夢夢散歩♪

自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

青春18きっぷ 乃木館

2023年12月31日 |     (四国)
善通寺市は自衛隊の街でもあるんですね。

善通寺の近くには陸上自衛隊 善通寺駐屯地が置かれています。
1898年(明治31年)に陸軍第十一師団が創設され、善通寺市に本拠を置きました。
初代師団長は乃木希典将軍。
街には今でも明治建築が残っています。



この赤煉瓦の建物は、旧陸軍第十一師団兵器庫です。
明治から大正にかけて建てられたもので、現在は倉庫として使われているそうです。

歩道の車止めは砲弾の形になっているのだとか。


ここには乃木館という資料館があります。


第十一師団司令部庁舎として建築されたこの建物、現在は1階が第14音楽隊が使用し、2階が資料館となっています。
初代師団長の乃木希典にちなんで乃木館となったそうです。
練習をされているのか、楽器の音が聞こえていました。


乃木将軍が1898年から2年8か月使っていた執務室が見学できます。
机や椅子も当時のまま保存されています。


乃木将軍に関する資料や歴代師団長資料、陸軍関連の資料、武器など様々なものが展示されています。
展示室に入ると、自動的に説明の音声が流れるので、あまり詳しくない人でも分かりやすくなっています。
たくさんの写真や手紙など戦争に関するものばかりなので、見学していてちょっとしんどくなってしまいました。
でも歴史を知るうえでは貴重な資料館です。

建物の前の広場には、本物の戦車などが展示されています。
初めて間近で見る戦車は怖かったです。

[74式自走105mm榴弾砲]


[V-107(しらさぎ)]


明治建築は他にもあります。
ここは旧善通寺偕行社(かいこうしゃ)です。


旧陸軍将校の親睦団体「偕行社」の社交場として建てられました。
この日はクリスマスコンサートが開かれていたようです。
カフェも併設されていて、窓が大きくとても開放感がありゆっくりできる空間でした。
ここでダイシもち麦入り焼きドーナツを食べる予定でしたが、売り切れで残念

この日は風がものすごく強くて体が冷えました。
香川と言えば、おうどんですよね。
もちろん食べてきましたよ!!
私が行ったのは大川製麺所です。



お店の右側の暗いところで注文し、代金を払います。
左側が食べる所になっていて、そこで待ちます。

私が注文したのは「乃木うどん」。580円です。


この乃木うどん、頑張る陸軍のために乃木将軍が考えたそうです。
特徴はお餅と鶏肉が入っていること。
麺はわりと柔らかめで、コシが強すぎる麺が苦手な私にはちょうどよかったです。
焼きたてお餅がまた美味しいの~
体もあったまって、大満足の昼食でした。





青春18きっぷで行った香川の旅。
一泊二日でしたが、とても楽しい旅となりました。

強風で止まっていた瀬戸大橋を渡る電車は、夕方から動き出しました。
瀬戸大橋を渡る手前で、電車が一時停車。
すごい風で車体が揺れていました。
これは渡れないのでは?と思いましたが、動き出した電車はすごいスピードで渡っていきました。
風の音がゴーゴーと鳴っていて、とっても怖い体験でした。
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青春18きっぷ 善通寺

2023年12月29日 |     (四国)
旅行2日目は善通寺駅からスタートです。
善通寺駅は1889年(明治22年)に讃岐鉄道の吉田駅として開業し、130年を超える歴史ある駅です。
入り口にある石段は、大正時代のものが今も使われているのだそうです。



駅から20分ほど歩くと善通寺に到着します。
善通寺は真言宗善通寺派の総本山。
弘法大師空海が自身誕生の地に建てた「真言宗最初のお寺」です。
高野山の金剛峯寺や、京都の東寺よりも先に建立されたお寺だそうです。

境内は、伽藍と呼ばれる東院と、誕生院と呼ばれる西院に分かれています。
赤門をくぐり広々とした東院の境内に入ると、ちょっと空気が変わった気がしました。



入って左側に立派な五重塔が建っています。
総けやき造りで、高さは43m。日本の木造塔として3番目の高さです。
ちなみに1位は京都の東寺、2位は奈良の興福寺です。



東院の境内には立派なクスノキが2本あります。
樹齢は千数百年と言われており、空海もこの木を見ていたかもしれませんね。

高さ30m、幹の太さ11m


高さ40m、幹の太さ10m


東院の壁沿いには、ずらっと五百羅漢がまつられています。


どれもものすごく個性的です。
石像の横に名前があるので、寄進で建てられたのだと思います。


このポーズ、どういう意味があるんでしょうか

東院を出て、西院へ向かいます。


仁王門の内側には大きな草履がありました。


御影堂は大師様が祀られています。


ここで戒壇めぐりをしました。
真っ暗な御影堂の地下通路を「南無大師遍照金剛」と唱えながら歩きます。
左側の壁を手で触りながら進んでいきます。
暗闇に目が慣れても、全く見えません。
壁から手を離したら、自分がどの方向に進んでいるのか分からなくなりそうです。
何も見えない中を歩くのは本当に不安で、一歩を踏み出すのがとても怖く感じました。

しばらく歩くとほんのり灯りが見えてきました。
そこには大日如来様が祀られており、お大師様の声が流れてきます。
ここでお大師様とご縁を結びます。
外へ出ると、なんだか生まれ変わったような不思議な感じを味わえました。

善通寺東院の赤門近くには、赤門七佛薬師があります。


お参りするとお乳の出がよくなると言われているそうです。
願掛けのおっぱい絵馬が可愛いです


善通寺西院の仁王門近くには、1896年創業の熊岡菓子店があります。
歴史を感じる店構えですね。


とても人気のあるお店で、私が着いた時はまばらだったお客さんが、買い終わったころにはずらっと並んでいてびっくりしました。
ここの名物はカタパン。
軍事食糧として考案されたものだそうです。
いろんな種類のカタパンがありますが、どれもびっくりする硬さです。
間違っても一気にガリっと噛んではいけません。
歯が欠けますよ~


この日は2時ぐらいには帰途に就く予定でしたが、強風で瀬戸大橋を渡る電車が止まっており、ゆっくり善通寺近辺を観光しました。
善通寺市は自衛隊のある街なんですね。
善通寺のすぐ傍に駐屯地がありました。
次回に書きたいと思います。
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青春18きっぷ 丸亀城続き

2023年12月25日 |     (四国)
2018年の西日本豪雨や台風の影響で、お城の南東側の三の丸や帯曲輪の石垣が大規模に崩落しました。
石垣復旧の情報発信拠点として2019年にオープンしたのが石垣復旧PR館です。



実際に現場を見ると、どれほど大きな崩落が起きたのかがよく分かります。



ここでは復旧の作業を間近で見ることができます。



現在の石材回収個数が表示されていました。
大きな石材を一つずつ回収していく…
気が遠くなる大変な作業です。





この石材をなるべく元の位置へ復旧するそうですから、本当に大変な作業です。

石垣復旧PR館では、石垣崩落の経緯や修復工事の過程が写真で紹介されています。
また、石工さんの道具や出土品などが展示されています。
面白かったのが、石垣積みを体験できるコーナーです。
小さな模型を使って、石垣を積むことができます。



本物の石でできており、石垣のミニチュアです。
石垣の仕組みがよく分かり、勉強になりました。
復旧工事の完了は、5年後の2028年の予定だそうです。

この日のお昼ご飯は「グリル エンマ」で。
ENMAって閻魔でしょうか??


高級そうな外観ですが、メニューを見るとそうでもありません。
しかもグリルって感じのメニューもありません


中はいたって普通のレストラン。というか食堂っぽい感じでした。
注文したのはチキンライスカレー。
写真を撮り忘れましたが、チキンライスにカレーがかかっているものです。
疲れた体にカレーが染みわたりました。
量がちょっと少なめだったのが残念です。

夜は丸亀名物の骨付鳥です。
こんなキャラクターまでいました。



『とり奉行 骨付じゅうじゅう』という名前で、骨付鳥の化身だそうです。
私が訪れた「骨付鳥 一鶴」では1953年から骨付鳥を売り出したそうです。
私、今回丸亀に行くまで骨付鳥が名物だとは知りませんでした。
お店にはたくさんの人が並んでいたので、テイクアウトしました。

宿泊した東横イン丸亀では、18時半から無料でおうどんが出たので、それと一緒に食べました。



写真の骨付鳥はひな鳥です。
柔らかくてとても食べやすかったです。
親鳥も食べましたが、かなり歯ごたえがあり顎が疲れました。
どちらも美味しいのですが、私にはかなりのボリュームでした。

一日目はこれにて終了。
翌日は善通寺へ行きました。
また次回に。

(東横インの窓から)
瀬戸大橋が綺麗に見えました。

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青春18きっぷ 丸亀城

2023年12月21日 |     (四国)
先週の15、16日に青春18きっぷで香川県に行ってきました。


6時過ぎに大阪の家を出て、丸亀駅に着いたのが12時過ぎでした。



荷物をホテルに置き、向かったのは丸亀城。
標高66mの亀山に築かれたお城で、別名亀山城とも呼ばれています。
天守までの石垣は4層に重なっており、石の城とも言われるとおり石垣の名城として有名です。



大手一の門です。
太鼓で時を知らせていたことから、太鼓門とも呼ばれています。


内部は見学できます。
今も正午には太鼓が鳴るそうですよ。


天守まではかなりの急坂を上ります。


おじいちゃんが「松山城とえらい違い」と言いながらひーひー登っていました。
松山城はリフトでスイっと行けますもんね。

↓昨年訪れた松山城です。

愛媛の旅(松山城) - 夢夢散歩♪

戦国時代の武将で、賤ヶ岳の七本槍で有名な加藤嘉明により築城されました。日本で12か所しか残っていない「現存12天守」のうちのひとつです。現存の12天守とは、江戸...

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立派な石垣です。
こんなに綺麗な曲線がよく作れますね。
当時の技術はすごいです。



かすんでいますが、讃岐富士が見えています。


立派な石垣を見ながら上っていきます。
天守まではもう少し。


天守に到着です。


丸亀城天守は江戸時代から残る現存12天守のひとつです。
高さは15mで三層三階造りの日本一小さい現存木造天守です。
中の階段が急すぎてとても怖かったです。



野面積みの石垣も少しだけ見ることが出来ました。


三の丸のほうには、抜け穴伝説の井戸や初期の野面積みの石垣を見ることができるそうですが、石垣崩落の修復作業のため立ち入り禁止になっており見ることができませんでした。

5年前に石垣が大きく崩落し、復旧工事の完了は令和10年の予定だそうです。
現在作業が行われています。



左上に見えている石垣復旧PR館にも行ってきましたので、また次回に書こうと思います。
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愛媛の旅(道後)

2022年05月27日 |     (四国)
道後温泉駅は、明治時代の駅舎を再現した駅です。
駅前には普段坊ちゃん列車があるそうですが、この日は日曜日だったので運行中でいませんでした。
松山市内は路面電車が走っていて、観光にも便利です。



駅前には「坊ちゃんカラクリ時計」があります。
音楽に合わせてカラクリ時計がせりあがり、小説「坊ちゃん」の登場人物が出て来ます。



道後と言えば道後温泉
道後温泉本館は現在保存修理工事中のため、ちゃんとした姿を見ることはできませんでした。
営業はしていますが、コロナが心配なので今回は見送ることにしました。
保存修理が終わったらまた訪れたいです。
その時にはコロナもおさまって、ゆっくり温泉につかりたいです。



夏目漱石や正岡子規も温泉に入ったそうです。
左にいる女性は、水戸黄門のお銀さんですよね



[圓満寺]
道後には恋のパワースポットとして有名なお寺があります。
圓満寺本堂の手前にある仏堂には「湯の大地蔵尊」と呼ばれるお地蔵様が鎮座しています。
3.67mもある大きな白塗りのお地蔵さまで、奈良時代の僧・行基が彫ったと言われています。



1855(安政2)年に道後温泉のお湯が止まってしまった時があり、お地蔵様に祈願すると再びお湯が湧き出たとのこと。
そのことから「湯の大地蔵」と呼ばれるようになったそうです。
また、道後が長い歴史の中で大きな火災に遭わずにきたことから「火除け地蔵」としても親しまれています。
火除けが転じて、浮気封じや夫婦円満のご利益があります。
また恋愛成就や良縁祈願、延命長寿、病気平癒など、たくさんのご利益があるとされています。



こちらには願いを祈願するアイテムがあります。
カラフルなお手玉のようなものは「お結び玉」で、手に乗せて願い事をし境内に結びます。持ち帰ることもできます。
お結び玉の下のものは「えまたま」です。願い事が書けるようになっています。

どちらもお地蔵さまが左手に持っている湯玉がモチーフになっています。
湯玉は道後温泉のシンボルで、湧き上がる湯の泡を表していると言われています。

[伊佐爾波(いさにわ)神社]
ここもパワースポットとして知られているそうです。
長い階段…でもその上には朱塗りの社殿が見えています。
頑張ってのぼりました。



上から見ると、なかなか急な階段です。



のぼった先には美しい社殿がありました。
日本に3例しかないという八幡造で、この伊佐爾波神社、大分県の宇佐神宮、京都府の石原水八幡宮が八幡造なのだそうです。
あまり時間がなくゆっくり見れなかったのが残念です。
次回は道後温泉とともに、こちらの神社もじっくり見たいと思います。



道後から帰途につく途中、坊ちゃん列車と遭遇しました。
少しでも見られてよかったです。



道後温泉にも入りたいし、坊ちゃん列車にも乗りたいし、伊佐爾波神社もじっくり見たいし。
これは絶対にまた道後に行かなければいけません
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愛媛の旅(松山城)

2022年05月24日 |     (四国)
戦国時代の武将で、賤ヶ岳の七本槍で有名な加藤嘉明により築城されました。
日本で12か所しか残っていない「現存12天守」のうちのひとつです。
現存の12天守とは、江戸時代までに建造され現在まで残っている天守のことです。
弘前城(青森県)、松本城(長野県)、丸岡城(福井県)、犬山城(愛知県)、彦根城(滋賀県)、姫路城(兵庫県)、松江城(島根県)、備中松山城(岡山県)、丸亀城 (香川県)、松山城(愛媛県)、宇和島城(愛媛県)、高知城(高知県)がそのお城です。

松山城は立派な石垣、門、塀、櫓、多くの狭間や石落を備えています。



天守は見えるのに道は迷路の様になっていて、なかなかたどり着けません。
まぁ、すぐにたどり着けるお城はあまりないですね



お城は標高132mの山頂に立っています。
天守からの眺めは素晴らしく、最上階は標高161mあるそうです。
松山の街を360度見渡すことができます。



上まではロープウェイかリフトで行くことができます。
もちろん歩いても行けます。
4つのルートがあるようですが、かなりきつい坂道が続くようです。
歩いていく場合は30分程だということなので、歩けないこともなさそうです。
と言いながら、私は往復リフトに乗りました



天気が良ければリフトをおすすめします。
時間は約6分。
ロープウェイは約3分らしいので、ゆっくり楽しめます。
特に下りは街の景色が見られて綺麗ですよ。
風も気持ちいいです~
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津嶋神社(香川県三豊市)

2022年05月20日 |     (四国)
前回投稿した撮り鉄旅の1枚目の写真奥に写っている神社です。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島にお祀りされている「津嶋神社」といいます。
子供の守り神として知られていて、本殿までの橋は250mあるそうです。



この橋はご覧の通り普段は渡ることができません。
毎年8月4日と5日の夏季例大祭の時だけ橋板が架かり参拝することができます。
この橋は「つしま橋」という名前ですが、別名「しあわせ橋」とも呼ばれ、この橋を渡ると幸せが訪れると言われているそうです



最寄り駅はJR予讃線の「津島ノ宮駅」ですが、この駅は例大祭の8月4日と5日のみ停車する臨時駅です。
普段は停車しないので注意が必要です。



この日はあいにくの曇り空だったので綺麗な写真は撮れませんでしたが、晴れた日や夕暮れはとても美しい風景が見られるそうです。
いつか例大祭に電車で訪れてみたいです。
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撮り鉄旅(JR四国)

2022年05月18日 |     (四国)
JR四国が14日と15日に開催した「キハ47気動車でゆく復刻いよ号・うわじま号の旅」で走る急行列車を見てきました。
上の写真が、14日に高松~松山間を走った「いよ号」です。
香川県三豊市で撮影しました。
国鉄時代に施された朱色のカラーで、鉄道ファンからは「タラコ色」と呼ばれています。

奥に見えるのは、海上の神社「津嶋神社」です。
陸と神社をつなぐ橋は、年に2回だけしか渡れません。

下の写真は、その津島神社の最寄り駅「津島ノ宮駅」から撮った特急列車です。
この駅は海上の神社に渡ることができる2日間だけ営業するという幻の駅です。
すごい勢いで走り去る迫力満点の特急列車が見れました。



15日は朱色のタラコ列車は「うわじま号」として松山~高松間を走りました。
写真は愛媛県松山市で撮影したものです。
14日も15日も雲が多いお天気でしたが、タラコ色の列車は元気に走っていました。



特急も気持ちよさそうに走り去ります。



夕方は愛媛県伊予市のJR下灘駅へ。
JR予讃線の無人駅です。



目の前に伊予灘が広がっていて絶景です。
映画やポスターにも登場している駅で、雑誌やテレビでも取り上げられたりして有名です。



雲が多かったのですが、とても美しい風景を見ることができました。



今回は夕日の駅を見たので、次回は晴れた日の真っ青な海が広がる駅を見たいです。



鉄道写真の撮影の合間に観光もしたので、それはまた次回に
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青春18切符の旅…1

2006年08月12日 |     (四国)
滋賀へ行った次の週、青春18切符を使って母と旅をしてきました
18切符ってすごいですね。
2300円でJRが1日乗り放題です

今回向かったのは、四国 香川県のこんぴらさんです。
大阪駅から乗り換え乗り換え岡山駅まで
途中、相生駅から岡山駅までの約一時間は、座る事が出来ず、しかもギューギュー詰めで動けないし、かなりきつかったです

岡山駅からは、マリンライナーに乗って瀬戸大橋を渡り四国入り。



車窓からの眺めがとても綺麗で気持ちよかったです

琴平駅に着いたのは、12時過ぎでした。



洋風の駅舎の前には燈籠や狛犬がいて不思議な感じでした。
鏡獅子もお出迎えしてくれました。



朝6時半に家を出たので、約5時間半の列車の旅でした

駅から少し歩くと大きな燈籠がありました。



高燈籠と言われ、高さ日本一なのだそうです。

宿に荷物を置き、まず行ったのが「こんぴら歌舞伎」で有名な金丸座です。



春に開催されたままの状態でした。



私はこんぴら歌舞伎は見た事がありません。
行きたい行きたいと思いつつ、春は花粉症がひどいので敬遠しています
ここは天保6年に建築され、現存する日本最古の芝居小屋です。
催し物が行われていない日は、中を見学する事が出来ます。



花道も舞台も歩き放題
花道を歩ける機会なんて滅多にないので、嬉しかったです

奈落(舞台や花道の床下)も見学する事が出来ました。
金丸座は廻り舞台、セリ、すっぽん、すべて今でも人力で動かしているのだそうです。本当に昔ながらの芝居小屋。
たくさんの人の力なしでは、出来ない芝居小屋です。

天井はブドウ棚と呼ばれる作りになっていました。



約500本の竹を編んで作っているそうです。
花吹雪を散らす時はこの上から散らし、客席も花吹雪で真っ白になるそうです。
劇場全体に花吹雪が散るなんて、想像しただけで感動します。
それを聞いた時、すっっごく体験してみたくなりました
来年は行ってみようかなぁと思っています。

金丸座を出て、こんぴらさんを目指しました。
この日の暑さも勘弁して欲しいくらいでした
さらにこんぴらさんの石段。覚悟はしていましたが、干からびるかと思うくらい汗をかきました。



大門に到着した時、「最後まであがれるかなぁ?」とかなりバテてました。
でも御本宮まではまだ半分しか来ていません。

途中、かわいい犬がいました



お参りする事の出来ない飼い主に代わって、お参りをしたそうで、「こんぴら狗」と呼ばれています。
笑いを誘う顔を見て、少し疲れが消えました。

頑張ってさらに階段をのぼると、見えてきました。



「やっとか…」と思ったのも束の間、そこは旭社。
御本宮までは、まだまだでした。

もうひとがんばり



着きました~
本宮からの眺めです。



お参りを済ませ、景色に夢中になっていたので、御本宮の写真を撮るのを忘れてしまいました

御本宮までの石段が785段。
ここから奥へ、さらに583段行くと、奥社があります。

行く前は奥社まで行く気満々だったのですが、もう暑さで疲れて疲れて、母も私もヘトヘトでした。
本宮からの景色を楽しんでいると、母が奥へと進んでいきます。
「どこへ行くんだろう?」と思って聞くと、「奥社」と言います。
母の行く気満々ぶりには驚きました



人通りも少なくなり、木々も生い茂り、日陰になっているので少しはマシでした。
でもやはり暑いです。
石段をあがっても、あがっても、まだまだ着きません。
「あがりきった~」と思ったら、またその先に石段です

奥社が見えた時は、本当に嬉しかったです



ここには上方の岩壁に天狗面があります。



      ↓

 

これは苦行に明け暮れた修験者達の天狗信仰によるものだそうです。

階段合計1368段。よく歩きました

奥社からの眺めです。
のぼりきった達成感を味わいました。(大げさ??)



一息ついて、下山。
これがまた大変でした。
階段を下りていると、やはり膝に負担がかかるようで、途中から膝がガクガクになってしまいました

大汗をかいてしまったので、宿に帰ったあとは温泉に入ってのんびりしました。
やはり、夏に歩き回るのはちょっと無謀です。
と、何回も思い知らされているのですが…
やっちゃうんです

翌日、琴平駅を出発。



さようなら~、こんぴらさん
今度はまたこんぴら歌舞伎の時に、しっかりマスクをして来ます(笑)

この日も18切符を使って大阪へ向かいました。
もちろん、まっすぐ帰ることなく、途中下車しました。

つづく
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