夢夢散歩♪

自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

銀座あんこ対決

2008年01月29日 |     (関東)
空也もなか  木村屋あんパン

今回の東京1泊2日は、2日間とも歌舞伎観劇だったので、観光はしておりません。
と言うわけで、お土産対決
銀座で2種類のあんこを買ってきました。

まずは『空也もなか』です。



ここのもなかは、よく本などでも紹介されています。
地方発送をしていないし、購入するなら予約をした方が良いと聞いていたので、帰る日の19日で予約しようと、一週間前に電話をしました。
するとお店の方が申し訳なさそうに「申し訳ありません。その日の分は売り切れてしまってます。」とのこと

考えが甘かった… 
一週間前で既に売り切れているなんて

18日はどうかと聞いてみると、その日はまだ大丈夫だとのこと。ホッとしました

さてお味ですが、なんとも言えない香ばしい皮の匂い
本当に、冗談抜きで、この香りがたまらないのです

お店の初代が、友人の九代目團十郎を訪問した時に、火鉢で皮をちょっと焦がしたもなかをすすめられたのだそうです。
それが美味しかったので、以後、皮を焦がして売っているそうです。

こんな所で、歌舞伎と繋がっているなんて、面白いですね。

中の餡は、甘さ控えめ、ちょっと固め。
口に入れると、餡の甘さと香ばしい皮の香りが口いっぱいに広がり美味しい~
次行く時も予約して買わなくっちゃ。


さてさて、もう一つのあんこは、有名な『木村屋のあんパン』です。



やっぱり有名店は違います。お客さんが群がってます。
18日に歌舞伎を観た帰り(夜9時頃でした)お店の場所を確かめに行くと、人・人・人
あんな時間なのに、みんなあんパンを求めているんですね。
「これは明日朝一に来なくちゃ」と19日の観劇前(朝10時過ぎ)に買いに行くとガラガラでした。
観劇後は、人がお店から溢れるくらい押し寄せていたので、朝に行って正解でした。

あんパンは種類が色々あるのですが、上の写真は小倉です。
ここのあんパンは、米と麹で生地を発酵させる「酒種あんパン」。
食べるとほのかにお酒の香りが広がります。
この香りは、日が経つに連れて強くなる感じがしました。

パンは厚めですが、このパンがまた美味しかった
なんか懐かしい味でした。

あんパンって何故か今まで食べたことがなかったのですが、美味しいですね。
他のあんパンも、美味しいのかなぁ?
今度食べてみます。


と言うわけで、今回はこの2つの対決ですが、勝負の行方は

どちらも本当に美味しかったので勝敗はつけがたいのですが、空也もなかの皮の良い香りには顔がほころびました
銀座のお店でしか買えないというのも、特別な感じで「また食べたい」と思います。

と言うわけで「空也もなかの勝利」です

今度銀座へ行ったら、歌舞伎座のたい焼きとの対決をしてみたいなと思ってます。
焼きたて熱々のお餅入りたい焼き。
空也もなかの香ばしい匂いに勝てるかどうか。


空也
 東京都中央区銀座6-7-19
 電話 03-3571-3304
 もなか…1箱10ヶ入950円

木村屋總本店
 東京都中央区銀座4-5-7
 電話03-3561-0091
 各種あんパン…130円~

コメント (3)
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初春大歌舞伎 その2

2008年01月26日 | 歌舞伎・演劇・映画・本
1月19日(土)昼の部 1階8列1番

この日は1階席。久々の1階席
やっぱり3階席とは全然違います~
花道近くだったこともあって、迫力満点
役者さんの表情も息遣いもはっきり。
衣装の見事さにも、目を奪われました

猩々(しょうじょう)
猩々…中村梅玉、市川染五郎
酒売り…中村松江

梅玉さんも、染五郎さんも、とても綺麗でうっとりでした
二人して、お酒を飲むわ飲むわ
チョコチョコ足を動かし、樽(?)の周りを回る姿も綺麗~

多分昼の部を先に観ていたら、染五郎さんだけしか観ていなかったと思うのですが、前日の助六で梅玉さんに心奪われていたので、梅玉さんを観てる方が多かったです


一條大蔵譚
一條大蔵長成…中村吉右衛門  
常盤御前…中村福助
吉岡鬼次郎幸胤…中村梅玉  
鬼次郎女房 お京…中村魁春
八剣勘解由…市川段四郎  
勘解由女房 鳴瀬…中村吉之丞

大蔵卿の阿呆ぶりが楽しいお芝居です。
吉右衛門さんの大蔵卿は、本当にぬけてそうな阿呆ぶりだけど、どこか上品で聡明さも漂う、でも可愛らしい大蔵卿でした

あんな大きな吉右衛門さんが、口をポカンと開けてドタバタと門から出てくる姿に「可愛い」って思っちゃいました。
後半の阿呆になったり正気になったりするのが自然で、とてもうまかったです。

鬼次郎夫婦は梅玉さん魁春さんの美男美女。

段四郎さんは、勘解由役が今回初めてなのだそうです。
あまりにピッタリの役で、何回もやってそうなんですけど
「死んでも褒美の金が欲しい~」のセリフ、死ぬ間際に言うなんて、すごい執着心ですよね。
ピッタリって言って、本人は喜ばれるのかどうか…

最後、大爆笑したのが、勘解由の頭をボールのように投げる大蔵卿。
吉右衛門さん、面白すぎます


けいせい浜真砂 女五右衛門
石川屋真砂路…中村雀右衛門
真柴久吉…中村吉右衛門

待ってました、雀右衛門さん。
はい、私はこのために東京へやって来たのです
10分ほどの短いお芝居でしたが、浅葱幕が落ちるとドドーンと派手な南禅寺の山門。そこに雀右衛門さんのお姿が。綺麗です。
そこにいるだけで、すごい存在感があり、来て良かったと感動しました


魚屋宗五郎
魚屋宗五郎…松本幸四郎  
宗五郎女房 おはま…中村魁春
小奴 三吉…市川染五郎  
磯部家召使 おなぎ…市川高麗蔵

染五郎さん、見えません~
最初の方は部屋の隅っこに座ってることが多かったので、端っこの席の私からは家の壁に隠れて見えませんでした。ちょっとの間だけでしたが、残念

でも、幸四郎さんの宗五郎がお酒を飲んでどんどんテンションがあがっていく場面は、本当に面白いですね。
魁春さんのおはまも、チャキチャキしていて、魁春さんこういう役も似合うんだなぁと感心しちゃいました。

最後は殿が宗五郎に妹を殺したことを詫び、生活も安泰でめでたしめでたしだけど、殺されちゃった妹のお蔦さんが可哀想すぎますよねぇ


お祭り
鳶頭…市川團十郎

最後は團十郎さんの華やかなお祭りで幕を閉じました。

年明けから豪華なお芝居を観ることができ、今年も良い年になりそうな予感がします。

雀右衛門さんが観られて本当に嬉しかったし、染五郎さんも相変わらず活き活きして元気が出ました

それに今回「梅玉さんが素敵だな」と思ったのも新しい楽しみの始まりでもあります


コメント (2)
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初春大歌舞伎~歌舞伎座~

2008年01月21日 | 歌舞伎・演劇・映画・本
1月18日(金)夜の部 3階3列31番
東京に着いて一言。「寒すぎる…
風がめちゃくちゃ冷たかったけど、東京駅からホテルのある半蔵門までテクテク歩くことにし、国立劇場の前も通りました。
うぅん、前まで来てるんだからこちらも見たかったと思ってしまう欲張りなルミです。
でも今回は歌舞伎座のみです

鶴寿千歳
姥…中村芝翫 尉…中村富十郎
松…中村歌昇 竹…中村錦之助 梅…片岡孝太郎

とても華やかでした
まさにお正月にふさわしいおめでたい演目です。
最初に若い3人が爽やかに踊り、続いておじいさんおばあさんの人間国宝の二人が落ち着いた踊り。
ほのぼの幸せになれる演目でした。

連獅子
狂言師右近後に親獅子の精…松本幸四郎
狂言師左近後に仔獅子の精…市川染五郎
浄土の僧 偏念…市川高麗蔵 法華の僧…中村松江

二人が並んで舞台に立つと、やっぱり幸四郎さんの大きさを感じます。
幸四郎さんは親獅子らしく堂々と落ち着いていて、対照的に染五郎さんの仔獅子は元気はつらつ。どれだけ蹴落とされても、あっという間に戻ってきそうな勢いです。

残念だったのは、毛振りの所で幸四郎さんがかなり苦戦していたことです
毛を前に持って来られないことが何回かありました。
やっぱりあの毛を扱うのは難しいんでしょうね。
体力もかなりいるだろうし。
染五郎さんの勢いがすごいから、余計に二人の差が目立ってしまったのかもしれません。
寂しい言い方になっちゃいますが、染五郎さんも立派に成長しているし、こうやって世代交代していくんでしょうね。
ちょっと寂しさを感じてしまいました。

助六由縁江戸桜
花川戸助六…市川團十郎 白酒売新兵衛…中村梅玉
三浦屋揚巻…中村福助 三浦屋白玉…片岡孝太郎
福山かつぎ…中村錦之助 通人里暁…中村東蔵
くわんぺら門兵衛…市川段四郎 朝顔仙平…中村歌昇
髭の意休…市川左團次 曽我満江…中村芝翫

この助六では、何度も「3階席失敗した~」と叫びそうになりました。
歌舞伎座の3階席って、花道が全く見えないんですね。
なので、助六が花道で踊ってる間、なぁんにも見えませんでした
やっと舞台中央に出てきてくれた時は、3階席で安堵の声があがっていました。

しかし、この助六は本当によくできたお芝居ですね。
出てくる人みんながそれぞれ個性的で楽しいです
今回が初役だという揚巻役の福助さん。良かったですよ。
福助さんは籠釣瓶の八ツ橋のイメージが強いから、揚巻もそんな感じになっちゃうかなぁと思いましたが、全く別人でした。
團十郎さんのお相手はいつも大御所だったので、なんだかとても初々しい感じがしました。
揚巻の衣装は本当に見事ですね
1階席で見たら感動するだろうなと、3階席を取ったことをまたまた悔やみました

一番印象に残ったのは梅玉さんです。
あんなコミカルな役をされるなんて。
とっても上品なのに、どこかぬけてるお茶目な梅玉さん。
とっても可愛くて、目が離せませんでした
今も思い出すと可愛くて笑ってしまいます

華やかな舞台を堪能し、幸せいっぱい
次の日見た昼の部の感想は、また次回に書きます。

3階にたい焼きが売ってたのですが、食べたことがある方いらっしゃるでしょうか?
すごい人が並んでいて、次の幕間にいってみようと思って行ったら、売り切れてました。
有名なんでしょうか?

↓観劇帰りに和光をパチリ



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今年はどんな一年になるかなぁ。

2008年01月13日 | 日常(主に自然の写真)
この場所からの眺めは、一年に一回くらいは見たくなります。
こっちはまだ田んぼが残っていて、向こうはニュータウン。
でも昔は、この道からの見晴らしは、こんなによくありませんでした。
この場所は山でしたから…
今後、ここからの眺めはどうなっていくのかなぁ。

日常の様々な進歩は私達にとって便利さや楽しみなどをもたらしてくれますが、ちょっと疲れてしまう時があります。
今「わぁ、すごい!」と思っていても、何年後かには古くなってしまう。
人間の求める物って無限ですね。
人間の進む道も無限です。

今年はどんな年になるかなぁ。
私はどんな道を進んでいくのかなぁ。
楽しみでもあり、ちょっと不安でもあります。

歩みののろい私ですが、焦らず今年も歩いていきます。

なんとなく思ったことを書いてみました。
サラッと読み流して下さい。

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初春大歌舞伎~松竹座~

2008年01月06日 | 歌舞伎・演劇・映画・本
2日の松竹座初日昼の部を観てきました。
紅白のお餅を楽しみにしていましたが、今年も頂きました。
お客さんも係の方も着物姿が多く、とっても華やかな雰囲気でした

①葛の葉
このお話は私の好きなものの一つです。
毎回、涙がこぼれそうになります
早替わりは見事ですね。いったいどうなってるのでしょうか?
きっと後ろではバタバタしてるのでしょうが、それを微塵も感じさせません。
宙乗りでは「待ってました~
この時だけは、3階席も特等席です。
扇雀さん葛の葉の悲しい表情が忘れられません。

②佐々木高綱
吉弥さんと言えば女方のイメージがありますが、男性の役もなかなかのものです。
今回の子之介も、若々しく好青年で、とても爽やかでした
この作品は、人物の個性がよく出ている作品なので、とても分かりやすかったです。
我當さんの高綱も人間味溢れていて、良い役でした。

③芋掘長者
昼の部は、ちょっと暗めの話が多い中、これだけは楽しく賑やかです。
ドキドキハラハラの連続。でもそれが笑いを誘います。
三津五郎さんって、本当に面白おかしい踊りもスラスラッとこなされますね。
お尻をピョコピョコ動かす所なんて、とっても可愛かったです
舞踊劇は苦手な私ですが、これは楽しく観ることが出来ました。

④沼津
藤十郎さんの十兵衛と我當さんの平作との、言葉の掛け合いが実に面白かったです。
なんせ、藤十郎さんの役は20代です。それを考えると、しゃべってる内容がかなり笑えました

上方歌舞伎はアドリブが多いと、テレビで藤十郎さんはおっしゃっていましたが、あれもアドリブなのかもしれません。とすると、毎回違う掛け合いで、お客さんを楽しませてくれているのかもしれませんね。

しっかり観ていたのに...途中寝てしまいました
多分寝たのはちょっとだけだと思うのですが
初めての沼津だったので、ちょっと人間関係がつかめずにいたのも原因かもしれません。反省…


今年の初歌舞伎も3階席。しかも5列目の最後列。
強烈だったのが大向こうさんです。
後ろに何人かいらっしゃったのですが、声が頭の後ろからかけられます。
大迫力を通り越して、ちょっと心臓に悪かったです
やはり上方役者には一際大きなかけ声がかかっていました
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謹賀新年

2008年01月01日 | 日常(主に自然の写真)
あけましておめでとうございます。
ブログを始めて3度目のお正月を迎えました

続けてこられるのは、この拙いブログを見て下さる方、コメントを下さる皆さんのおかげです。
本当にありがとうございます

今年も歌舞伎にどっぷり浸かり、ライブでワーッとはじけて、落語で大笑い
旅で心をリフレッシュし、仏の世界にも足を踏み入れつつある私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

早速、明日は松竹座で初春大歌舞伎を観てまいります

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