帰ったすぐ後に、その弟が家族4人で寄ってくれた。下の男の子が始終泣き通しだった。腹からの泣き声が至って力強かった。
トイレのリモコンが不調になった。盆と正月に限って調子が狂うのが不思議だ。水道屋に来てもらうと治っていることが何度かあったので、今回はToToに電話した。
孫が立て続けに来訪したので、母は疲れてしまい、楽しみにしていた回転寿司は息子と二人で行った。席待ちで隣になった同年輩の女性が話し好きで、男二人は気楽でええなあ、うちは娘と息子が次々、突然遊びに来て、普段は旦那と二人なので大変だ、と嬉しそうだった。
帰ってトイレを試すと、嘘のように、水洗以外は治っていた。水はレバーでも流せるので、ToToを断るべきか否か悩ましい。ともあれ、水道屋を呼ばなくてよかった。
19時以降はコーヒーを我慢してカモミールティーを淹れ、娘が旅先のクロアチアから送ってきた犬や猫や馬の写真を見ている。
ヘチマのように大きくなったゴーヤを焼きそばに入れた。
もっと入れるべきだった。
「エアピークプロ」が来た。頭部を空冷するためのエアインテークがツバの上にある。
夕方の熱気を警戒しながら5km走った。頭の汗はいつもより少ない気がしたが、距離も短かめだし、途中で波観察もしたので効果は実感できなかった。
台風がじわじわと。