夢夢散歩♪

自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

松竹大歌舞伎 巡業中央コース

2008年07月26日 | 歌舞伎・演劇・映画・本
7月23日(水)二代目中村錦之助さんの襲名披露巡業、岸和田市立浪切ホールへ行ってきました。
浪切ホールへ行くようになって3回目。
松竹座や南座とはちょっと違う雰囲気。学生さんもたくさん来てました。
このホール、3階席はいつも1,500円なんです。
お得ですよ

橋弁慶
弁慶…中村松江  牛若丸…中村梅枝

薄衣を纏った牛若丸が若々しくて綺麗~
梅枝君、まだまだ子供だと思ってましたが、もう20歳なんですね
松江さんの弁慶も、若々しく勢いがあり、若いお二人の舞台はとっても爽やかでした。

二代目中村錦之助襲名披露口上
幕が開くと、上手から東蔵さん、松江さん、梅玉さん、錦之助さん、梅枝さん、時蔵さんがズラッと座ってらっしゃいました。
人数は少ないけれど、みんなそれぞれ、とても温かい言葉でした。
時蔵さんは、「弟錦之助のことをこれからもよろしく」とおっしゃってました。
すごく弟のことを大事に思ってるんだなと感じました。
なんだか時蔵さんが錦之助さんのお父さんのようにも感じた心に残る口上でした。

毛谷村
六助…中村錦之助  お園…中村時蔵 
微塵弾正…中村松江  お幸…中村東蔵

時蔵さんは元々かっこいい役が似合うから、女武道のお園はピッタリでした。
仇だと思っていた男が、実は自分の許婚の六助だと分かった途端、急に女らしくなるのも、とても可愛らしさが出ていました。
六助はすごく強いんだけど、お園や子供とのやりとりでは、素顔が見えて優しさが溢れていました。お園とのやりとりで、自分の女房になる人だから偉そうに言ったかと思うと、急に師匠の娘だと思い出したりと、素直な人。
錦之助さんの襲名披露にピッタリの役だなと思いました。

神田祭
鳶頭梅吉…中村梅玉

「待ってました~」と声がかかっていました。
梅玉さん、江戸っ子のスッキリした姿が本当にかっこいい
獅子舞も出てくる賑やかな踊りで終わりました。

写真は浪切ホール限定の歌舞伎キューピーです。
あまりに可愛いので買っちゃいました。
後ろにはしっかり「浪切ホール」の文字が。
浪切ホールさん、これからも歌舞伎公演をたくさんやって下さいね。



コメント (9)
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七月大歌舞伎~松竹座~

2008年07月21日 | 歌舞伎・演劇・映画・本
7月17日(木)昼の部、7月19日(土)夜の部、共に久々の一階席で観劇してきました
やっぱり1階席は良いですね。役者さんの表情、息づかい、衣装をしっかり見ることができました。

【昼の部】
春調娘七草(はるのしらべむすめななくさ)
菊之助さん、立姿も綺麗でした
暑い時期、こういう爽やかな舞台は良いですね。

木村長門守(きむらながとのかみ)血判取
左團次さんの家康役はピッタリでした。なんだか狸オヤジっぽくて
しかし、血判を捺す時、老齢のため血の出が悪いから口中を噛みきるって…怖すぎます
長袴は歩きづらいでしょうね。
「ころんだりしないのかな?」と、ちょっとドキドキしましたが、颯爽と花道を引っ込む姿はさすがでした。

伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)
藤十郎さんの政岡、すごい感情が入ってました。
「でかしゃった、でかしゃった」の声が、力が入りすぎてか普通の声になってました。
心の底からの、子供を誉める声なんでしょうね。
仁左衛門さんの仁木弾正は、すっごく悪い奴なのに、かっこよかったです。
最後に殺されちゃうのは残念ですが、死んでも高々と担ぎ上げられて引っ込んでいく所なんかも、迫力がありました。


昼の部、それぞれは良いお話なんですが、ちょっと重いお話が続いたので、かなり疲れてしまいました
夜の部はバランスの良い演目でした。

【夜の部】
熊谷陣屋(くまがいじんや)
寺子屋もそうですが、私はこの手の物語に弱いのです
直実は松王丸とはまた違いますね。仁左衛門さんの直実は、すごく情を感じました。
仁左衛門さん、我當さん、秀太郎さん、孝太郎さん、愛之助さん...松嶋屋の皆さんがズラッと登場され、「贅沢~」って思っちゃいました。
今回は1階席5列目花道近くだったので、直実の哀しみがひしひしと伝わってきました。
花道からの引っ込みの場面では、笠に隠れた仁左衛門さんの表情もしっかり見ることができ、汗と涙のお顔に、私の目もウルウルになってしまいました

黒手組曲輪達引(くろてぐみくるわのたてひき)
幕が開いてまず舞台を泳いでいくカモに注目
最後のカモが、黄色と黒のシマシマタイガース鉢巻きをしてます~
その後に出てくる菊五郎さんに大爆笑。あのメイク、ひどすぎます。
横にいる白玉役の菊之助さんが美しすぎるから、余計に面白いのです。

笑いはまだまだ続きます。
池に突き落とされた菊五郎さんは、最初に登場したあの「トラガモ」に飲み込まれたらしく、着ぐるみで登場。そこへ田之助さんのトラッキーに、團蔵さんのカーネルおじさんも登場。黒御簾からは、六甲おろしまで聞こえてくるし、「菊五郎劇団ばんざ~い」って感じでした。

うってかわって助六になった菊五郎さん、キリッとして颯爽と登場。
亀三郎さんの仙平も、声が大きくて素敵でした。

最後の立ち廻りは大迫力。やっぱり、この迫力は一階席ですね。
所々に見える、上方若手さんのお顔に「頑張れー」と声援を送りました

羽衣
今回の七月大歌舞伎では、菊之助さんの美しさを見せつけられました。
最後は天に舞い上がる演出。
ウットリでした。

団子売
孝太郎さんと愛之助さんが可愛すぎます
二人のニッコリ笑顔に、こちらの顔もニッコニコ
二人の息もピッタリで、最後は幸せ気分になれました。

今月は歌舞伎三昧です。
明後日は岸和田の浪切ホールへ錦之助さんの襲名披露公演を見に行ってきます
(遊び過ぎかしら ちょっと反省)

コメント (5)
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梅雨に咲いた花

2008年07月13日 | 日常(主に自然の写真)
まだ大阪は梅雨が明けていませんが、今日は綺麗な青空が広がっています
朝は蝉が鳴いていました。もう夏ですね
梅雨の時期にもお花は綺麗に咲いていましたので、ここに載せたいと思います。

上の写真は、サボテンのお花です。
名前は分かりませんが、毎年可愛いピンクのお花を咲かせてくれます

続きましては、くちなしのお花です。



真っ白な八重咲きでとっても綺麗です。
でも綺麗に咲く時期は短いですね。
あっという間に茶色く変色してしまいます
辺りに漂う甘い香りに「あっ、咲いてるな」と気付く私です

次はご存知、薔薇です。



真っ赤な薔薇はやっぱり存在感があり綺麗です。
比叡山の山頂に、バラ園がありましたが、きっと綺麗に咲いてるんでしょうね。また行きたい所です。

最後は百合です。



暑い中、爽やかに咲いていました

こうやって見ていると、みんな本当に色も形も違って個性があります。香りも全然違いますし。
これからどんどん暑くなります。
どんな花が見られるんでしょうね

コメント (3)
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日曜落語~なみはや亭~

2008年07月09日 | 落語
朝日放送が新社屋移転を記念して行う、『なみはや亭特別興行ご招待』の情報を聞き、初日夜の部をハガキ一枚に懸けましたが、見事当選したので日曜日に行ってきました
この日に応募したのは、もちろん歌之助さんとこごろうさんの名前があったからです

新しいABCホールは300名ほどが入れるこぢんまりしたホールで、とても見やすかったです。

さて、案内は伊藤史隆アナウンサー。
テレビで拝見したり、ラジオで声を聞いたりしたことはありますが、生で見るのは初めて。「わぁ、史隆さんだ」とちょっと感動しました。

この日の演目と出演者は下記の通りです。
桂 歌之助 「桃太郎」
桂 坊枝 「阿弥陀池」
桂 雀三郎 「親子酒」
桂 春団治 「皿屋敷」
中入り
笑福亭 福笑 「葬儀屋さん」
桂 こごろう 「茶の湯」

今回、歌之助さんとこごろうさん以外は、初めて見る方ばかりでした。

歌之助さん
相変わらず、表情が漫画チックで可愛らしかったです
桃太郎って、あんなお話だったなんて(笑)勉強になりました。

坊枝さん
すごくテンポが良くて、聞きやすく、楽しかったです。
せっかく騙そうとしてるのに、上手くいかない時の表情に、「なんで騙されてくれないの?」と冷や汗が出ました

雀三郎さん
グデングデンに酔っぱらってる姿が、やりすぎじゃないかと思うほど凄まじかったです
うどん屋さんとのやりとりで、酔っぱらってる割にはちゃんとボケとツッコミに厳しい所が笑えました。

春団治さん
あの、羽織の脱ぎ方はなんなんですか~
かっこよすぎます 
あんなに美しい脱ぎ方は初めて見ました
皿屋敷と聞いて、怖いお話を想像してました。
最初は、春団治さんのゆっくりボソボソと話すのにドキドキしながら聞いてましたが、怖いはずのお菊さんがあんなに人気者になるなんて。
毎日毎日見に来るお客さんのためにお皿を数えてたら、お菊さんも疲れちゃいますよね。
明日の分も今日数えておいて、明日は休もうという、お茶目なお菊さんに笑わせてもらいました。

福笑さん
お父ちゃんが死んでしまって悲しい場面なのに、相続について3兄弟でもめ合う場面や、葬儀屋さんとのボケボケトークに大爆笑。
お客さんをたくさん集められる福笑さんと聞きましたが、さすがに面白かったです。

こごろうさん
こごろうさん、トリなので張り切ってました。
それともすごく緊張されてたのかもしれません。
久々の、こごろうさんの落語。
確か昨年は一度も聞いていないんです
茶の湯のお噺は初めてでしたが、おかしすぎて泣いてしまいました。
デタラメのお作法に、飲んだ時のビックリ仰天の顔。
思い出しただけで、笑ってしまいます。

こごろうワールドで笑いの波を最高潮に持っていってくれて、とっても楽しい落語会となりました

コメント (4)
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Tour2008“evergreen”~変わらない詩~

2008年07月06日 | ライブ・音楽
昨日、大阪厚生年金会館での河村隆一さんのライブに行ってきました。
今回はカヴァー曲がメインでした。

驚いたのは、髪型です
短くなっているのは知ってたけど、横から見るとビックリ。
アヒルのお尻みたいに(ごめんなさい)、サイドから後頭部にかけて髪が流れていました。
夏だし、ちょっとイメージチェンジでしょうか?

肝心の歌の方は、隆一ワールド全開でした
どの歌も、熱唱熱唱。
私は、1曲目に歌った尾崎豊のI LOVE YOU、中島美嘉の雪の華、アンコールにアカペラで歌ったドリカムの未来予想図Ⅱが好きです。

でも、やっぱり隆一さんの曲を聴きたいと思うのが本音です。
隆一さんの曲だと、会場の盛り上がりも違いますし。
一気にテンション上がりますからね
(Glassとジュリアは絶対聞きたいのです

もちろん今回はカヴァー曲だけじゃなく、隆一さんの曲も歌ってくれました。
Love is...のアカペラは聴きいっちゃったし、最後は深愛で終わってくれたので、大満足で会場を後にすることが出来ました。

次、隆一さんに会えるのはいつかなぁ?
ミュージカルも始まるし、しばらく無理そうですね。
大阪公演、行こうかどうか悩み中ですが、たったの3日間5公演。しかも全部平日…
東京ではほぼ一ヶ月公演なのに…
悩む前に、チケット取れるのか心配です。

コメント (2)
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