先日、兵庫県立美術館へムンク展を見に行ってきました。
朝一番で行ったからか、人は少なめで、絵画も間近で見ることができ、ゆっくりじっくり楽しむことができました。
ノルウェーを代表する画家、エルヴァルド・ムンク(1863-1944)。
ムンクさんは、絵画を一点一点でとらえるのではなく、連作としてとらえ、装飾的な絵画を目指していたようです。
今回の展覧会も装飾というものに焦点を当てています。
第1章〈生命のフリーズ〉:装飾への道
第2章 人魚:アクセル・ハイベルク邸の装飾
第3章〈リンデ・フリーズ〉:マックス・リンデ邸の装飾
第4章〈ラインハルト・フリーズ〉:ベルリン小劇場の装飾
第5章 オーラ:オスロ大学講堂の壁画
第6章〈フレイア・フリーズ〉:フレイア・チョコレート工場の装飾
第7章〈労働者フリーズ〉:オスロ市庁舎のための壁画プロジェクト
〈生命のフリーズ〉は生や死、男女、愛など、色んなテーマが見えてきますが、全て何か不安定な精神を感じました。
個々に見ていると、それだけのイメージになってしまいますが、生命のフリーズという一つの装飾としてみると、つながりが分かってくるような気がします。
ムンクと言えば『叫び』が有名です。
今回は残念ながら見られませんでしたが、『叫び』も〈生命のフリーズ〉の中の一点です。
“自然を貫く巨大で果てしない叫び声を聞いた”耳をふさいでも、目を瞑っても、逃げても逃げても追いかけてくる生命の理の謡。
『叫び』はその叫び声に耳をふさいでいる絵なのですね。
ムンクさんは、色々な所で装飾としての絵画を残しています。
私の印象に残ったのは、第5章のオスロ大学講堂の『太陽』です。
とても雄大な、力強さを感じさせる作品で、まるでゴッホのような色遣い。
また第6章のフレイア・チョコレート工場の装飾も、とても微笑ましく明るい絵画でした。
工場の社員食堂の壁画になっていて、現地の様子がビデオで流されていましたが、とっても素敵な食堂です。
ムンクさんが、それぞれの空間で、個々の作品をどのように組み合わせて一つの装飾を作り上げるかを、試行錯誤していた事がうかがえる展覧会でした。
実際ノルウェーの地へ行き、そこの風景を見、空気を吸って、ムンク作品を鑑賞してみたいなと思いました。
朝一番で行ったからか、人は少なめで、絵画も間近で見ることができ、ゆっくりじっくり楽しむことができました。
ノルウェーを代表する画家、エルヴァルド・ムンク(1863-1944)。
ムンクさんは、絵画を一点一点でとらえるのではなく、連作としてとらえ、装飾的な絵画を目指していたようです。
今回の展覧会も装飾というものに焦点を当てています。
第1章〈生命のフリーズ〉:装飾への道
第2章 人魚:アクセル・ハイベルク邸の装飾
第3章〈リンデ・フリーズ〉:マックス・リンデ邸の装飾
第4章〈ラインハルト・フリーズ〉:ベルリン小劇場の装飾
第5章 オーラ:オスロ大学講堂の壁画
第6章〈フレイア・フリーズ〉:フレイア・チョコレート工場の装飾
第7章〈労働者フリーズ〉:オスロ市庁舎のための壁画プロジェクト
〈生命のフリーズ〉は生や死、男女、愛など、色んなテーマが見えてきますが、全て何か不安定な精神を感じました。
個々に見ていると、それだけのイメージになってしまいますが、生命のフリーズという一つの装飾としてみると、つながりが分かってくるような気がします。
ムンクと言えば『叫び』が有名です。
今回は残念ながら見られませんでしたが、『叫び』も〈生命のフリーズ〉の中の一点です。
“自然を貫く巨大で果てしない叫び声を聞いた”耳をふさいでも、目を瞑っても、逃げても逃げても追いかけてくる生命の理の謡。
『叫び』はその叫び声に耳をふさいでいる絵なのですね。
ムンクさんは、色々な所で装飾としての絵画を残しています。
私の印象に残ったのは、第5章のオスロ大学講堂の『太陽』です。
とても雄大な、力強さを感じさせる作品で、まるでゴッホのような色遣い。
また第6章のフレイア・チョコレート工場の装飾も、とても微笑ましく明るい絵画でした。
工場の社員食堂の壁画になっていて、現地の様子がビデオで流されていましたが、とっても素敵な食堂です。
ムンクさんが、それぞれの空間で、個々の作品をどのように組み合わせて一つの装飾を作り上げるかを、試行錯誤していた事がうかがえる展覧会でした。
実際ノルウェーの地へ行き、そこの風景を見、空気を吸って、ムンク作品を鑑賞してみたいなと思いました。