Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

音楽の友11月号

2024-10-24 21:34:53 | 音楽

音楽之友社から刊行されている音楽雑誌『音楽の友』、その11月号の表紙が濱田先生だったので久しぶりに購入した。

本の中に付録でついているコンサート・ガイド&チケット・インフォメーションの表紙も濱田先生!

インタビューは

<古楽アンサンブル「アントネッロ」を主宰し、その革新的な演奏の数々で現代の音楽シーンに新風を送り続けている奇才、濱田芳通>と紹介、

”Starring Artist 濱田芳通(指揮、bfl、cor)

心の一曲 モンテヴェルディ《オルフェオ》への新たな挑戦”と題した記事が掲載されている。

《オルフェオ》へ寄せる濱田先生の熱い思いがひたひたと伝わり、字を読んでいるのに先生がそこで話されているような、じーんと胸にしみる記事だった。

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金木犀香る

2024-10-17 21:35:59 | 自然

暑い夏、そしてその続きのような秋が続いているが、大気の中に金木犀の香りが漂っていることに気付かされ公園を歩いた。

 

公園内のすべての金木犀が満開、花の盛りを迎えてその香りを惜しげもなく周囲に振りまいていた。

   

こちらはヒマラヤスギ、こちらは枝のそこかしこに松ぼっくりがひょこんひょこんと顔を出している。

  

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電車

2024-10-10 21:52:38 | 日々の雑感・近況

駅に着き、電車を下りたら向かい側のホームから見られている気がして目を上げたらこの電車が!

この「ハリー・ポッター電車」初めて見たわけではないのだが、この日は今までになく三人の姿が大きく見えて驚いた。

こちら側のホームを歩く人の姿はなく静かな昼下がり、しばらくすると電車は発車ベルとともに出て行った。

こちらは所沢駅近くに9月に開業したショッピングモール、エミテラス所沢の1階。

ここは西武鉄道所沢車両工場跡地に建てられたので1階エスカレーター横に2000系運転用シミュレータの一部が設置されていて建物内で見るとその大きさに「おおっ!」となる。

西武鉄道所沢車両工場というと第1回所沢ビエンナーレ美術展「引込線」(2009年)、その前年2008年のプレ美術展を見に行ったことを思い出す。

今となっては、その美術展も、その会場もともに懐かしい。

その折の記事は→こちら

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オリーブの実、その後

2024-10-02 22:01:09 | 自然

今年は実がついたオリーブ、少しずつ大きくなって中の一つは濃い紫色に色付いている。

風に揺れ、雨に打たれても頑張っている。

葉の間からそっとそこにあることを確かめてにかにかする。

  

ちょっと一息、コーヒータイム~

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2024 所沢市民合唱祭

2024-09-29 21:53:54 | 音楽会

 

急に涼しくなり、秋の気配が漂い始めた9月29日、芸術の秋の始まりを告げるように所沢市民文化センターミューズ・アークホールにおいて、『2024 所沢市民合唱祭』が開催されました。

コロナ禍を経て2022年は二部制、2023年は通常の形にほぼ戻り、2024年今年はコロナ禍以前の合唱祭に戻って(ただし全体合唱はなし)講師に辻裕久氏、なかにしあかね氏をお迎えしての嬉しい所沢市民合唱祭となりました。

合唱祭会場の所沢市民文化センターミューズの大ホール「アークホール」で合唱する喜び、またそれを聴く楽しみ、そして感謝をいっぱいに感じて過ごした一日でした。

一度不自由を味わったからこそ、よけいにしみじみと音楽をすることに対する思いの深まるのを感じた一日でもありました。

また、この日は久しぶりにばったりお会いした合唱団の方と、立ち話程度の短い時間でしたがお話しできたのは、お互いにコロナ禍を越えてきたのですね、ということを含めて感激と懐かしさで本当に嬉しいことでした。

音楽、そしてこんな出会いがまた戻ってきたのだと、感慨深かったです。

 

この日私が伴奏をいたしました合唱団とプログラムはこちらでした。↓

合唱団「せせらぎ」(指揮:南宗興、ピアノ:守谷としえ)

ちいさい秋みつけた 作詞:サトウハチロー、作曲:中田喜直

女声合唱組曲「水のいのち」より 雨 作詩:高野喜久雄、作曲:高田三郎

所沢「ねむの会」(指揮:奥村さゆり、ピアノ:守谷としえ)

二部合唱のための6つのソング 「うたうたう」より

雑草(ななし)

行方(ゆくえ) 作詞:宮本益光、作曲:信長貴富

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電子辞書の話

2024-09-13 23:11:08 | 日々の雑感・近況

2006年から18年使い続けている  電子辞書

これは2005年にカシオから発売されたCASIO Ex-word XD-LP7500第2外国語モデルという機種で、使い続けているだけあって、表示として印刷されていた文字、矢印が消えてしまっているところもある。

消えてしまった文字や矢印は辞書としての機能に影響はないのだが、いかんせん、”c”と”e”が打てない・・・時々は打てる、え?!

これは外国語を探している時には、本当に困る。"c"と"e "随分使っていると改めてわかる。

ただ、日本語入力で探す辞書、広辞苑だとか和英、和西は問題なく使える。

先だって所用で実家に帰省した時に亡き父が愛用していた電子辞書をもらってきた。

同じCASIOの電子辞書だがこちらはEx-word XD-A6800。

私のものよりずっと新しく(と言っても2010年に発売されたもの)、画面は明るく、付属のペンで検索もできるようになっている。

ただ、西和・和西辞書はついていない。

そこで思い出したのが連れ合いから借りて使っている電子辞書のこと、これもスペイン語関係の辞書はオリジナルには入っていないのでSDカードを追加で購入しそれを入れて使っている。

そのSDカードが使えるんじゃないか、と思ったのだ。

帰宅し早速確かめたら、あら、残念!必要なのはSDカードではなくmicroSDカードだった。

二台を並べると、この明るさの違い!

コンテンツの数も豊富で、何とかしてこの辞書にスペイン語辞書の機能を付け加えて使いたい、とこれに入れられるmicroSDカードを探した。

そして「カシオ電子辞書追加コンテンツmicroSDカード版西和中辞典第2版現代スペイン語辞典」の中古のmicroSDカードをAmazonのマーケットプレイスで見つけて手に入れた。

届いたmicroSDカードを挿入すると・・・おおっ、大成功

この電子辞書は色々な機能が付いているので、辞書機能以外のことについてもおいおい学習していこうと思う。

これから大事に使います

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秋のバラ

2024-09-08 21:37:13 | 日々の雑感・近況

9月に入ったけれど、相変わらずの暑さが続いている。

スーパーマーケットの花屋に秋のバラが出ていたのを見つけて、この暑さだとすぐに開いてしまうと思ったがその可憐さに惹かれ手に取った。

春のバラに比べると小ぶりだが6色でよく香る。

9月の扉が開いたようだ。

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この夏の本

2024-08-22 16:40:47 | 

厳しい暑さの続く今年の夏。

こんなにエアコンをつけている夏ってかつて記憶にない。

朝、寒暖計で30℃を超えているのはもはや当たり前で、30℃に赤い線が届いていないと今日はちょっと涼しい、と思ってしまう。全然、涼しいわけないのに。

そんな酷暑の夏に読んだ本、3冊。

誕生日のアップルパイ』 庄野千寿子 夏葉社

「幸せな書簡集」という帯を巻いた作家・庄野潤三を支え続けていた夫人・庄野千寿子さんが長女夏子さんへの書簡集のこちらの本。

読んでいると、そこに書かれたたくさんの料理、そして夏子さんへの感謝の言葉に溢れた手紙に静かな感動が湧いてくる。

庄野潤三さんの作品のような家族のつながりの姿に、彼の作品を思い、この家族あってこその作品なのだとも改めて思う。

一日一日を大事に生きること、色々なことが起こる毎日だけれど、でもすべてを大切に受け止めること、その連続が生きていくことなんだなとこの書簡集を読んでいると素直に感じる。

読み終わり、本のカバーを外してみた時に思いがけない一文に気付き、ドキドキした。

家守奇譚』 梨木香歩 新潮文庫

7月の終わり、所用で上京してきていた友人と久しぶりに会って愉快なひと時を過ごした。

彼女は午後から仕事なので、午前中に宿泊していたホテルのロビーで待ち合わせまだ早い時間だったので自由学園明日館までぶらぶら歩き喫茶室でお茶をし、それから池袋に戻ってランチを食べた。

積もった話を呼吸する間も惜しいようにお喋り。

こっちの話からあちらの話、と話題も次々出て、その中でサルスベリの話が出た。

私は関東で暮らすようになってサルスベリを目にすることが多くなった、という話をした。

子どもの頃、サルスベリはお寺で咲いているのを見るのが多くて庭木で見かけるのはまれだったという記憶があるという話をしたら、彼女がサルスベリと言えば・・・と紹介してくれたのがこの梨木香歩著の「家守奇譚」だった。

読んでいると、その景色が目に浮かんできて、この世の隣にあるこの世とは違うもう一つ別の世界に迷いこんで、迷うことが楽しい。

こっちとあっちと・・・。

朝のあかり』 石垣りんエッセイ集 中公文庫

「朝のあかり」という題の詩人・石垣りんさんのエッセイ集。

思わず背筋をピンと伸ばして、石垣りんさんの詩作に対する覚悟、その地に足をつけた生活、まさに「凛」とした人間の姿がエッセイの中から浮かび上がる。

暑い夏の読書時間に爽やかな風が吹き抜けて、この本に出会えて幸せだ、と思う。

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オリーブの実

2024-08-13 22:08:40 | 自然

毎年、花は咲くけれどなかなか実がならなかったオリーブの木に今年は幾つか実がついた。

それが段々大きくなってきて嬉しくて仕方ない。

大きくなってきた実の上にパラパラついているのは小さなままの実たち。  

 

下の方にも大きくなっている実に気付き嬉しくなる。

上の方にはこれからひょっとしたら大きくなるかもしれないオリーブが一つ。

 

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夏の日、上野で。

2024-08-08 22:32:45 | 展覧会・建築・器

思いがけず、ぽつっと空いた夏の日。かねてより見たかった西洋美術館で開催中の『内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙』に上野に出掛けた。

会場:国立西洋美術館 企画展示室

会期:2024年6月11日(火)〜8月25日(日)

開館時間:9:30~17:30(金・土曜日は9:30~20:00)
※入館は閉館の30分前まで

入場料:一般1,700円、大学生1,300円、高校生1,000円

2019~2020年度に3期にわたって開催された小企画展の2期、3期の展覧会で内藤コレクションに初めて接し、その作品の一葉一葉に感激し深く感銘を受けたことはいつまでも忘れられない鮮烈な思い出となって心に残っている。

そして同時に数十年にわたって収集したコレクションを一括してこの国立西洋美術館に寄贈された内藤裕史氏に感動した。

そのコレクションの大多数が一堂に展示されるという『内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙』が8月25日まで開催中で見に行くのを楽しみにしていた。

記事⇒内藤コレクションⅡ内藤コレクションⅢ

過去の内藤コレクション展の1番目『ゴシック写本の小宇宙— 文字に棲まう絵、言葉を超えてゆく絵』は見損ねてしまっていたので、この展覧会でその折に展示されたものも見られると期待もした。

印刷技術のなかった中世ヨーロッパで薄く加工された獣皮紙に、すべて人の手によってテキストを筆写し、ただそれだけでなく中には余白に美しく華やかな装飾として彩飾が施されたものも多く、それらの前に立ってその一葉一葉を見ているとそこに込められ費やされた労力、時間、アイデアの膨大さに圧倒される。

暗い修道院の一室で一心不乱に羽根ペンを動かしている背中が見えるよう、などと妄想を膨らませてみる。そしてまた、こういう豪華な写本を作成した教会、また王族・貴族といった人々の財力についても想像してしまう。

これだけのコレクションを一堂に見られるとは、まさに宝物のいっぱい詰まった箱の中をのぞいたよう!

作品の保存のためだろうと思うが、冷房が効いていて展示室の中は酷暑の夏を忘れ、寒くなるほどだったが、気持ちは美しいものを堪能した喜びに満たされた。

この展覧会でも一部の『撮影禁止』作品を除き、撮影できるようになっている。

思わずへへっと笑ってしまうような獣皮紙の隅に書き込まれた人の顔、鳥、魚、動物などがあるかと思えば、その時代の遠近法で描かれた風景、その時代の植物、装飾の数々に魅了された。

  

こんな風に修道士たちが写本を書架において楽譜を指し示しながら聖歌を歌っていたんだなあ。

おっ、楽器たち~♪

   

真面目な風で、でもなんとなく笑っちゃう。

  

色んな人、動物たちが次々登場。

  

こんな鳥が歌い、花が咲き、そして人々の向こうに広がるその当時、中世の風景。

    

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